かなり真面目にFFをノベライズしてみる。その3at FFかなり真面目にFFをノベライズしてみる。その3 - 暇つぶし2ch■コピペモード□スレを通常表示□オプションモード□このスレッドのURL■項目テキスト502:299 05/11/18 19:51:23 aluXxVi30 FINAL FANTASY IV #0266 4章 3節 山間(51) 「それで、パラディンになった感想はどうだ?」」 重い雰囲気を晴らそうとしてか、長老が話題を切り替える。 「正直、今になっても実感はありません。本当に僕が……って感じで」 その場を取り繕う為の方便でもなければ、遠慮しての事でもない。率直な感想であった。 「それに力に馴染むのには、少しばかり時間がかかりました」 「どういう事だ……」 「ええ、この力を手にしてから下山しようとした時でした。幾度か魔物の群れに遭遇して戦闘に突入する事が あったのですが、戦おうにも最初はなかなか力を発揮する事ができませんでした」 「ほう……」 長老の反応を待った後、セシルはさらに続けた。 「でも。戦闘を重ねていく内にだんだんと力の使い方が分かってきました。今では特に問題はありませんよ。 おかげで下山してここめで帰ってくるのに結構な時間がかかりましたが」 もし、チョコボに乗らなければもっと時間がかかったであろう。 503:299 05/11/18 19:52:22 aluXxVi30 FINAL FANTASY IV #0267 4章 3節 山間(52) 「それと、ちょっと気になることが……」 ふと思い立ったかの様にセシルは口を開く。 「山頂での試練の際、剣を授かったのですが、この剣、よく見てください……」 セシル自身も下山の折、剣を扱っていく中で、偶然にも気づいた事だった。 刃の部分に何か文字らしきものが深く刻み込まれていた。 「幸い、文字が読み取れない事は無かったのですが、何について書かれているのか長老に伺っておきたい と思いまして」 一度、セシルも全てに眼を通したのだが、今ひとつその言葉が何を意味するものなのかが分からなかった。 だが、長老なら何か分かるかも知れない。 「剣にはこう書かれています……」 次ページ最新レス表示レスジャンプ類似スレ一覧スレッドの検索話題のニュースおまかせリストオプションしおりを挟むスレッドに書込スレッドの一覧暇つぶし2ch