05/12/15 07:01:44 Mde44MG+0
∴月⇔日 ルーファウス神羅
今日の昼1stソルジャーを50人連れてツォンの所に向かった。
前々から様子がおかしいとは思っていたが、その時の光景は常軌を逸していた。
その時ツォンは本社の外の比較的人目につかない所にいたのだが、
クマエル~だとかアンゲロリーナの使者等と意味の分からないことを呪文の様に呟き、
時折ンーーーワワワワーーーーとかヲーーーヲヲヲーーーヲーーー等と奇声を上げながら人間とは思えない動きで動き回っていた。
・・・いや、今思えば本人は踊っているつもりだったのかも知れない。
ツォンは私たちが見ていることに気付くと筆舌に尽くし難い表情で私たちを凝視した。
その表情というのが、泣きながら喜びながら悲しみながら楽しみながら哀しみながらそれでも快感を得ているような・・・
いや、何を書いているんだ私は・・・。
とにかく、あの時のツォンの顔は私ですら悪寒が奔ったほどのものだった。
そしてツォンは数秒間私たちを凝視した後、何故か今度は笑顔になり今の呪文を社歌にしたいと言い出した。
私は唖然としたが、何とか平静を装いやんわりと断った。私はここで本来の目的を思い出し、例のビタミン剤について問い質した。
事としだいによってはツォンを拘束するつもりで来ていたが、アレは宝条から貰った物で、自分は何も知らないと言う。
確かにツォンにおかしな薬品を造る技術があるとは考え難いが、今のツォンは明らかに異常だ。
宝条のところには明日にでも向かうとして、ツォンに付いても調査をする必要があるだろう。
それにしてもまだ体の調子がおかしい。医者の薬は効いている気はするのだが・・・。
余談だが、ツォンの話によるとあの呪文はクマエル賛歌と呼ばれ、レノが作曲したらしい。
聞いてもいないのに嬉しそうに語っていた。
まさかレノまで・・・・・?