FF・DQ千一夜物語 第五百五十二夜の2at FFFF・DQ千一夜物語 第五百五十二夜の2 - 暇つぶし2ch■コピペモード□スレを通常表示□オプションモード□このスレッドのURL■項目テキスト50:名前が無い@ただの名無しのようだ 05/09/13 21:55:45 41Hs+YIP 保守 51:月面人 05/09/14 18:53:39 4P120CTp セシル・ハーヴィは月面人であるため、地球人に愛着を持つことができない。 人間を相手にすると困ってしまう。僕はどうしたらいいんだと、いつも悩む。 昨日セシルは軍を脱走した。脱走するとき、一人の少女を持って逃げた。 少女は抵抗し、セシルを殺そうとしたが、それはできずに気絶した。 いまはベッドの上に置いてある。 セシルは昨日、この少女の住んでいた村を焼き払った。 そのとき、はずみで少女の母親を殺してしまったのだった。 ベッドの脇に座り、少女の寝顔を見ながら、セシルは考える。 さあ、僕はどうしたらいいんだ。 こつこつとノックの音がする。セシルはふらりと立ち上がった。 こんな場末の宿に、訪ねてくる者がいるとは思えない。 「誰だい」 「カイン・ハイウィンドさんですね。お話があります」 それは偽名だ。ちょっと待ってくれと答えながら、セシルはいきなりドアを蹴り開けた。 兵士は五人。おびき出された状況だが、セシルは地球人ではない。 抜刀もろともに空を薙ぐ。剣刃からダークな衝撃が走り、兵士らをなぎ倒した。 一撃で終わり、声もなし。セシルは敵への関心を失った。 剣を納めてふり返ると、ベッドの少女が目を見開いて見ていた。 さっと毛布を引き上げてすくむ。セシルは笑顔をしてみた。 「やあ。なんというか、君を守ることにしたよ」 ケットから目だけ出して、大きな目を一杯にして、少女はふるふる震えた。 こんなふうに誤解されても困る。…僕はどうしたらいいんだ。 次ページ最新レス表示レスジャンプ類似スレ一覧スレッドの検索話題のニュースおまかせリストオプションしおりを挟むスレッドに書込スレッドの一覧暇つぶし2ch