05/01/12 20:07:01 XRlwL0zi
糞スレたてんなゴミ
氏ね
3:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/12 20:07:19 HybjYDWy
氏ね
4:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/12 20:45:02 oHkEtoXW
>>1
い い か け" ん に し ね え か
5:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/12 22:44:13 xTN6S9ji
フユ-!! イトサーン!!
, , ,糸 冬、、、
,,糸 冬、、
終
【完】
6:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/12 22:55:58 s99Bqg1z
>>1
ほらよ
URLリンク(f30.aaa.livedoor.jp)
7:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/13 13:54:48 Fq5VR5Lr
くだらねーw
8:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/13 14:18:26 uV6PaZWN
>>6
この子オマンコ見えてるじゃん
9:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/13 16:09:24 xi0hEyW6
sya
10:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/13 19:57:46 wPBIGLF8
いわんこっちゃない
11:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/13 20:13:27 u2PKyPRt
とりあえずもっこりかと
12:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/14 13:51:54 yoZGbgHn
神秘のビスチェ姿が見たい
13:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/14 14:01:06 k9OIxmc4
>>6
このエーコはどうなってんの?
14:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/14 17:08:09 Qlp4xtZ6
ああ、黒の鞣革のボンテージ姿なんてたまらないだろうな
15:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/14 23:45:30 vUatFs/Z
にっこりと笑って
16:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/15 06:38:19 GCe0C7D8
17:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/15 10:01:02 qSP3CDfB
>>1め…お前は…糞スレを立てることでお前は自分の存在を…
18:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/15 19:52:51 o+KPx8U5
まっこり
19:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/15 23:08:51 YchX8KVu
にしこり
20:どうじんばばあBB
05/01/16 13:05:36 7wwMHDhA
0258
21:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/16 17:36:43 GbT3xHY+
あ
22:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/16 23:50:35 QkWkkqOX
a
23:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/17 21:55:22 hF/eVgO/
あ
24:a
05/01/17 23:32:56 f0dEQ4EK
a
25:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/18 02:12:57 USgOaRk9
URLリンク(ime.nu)
26:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/18 02:21:34 t5/u1f5b
ククール「おい >>1。
今 このスレを立てることに いったい
何の意味が あるって言うんだ?
……まったく。
どうせ スレを立てるなら もう少し
考えてからに してほしいもんだぜ。
27:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/19 12:16:20 J9PbBqT7
'=IF(B31<=10,VLOOKUP(C31,$I$18:$J$21,2),"D")
28:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/19 15:16:57 927G2f6j
ククールのもっこりが強調されるピチパンがいい
29:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/20 03:24:24 eYTW6sg7
ククールにパピヨンの衣装を着せて鑑賞したい
30:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/22 23:24:34 P6Bm2TKU
りゃー
31:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/23 18:35:50 HsfNjaYB
まあ、止めはせんよ。
思う存分ぶっ放してこい!!
32:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/23 18:51:21 joc3bgwc
.ac.jp
33:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/23 18:54:44 Y/CqK5jC
もこーり包茎はみてぃん
34:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/24 01:02:50 vhmfnHlp
ククール、グレーのビキニでもっこり
35:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/28 00:10:12 qli8v9Td
URLリンク(www4.ocn.ne.jp)
36:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/30 03:35:06 MRMUjUMH
ブリーフ穿いてるんだな
ブリーフの線がはっきり
それはそうと>>35ハァハァ
37:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/02/06 17:44:09 zTTaVJqj
アドレス801dragonか・・・w
38:ななしのライター
05/02/12 19:09:09 Aiu4yCGN
お、おい基地外がいる、ここはくるな、来てはいかん!!!!!!!!!
39:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/02/15 22:32:33 dB+kQFE3
844 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ sage New! 投稿日:05/02/15 17:43:21 ID:XcnYXXMg
フトO|Eトロト
874 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ sage New! 投稿日:05/02/15 19:22:18 ID:XcnYXXMg
ベホマンwwwwwっうぇwっうぇうぇwwwwwwww
40:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/02/22 22:10:32 QgqXC3q8
うぇwっうぇうぇwwwwwwww
41:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/03/02 17:05:24 Una6aNY7
こんな感じ?
42:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/03/06 20:01:21 mrpwz/mK
>>1同人女死ね
43:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/03/24 15:17:33 yCYhOhmg
q
44:名前が無い@ただの名無しのようだ
皇紀2665/04/01(金) 23:31:37 7k/Rcg6H
/,.i i.l.i i ヘ . /,.i i.l.i i ヘ . /,.i i.l.i i ヘ
l i i i.l.i i i l __ l i i i.l.i i i l __ l i i i.l.i i i l
l i i i l i i i l / \ l i i i l i i i l / \ l i i i l i i i l
l i i i⊥i i i l | ス コ ド | l i i i⊥i i i l | ス コ ド | l i i i⊥i i i l
├' | `┤ ノ │ ン | | ├' | `┤ ノ │ ン | | ├' | `┤
「ij.、_┴_,<|< プ ソ ピ > 「ij.、_┴_,<|< プ ソ ピ > 「ij.、_┴_,<|
{N,(・)Y:(・)N} | だ メ ン l .{N,(・)Y:(・)N} | だ メ ン l .{N,(・)Y:(・)N}
_ rイヘ}::::;::^r/[、 ! : グ. / _rイヘ}::::;::^r/[、 ! : グ. / _rイヘ}::::;::^r/[、
r 、 /l::::{フベ三'イrノ::ト、_ / r 、 /l {フベ三'イrノ ト、_ / r 、 /l {フベ三'イrノ ト、_
_l ├‐'_ ..:.ヽ::>、rr<:::ノ:.:.:...`ーr―‐く_l ├‐'_ ヽ >、rr< ノ `ーr―‐く_l ├‐'_ ヽ >、rr< ノ `ーr―‐く
l :.l::..::...:>:.:、 ̄!Yi ̄_r‐、/:.:... .:.:` __:.._ヽ l l >' 、 ̄!Yi ̄_r‐、/ ` __ _ヽl l >' 、 ̄!Yi ̄_r‐、/ ` __ _ヽ
.::.l ::|:. .´.. :: ..: ::` !:::l: . :: :: ::: .:. _( : ノ: :: :.::ヘl | ` ! l _( ノ ヘl | ` ! l _( ノ ヘ
\::::!.:.l: :: ... _ ::、 ⌒:::r‐ク........ :.ヽ)r: :.:ノ::..:|! l _ '、 ⌒ r‐ク ヽ)r ,ノ ||! l _ '、 ⌒ r‐ク ヽ)r ,ノ |
.::: ヽl.:::!..::/..::::ノ: __)!:...ヘr:: :::___:::::::::::ト、.. ::_:::|l ! / ノ: __)! ヘr ___ ト、 _ |l ! / ノ: __)! ヘr ___ ト、 _ |
45:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/04/08 01:42:53 IQPwwU32
いい加減にしてください……^^;
46:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/04/21 18:46:14 Zozdu06u
ファントムマスク+神秘のビキニ
これ最強
47:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/04/27 01:41:23 R1AqnfgW
保守
48:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/04/29 20:46:21 NuMXAd5O
スレリンク(ff板) の次スレ代わりの再利用ということで良いんでしょうか。
ドルマゲス×ククール(♀)で、やばかったら思い切りスルーしてください。
途中まで投下します。
49:ドルマゲス×ククール(♀) 1
05/04/29 20:47:08 NuMXAd5O
「…ン……?」
ピチャン、と水音が辺りに響いた音でククールは目を覚ました。
顔を上げると視界の先にはゴツゴツした岩ばかりが見える。
周囲を見渡しても同じ景色。首を動かしてギリギリ見えるか見えないかの位置に、
暗く先の見えない道が一本通っているだけで、後は全て行き止まりの状態になっている。
「洞窟…か?ここは…?」
うまく働かない頭を横に振り、呟いてみるが、周りに人の気配は無く返答もない。
やけに上に引っ張られたままの両腕を下ろそうと動かすと、ジャラ、と聞き慣れない金属音が耳に届いた。
視線を上に向けると、丁度両腕を真っ直ぐ上に伸ばすような状態で、手首に手錠のような物が嵌められ、
低い天井から吊るされたような体勢になっている。
「おい、冗談だろ…?誰だよ、こんな悪趣味なことしてんのは!」
大きく声を張り上げ、叫んでみても自分の声だけが木霊して返って来るだけだった。
一向に訳のわからない状況に、忌忌しげに舌打ちをする。
取りあえず何か脱出の手がかりになるものでも無いかと視線を下げた時、漸く異変に気づいた。
「…なんだ、これ…」
自分の胸の辺りがやけに膨らんでいる。思えば、何故か胸の辺りが苦しかった気もしていたが、
それ以上に頭が重く全身がだるくてそんなことを気にしている余裕がなかった。
「……声も、…おかしい」
独り言のように零し続ける声も、自分が記憶している自分自身の声よりも僅かに甲高い。
足許を見下ろすと、視界も低いような気がしてきた。
「…な、何なんだよ、これ…!」
