05/08/08 20:50:40 b10bHGrp
>>129
「! シドのおじいちゃん!? おじいちゃんなのね!」
「む? わしをおじいちゃんなどと呼ぶその声は……リディア! お前さんもこのレースに!?」
シドと呼んだその初老の男を見るやいなや、リディアが声を上げ、そのまま勢いよく抱きついていった。
「みんな紹介するわ、シドのおじちゃんよ! 前に一緒に戦った仲間で、飛空艇を扱わせたら一番なんだから」
どうやら、リディアの知り合いらしい。
先程の点呼では呼ばれていないが、ジタン達と同じ艇に乗る気のようである。
「まあ、そういうことじゃ! よろしくな!」
「本当かどうかあやしいクポ~」
「ぬぬっ、疑うのか!? この……この……白いもこもこが!」
「! もっ、もこもこって何クポ!! ボクにはモグっていう名前があるクポ!」
「お、親分いじめる、許さない!」
「……な、なんともにぎやかになってきたね」
手元のはぐりんを撫でながら、トンヌラは苦笑いを浮かべた。