05/07/07 19:07:14 BUsNeKao
ククールにはごまかしたが、自分が本当に願ったことは別にある。
それはどんなに頑張っても決して叶えることのできないもので。
だからこそ、聖なる女神像に打ち明けずにはいられなかった。
…願うだけなら許されるだろうと思うから。
―ああ、女神像様。このエイト、一生のお願いです。
この手では叶えられない、一生の願い。
それは。
―どうか呪いの解けた姫様とラブラブな関係になれますように。
勇者の一行が女神像の真実を知るまでには、まだしばらくの時が必要だった…。
(終)