【キモヲタが】赤裸々タークス日記【見てる】at FF
【キモヲタが】赤裸々タークス日記【見てる】 - 暇つぶし2ch44:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/11/06 18:10:18 WXp726oj
  □月 ξ日 レノ
イリーナ見つかんねぇ。さすがかくれんぼマスター。
とか暢気に言ってる場合じゃなかったんだよ。あいつは本当、ドジ後輩だ。それを再認識した。
「イリーナの奴。どこまで行ったんだ?昼休み終わっちまうじゃねーか、と」
俺は仕方なく、敬遠してた宝条の研究室がある階まで行った。あー、空気わりぃ。
その時だった。
「おっ、イリーナ見ーつけ………─」
「……えっ!!?あっ、先輩!もー、早すぎ!」
そんな会話してる場合じゃねぇ。イリーナが今まさに足を踏み入れようとしている金属のカタマリ。
そこから、金属コードのような、グロテスクな触手がイリーナを絡めとろうとしてるのが見えた。
イリーナは気付いていないのか、そこから動かない。ヤバい。ヤバすぎる。俺の勘はあたるんだぞ、と。
「イリーナっ!!!」
「え?………きゃああああっ!!!」
俺が走り出すと同時に、その触手がイリーナの腕を絡め取った。凄い力だ。引き剥がせない。
電磁ロッドでその触手を切断するが、後から後から触手は出てくる。キリがねぇ。
誰かを中に引きずり込むまで、止まらないんだ。俺はやっと理解した。
「くそっ!!」
再び触手が、突然の出来事に立ち上がれないイリーナを捉えようと伸びる。
俺はほとんど無意識に、背負っていたクマエルを、触手に向かって──投げた。
触手はクマエルを絡め取ると、満足したのかゆっくりと金属シェルターに戻っていった。
ゴボゴボという音とともに、クマエルが溶けてゆく。おぞましい光景だ。あと一歩遅れていたら……。
「せ、先輩……ありがとうございました。でも………良かったんですか?(クマエル)」
「………いいんだぞ、と」
その瞬間、俺の中の何かが落ちたような気がした。憑き物のような何かが。
ここ数日、アンゲロじみた何かに囚われていたような気がする。
そこから抜け出せたんだから、イリーナに感謝しないといけないかもしれないな、と。

ちなみに、ツォンさんは64階のトイレに隠れようとしたらしいが、間違えて女子トイレ入ったらしくて
「いや、違うんだ。私はけして痴漢ではない。すいませんお願い社長には言わなry」
って半泣きで懇願してた所を保護した。
ルードは最初から隠れる気が無かったらしく、いつもみたいにトレーニングしてた。全裸で。


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