05/07/11 17:40:50 ng2TXcaU
3主「どうした? 知ってるヤツなのか?」
6主「ああ、忘れるものか。魔王ムドーの顔を……」
3主「ムドー?」
6主「ああ、何故こんなところにいるのか分からんが、倒すぞ。」
ムドー「わっはっはっはっ。この私を倒そうなぞ甘く見られたものだな。」
3主「!」
ムドー「愚か者め! 石となり永遠の時を悔やむがよい!
6主「くっ!」
*「起きなさい。起きなさい私のかわいい3主や……。」
3主「……ここは?」
*「おはよう3主。もう朝ですよ。」
3主「か、母さん!」
3母「どうしたの? そんなに驚いて。」
3主「え、いや……」
3母「今日はお前16歳の誕生日だったわね。」
3主「そうだっけ。……あ、今日お城に行くんじゃないの?」
3母「お城に何の用があるんだい?」
3主「冒険に出るんだよ。父さんの仇を討つために!」
3母「おかしな子だね。父さんなら家にいるわよ。」
3主「え?」
3母「今日は家族みんなでお前の誕生日をお祝いするんじゃないの。」
3主「そう……だったね。」
3母「ところでこのきれいな鏡は何? お前の道具袋に入っていたけれど。」
3主「ああ、それはラーの鏡だよ。……あれ、何で俺はそんな鏡を……」
3主「はっ!」
6主「よかった。お前もラーの鏡を持っていたんだな。」
ムドー「わっはっはっはっ! ラーの鏡を持っていたとはな!
よろしい。それほどまでにこの私を倒したいというなら
夢よりもはるかに恐ろしい現実というものを見せてやろう。」
982:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/07/11 17:42:01 ng2TXcaU
2主「凄いな。5主はドラゴンになれるのか。」
5主「ドラゴンの杖さえ使えば誰でもなれるよ。」
2主「今度俺にも貸してくれよ。」
5主「いいよ、でも4主の前ではやるなよ。……無駄話はここまでだ。見ろ敵がいるぞ。」
ジャミラス「お初にお目にかかる。私の名前はジャミラスだ。」
2主「おお、鳥がしゃべったぞ。」
5主「そのセリフも4主の前では言うなよ。」
ジャミラス「おい! 人の話を聞け!」
2主「お前鳥だろ。」
ジャミラス「やかましい! とにかくお前たちは先ほどの戦いで消耗しきっていることだろう。
そんな状態で私が相手になるのだ。お前たちに万に一つも勝ち目はないのだよ!」
5主「……お前、マドハンドたちを捨て駒に使ったのか?」
ジャミラス「その通り。これが上に立つものの戦い方だ。
お前たちも人の上に立つものらしいが戦い方を知らんようだな。」
5主「俺たちのことも調べてあるのか。」
ジャミラス「さよう。たとえばそのゴーグルの男が父親の捨て駒にされたことも調べてある。」
5主「2主、こんな奴の言う事を聞くことはないぞ! 覚悟しろジャミラス!」
ジャミラス「よかろう……。この私が自らその肉を割きはらわたを喰らいつくしてやろう!
さあもがくがよい。愚かなる人間どもよ。」
7主「見て、1主さん。思ったとおり潮が引いて先に勧めるよ。」
1主「本当だ。よく気がついたな。さすが海の男だ。」
7主「えへへ。」
1主「よし、早速行ってみよう。」
7主「うん!」
1主「何かいるな。」
7主「見たことあるよ。グラコスっていうモンスターだ。」
1主「あいつがルーラをかき消していたのか?」
7主「多分そうだよ。アイツを倒せば帰れるよ!」
983:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/07/11 17:43:55 ng2TXcaU
デュラン「どうした? そんな調子ではここで待った甲斐がないというもの。」
4主「お前、やっぱり足引っ張ってるじゃねーか!」
8主「4主さんが僕のタイミングに合わせてくださいよ。」
デュラン「お前たちは強い。しかし、お互いの力を殺しあっている。そんなことでは私に勝てぬぞ。」
8主「4主さん、このままでは2人ともやられてしまいます。そこで僕に妙案があります。」
4主「どんな案だ?」
