06/01/11 17:03:20 P0bBBRUs0
Й月σ日 ルーファウス
裸に靴下で逆立ちという奇妙なツォンの行動を見て、思い出した事があった。
ルードだ。
確か彼はツォン拘束時、全裸だった。
私の知るルードは寡黙で生真面目、上司にも忠実という優秀な部下だ。
…いや、待て。
つまり彼はツォンが洗脳するには、もってこいの相手という事になる。
私はとんでもない見落としをしていたのかも知れない。
もしかすると、ルードはレノやイリーナとは比べ物にならない程にアンゲロ状態が深い可能性がある。
そう思った私は、ソルジャー数十人を率いて、ルードの部屋へ来た。
私が部屋に入るとルードは丁寧に挨拶をして、お茶を入れてくれた。全裸で。
…異常だ。
私が謹慎中の彼の生活について聞いてみた。
すると、ルードはいつでも任務へ戻れるように体を鍛えていたと答えた。全裸で。
ブリッジや逆立ちをするのかも聞いてみたが、ルードはそんな変な事はしないと否定した。全裸で。
その答えを聞いて、私はホッと胸をなでおろした。
彼はやはりアンゲロリーナと無関係だったようだ
「では、君はアンゲロリーナとは無関係なのだな?」
私がそう言うとルードはこう答えた。
「アンゲロリーナ?なんですかそれは?私が信じるのは相棒だけですよ、フォーーーーーーーーーーー!!」
…相棒?…レノの事か?
まさかルードをこんな状態にしたのはレノなのか…?
明日にでもレノの所へ行き、事情聴取をしなければならないようだ。
まったく…ツォンの事だけでも頭が痛いというのに、困ったものだ。