8主「4主さんがアイツと戦っている間に僕が逃げます。2人ともやられるよりはマシでしょう。」
4主「話は分かった。表へ出ろ。」
8主「戦闘中なので無理です。」
4主「貴様、それならお前が囮になるって選択肢もあるよな。」
8主「それでもいいですよ。その代わり絶対逃げ切ってくださいね、4主さん。」
4主「え? お、おい!」
8主「行きますよ! メ・ガ・ン……」
ムドー「なぜだ……!? こんな虫ケラどもにこの私がやられてしまうとは……。」
3主「夢の世界に引き釣り込む技が封じられれば3流魔王だったな。」
6主「……夢の世界はどうだった?」
3主「そうだな。あの世界に行ったのが俺でよかったと思った。
他の奴らだったら夢から覚めるのが辛い奴もいるだろう。」
6主「そうだな。」
3主「いや、お前だっていろいろ辛い目にあってるんだよな。」
6主「俺は夢の世界でバーバラと出会えた。辛いことなんてないさ。」
3主「だが、彼女は……」
6主「離れ離れになるって? しかし出会った以上必ず別れはやって来るんだぞ。
バーバラには肉体がなかった。夢の世界じゃなきゃ出会えなかったんだ。
分かれることが不幸だと思うと出会えた幸せも否定するするようで嫌なんだ。」
3主「そうか。お前は強いんだな。」
6主「俺は夢の世界にどっぷりつかって大切なことを忘れちまった馬鹿な男だよ。」
3主「それはお前のせいじゃないよ。」
6主「そうかもしれないしそうじゃないかもしれない。ま、どっちでもいいさ。さ、帰ろう。」
984:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/07/11 17:47:03 ng2TXcaU
ジャミラス「思ったよりやるようだな! ここはいったん引かせてもらうぞ!」
5主「そうはいかないよ。」
ジャミラス「しかし、空を飛べる私を捕まえることができるかな?」
5主「俺には無理だな。だが……オリオン君!」
ジャミラス「え?」
5主「さっき倒して仲間にしたゴーレムのオリオン君だ。彼なら十分届くぞ。」
ジャミラス「そ、そんな! こ、この私が……。」
5主「お前の敗因は部下を捨て駒に使ったことだよ。」
2主「いつの間にか仲間にしていたんだな。」
5主「……2主、前から言おうと思ってたことがあるんだけどいい機会だから言うぞ。」
2主「なんだ?」
5主「お前の父親がお前をハーゴン討伐に向かわせた理由さ。」
2主「どういうことだ?」
5主「ハーゴンって城をひとつ滅ぼそたんだよな。
だからローレシア王は今度は自分のところが危ないと思ったんじゃないかな。」
2主「だから先手を打って俺を討伐に向かわせたのか?」
5主「いや、君が城にいたら危険だから何とか城から外に出したかったんじゃないかな。
ハーゴンが攻めてくると言ったらきっと君は城から出ようとしなかっただろうからね。
こんなこと言うとロンダルキア攻略を止めるんじゃないかと思って黙っていたんだけどさ。」
2主「そんなことないぞ。ローレシアをせめて来るなら一刻も早くハーゴンを倒さないとな!
親父はハーゴンがローレシアに攻めてくることを知っていたのか。親父は凄いな。」
5主「……ああ。親って言うのは凄いんだ。さて、みんなのところに帰ろうか。」
985:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/07/11 17:48:59 gkXpak4N
規制解除
986:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/07/11 17:51:05 ng2TXcaU
グラコス「げはっ!」
1主「あっけなかったな。ま、魚が漁師に勝てるわけないよな。まして史上最強の漁師に。」
7主「1主さん! 早くここから離れよう。こいつ最後に津波を起こしたよ!」
1主「なに、こんなところにいたら飲み込まれちまうぞ!」
7主「あの崖に生えてるツタを登って行けば……うっ!」
1主「どうした?」
グラコス「げははっ! 最後の力を振り絞ってしびれくらげの針を刺してやった!
もうそいつは自力で動けんぞ! このまま海の藻屑となるがいい! ぐぶっ!」
7主「1主さん! 僕に構わず避難して、ぼ、僕は海の男だ。海で死ねるなら……」
1主「ストップ! 言っただろう。何とかするのが勇者ってものだって。勇者なら諦めるな。」
7主「で、でも……」
1主「おれの知ってる勇者は『そんな酷い』を繰り返して決して諦めなかったぜ。」
7主「(その人勇者じゃない。)」
1主「勇者の力を侮るな。あんな崖、お前を抱えたままでも登って見せるさ。」
987:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/07/11 17:54:52 ng2TXcaU
4主「待て!」
8主「もがもが。4主さん、口を塞がないでくださいよ。トルネコさんじゃあるまいし。」
4主「俺のために誰かが犠牲になるのはもうたくさんだ。人のトラウマ思い出させやがって……」
8主「ぼ、僕はそんなつもりじゃ……はっ!」
4主「な? いや、とにかくこいつの相手は俺がする。
お前は逃げるでもなんでも好きなことをしろ。」
デュラン「メガンテをとめたのは賢明な判断だ。そんな魔法私に通用しないからな。
しかし、お前1人で私の相手をしようなどとは、私もなめられたものだな。」
4主「なめてるかどうかは戦ってみれば分かるぜ。」
デュラン「なるほど、確かに言うほどのことはあるな。しかし、この勝負私の勝ちのようだ。」
4主「……くそっ。」
8主「お待たせしました4主さん。後は僕に任せてください。」
デュラン「ん? 貴様は逃げ帰ったのではなかったのか?」
8主「僕は逃げてはいませんよ。隠れてはいましたけどね。」
デュラン「そのまま隠れていれば良いものを。」
4主「……ただ隠れていたわけじゃねぇよ。8主はずっとテンションをあげていたんだ。」
デュラン「み… みごとだ……。完全に私の負けだ……。
ふぁっふぁっふぁ。仲たがいをしていると見せかけてあんな作戦を立てていたとはな。
だが、卑怯とは言うまい。見抜けなかった私が甘かったまでのこと。ぐふっ!」
4主「作戦なんて立ててねぇよ。あれは8主が勝手にやったことだ。」
8主「そうですよ。作戦なんて立てても4主さんは3歩あるいたら忘れちゃいますもんね。」
4主「話は分かった。表へ出ろ。」
8主「いいですよ。もう、こんなところに用はないですからね。
でも、みんなのところに帰るまでは休戦にしませんか?」
4主「なんだと?」
8主「僕はいいんですけど4主さんもうルーラできるMPないでしょう。
そもそも4主さんってルーラにMP8も消費する無駄遣いですもんね。」
とりあえず話は僕のルーラで帰ってからにしましょう。」
988:ラスト
05/07/11 17:56:38 ng2TXcaU
6主「キアリク。」
7主「ありがとう、6主さん。」
5主「4主にベホマ。これで全員元通りかな。」
3主「というか、モンスターがいるのはなんなんだ?」
5主「紹介しよう。ゴーレムのオリオン君だ。」
オリオン「ぐごご。」
6主「他に体調悪い奴いないか?」
1主「俺はまだちょっと肩が凝ってる。」
7主「ゴメンね1主さん。」
2主「俺が肩叩いてやろうか?」
1主「いや、やめて。」
3主「しかし、あの魔王たちはなんだったんだろうな。」
6主「分からん。パラレルワールドみたいな世界に飛ばされていたのかもしれないな。」
8主「僕の錬金釜も無事みたいですよ。」
4主「今回のことの原因はその錬金釜だったな。」
8主「元はといえば3主さんがもっと危ない水着を作りたいって言ったんですよ。」
3主「いや、それは5主がだな。」
5主「待てよ。そもそもこのアイデアを思いついたのはだな……」
7主「もうそんなことどうでもいいよ。みんな無事に帰って来れたんだからさ。」
4主「……ああ。そうだな。」
8主「そうですね。」
1主「いろいろあるけどこれからも楽しくやっていこうじゃないか。」
全員「賛成!」
989:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/07/11 18:03:32 eOrIg8CE
乙。
危ない水着でパラレルワールドに飛ばされるだなんて、本当に危ない水着だな。
990:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/07/11 18:03:50 gkXpak4N
>978-984 >986-988
大作乙です。
8主のメガンテのとこで泣きそうになった。
991:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/07/11 18:18:54 mJdtwkda
世界中も泣いた
大作GJ!
992:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/07/11 18:19:54 6u2913NO
そろそろ1000
993:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/07/11 18:22:35 3y8iEaHT
4主「まだだ、あせるなよ2主。」
994:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/07/11 18:32:33 LPv8HZS6
最後にこんないい話…GJ!
995:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/07/11 18:47:46 2mqLOaRB
感動した。全主よかったね。
996:5主
05/07/11 19:00:31 RqV+m8Tw
おーい2主、そろそろだぞー
準備しとけー
997:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/07/11 19:00:55 73VNSaTo
GJ!
もし4主の世界に飛ばされてたらどうなってたんだろw
998:8主
05/07/11 19:05:32 YNoqKkYM
あれ、2主さーん!
999:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/07/11 19:05:58 zTgWmx1Q
2主「そろそろか?」
1000:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/07/11 19:06:31 zhbBS/so
2主「1000取ったどー」
1001:1001
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,,ノィ クエックエッ
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