自分の身に起こった変化に、言い知れぬ恐怖を感じて叫びかけた時、不意に右側の通路から足音が聞こえた。
モンスターの物にしては音が軽い。
明らかに人間のものと思われる足音に、口を閉じて音のする方向に首を向け、凝視する。
暫くして暗闇の中から現れたのは、道化師の格好をした長髪の、見覚えのある男。
「……ドル、マゲス」
不安と恐怖に彩られた掠れた声でその名前を口にする。
滑稽な化粧を施した青い顔に、にやり、と不敵な笑みが浮かんだ。
50:ドルマゲス×ククール(♀) 2
05/04/29 20:49:29 NuMXAd5O
「お久し振り、と言うべきでしょうか?なかなか良い格好をしている」
ドルマゲスは舐めるようにククールの身体を見回したあと、甲高い耳障りな声でそう言い放ち、杖を持った手を胸に添えて一礼した。
「…冗談。どうせこれも、お前が仕組んだことなんだろう?」
震えそうになる声音を必死で抑え付け、目の前の道化師を睨み付けて言い返すと、
言葉にならない音でドルマゲスが胸を反らし、大きな声で高笑いをあげた。
「…まあ、私の他にこんな趣味の良いことをする人はいませんよねぇ」
不気味な笑みを称えて更に鎖に繋がれたままの自分の元へ歩みを進めるドルマゲスに、
一発蹴りでも食らわせてやろうと、僅かに右足を下げて構える。
自分の体が変化する前の感覚で一歩の距離を置いてドルマゲスが立ち止まる。
その予想を裏切って、ドルマゲスは持っていた杖をククールの膝の裏に差し入れ、やすやすと片足を持ち上げた。
「な、にすんだよ!!」
片足だけ持ち上げられ、不安定な体勢のままククールが叫ぶが、
そんなことはお構いなしとばかりにドルマゲスは不敵に微笑んでいる。
「…男の時は然して興味はなかったんですがねえ。その姿はなかなかそそられますよ」
「…どういう意味だよ」
「おや、お気づきでない。これは失礼しました」
わざとらしく片眉をあげて驚いたような表情を作った後、再度お辞儀をするドルマゲスに、プッと唾を吐き掛ける。
頬にあたったそれを眺めるように視線を下げた後、いやにゆっくりとした動作でドルマゲスは唾を拭い、
うって変わって素早い動作でククールの頬を力任せに殴り付けた。
51:ドルマゲス×ククール(♀) 3
05/04/29 20:53:11 NuMXAd5O
「…ッ…!」
頬に伝わる衝撃に顔の向きを変えられ、クラリと眩暈を感じて全身の力が抜ける。
すかさずドルマゲスは至近距離に迫り、杖を持っている手とは反対の手でククールの太腿を撫であげた。
「…触んな…!」
全身にゾクリ、と悪寒が走り体勢を立て直して、ククールが目前の男をねめつける。
「気丈なその態度は好きですよ。でも…これでもまだ気づかないと?」
太腿を撫であげていた手が徐々に上に移動し、ククールの股間を撫であげた。
「…ぁっ…?」
思わず喘ぐような甲高い声が漏れる。意図せずに出た声に頬を羞恥の色に染めながらも、
ククールはそのとき漸く自分の身体がどう変化したのか気づいた。
ドルマゲスの手が触れたその部分には、確かに自分にあった筈の男としての主張がなかった。
「一体…どういうこと、なんだよ…」
驚愕に頭が真っ白になった状態で、絞るように声をあげる。
そんな様子さえ可笑しいとばかりに、ドルマゲスは身体を曲げてクックックックックと喉奥から笑い声を零した。
「つまり、こういうことですよ」
そう言ってククールの赤い聖堂騎士団の制服に手を掛けた。
ククールの身体が恐怖に一瞬竦んだのと同時に、ドルマゲスの両手が上半身に纏っていた服を全て剥いだ。
その下から露になったのは、見慣れぬ自分の身体。
視線を下げると、先程衣服の上から見えた膨らみが何なのか明確にわかった。
それと同時に、何故自分がこんな格好でこんな人気のない場所に吊るされているのか、相手の意図をようやく理解した。
52:ドルマゲス×ククール(♀) 4
05/04/29 20:54:25 NuMXAd5O
「…い、いや、だ…いや…」
力無く首を横に振り、薄らと目尻に涙を浮かべ、懇願するように身体をピッタリとくっつけるようにして
自分の前に立ちはだかる男を見るも、その顔には変わらない不気味な笑みが浮かんでいるだけだった。
「…時間はたっぷりあるんです。楽しみましょう?」
そう言ってククールの両足を持ち上げる。全身の力を篭めてその足を下ろさせようと引いてみても、
上下に揺らしてみても、相手の手が外れる気配すらなかった。
「…その気力がいつまで持つか、楽しみですね」
そう言ってドルマゲスは、ククールの履いていたズボンに手をかけて下着ごと一気に引き下ろした。
「や、だ…やだああああ!」
最早ククールのものかどうかすら判別がつかないであろう、高い女の声だけが洞窟の中に木霊した。
以下、無責任に続きます。ドルマゲスの口調は正しくないです。
苦手な方、何やってるかわかんない方は出来るだけスルーしてやってください。
では、長々と失礼しました。
53:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/04/29 20:57:04 b0QvNW2R
久々にエロキタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!
えー続きは続きはー!?
何か、読みごたえがありました!
続きをお待ちしております!
54:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/04/29 20:57:24 koScVS8i
初めてリアルタイムに遭遇ー!!
>49
GJGJ!!
続きキボン(*´Д`)'`ァ'`ァ
55:237改め保管所中の人
05/04/29 21:42:17 ahGBnMdn
移転早々エロキタY⌒Y⌒(゚∀゚)⌒Y⌒(。A。)⌒Y⌒(゚∀゚)⌒Y⌒Y !!!
(;´Д`)ハァハァ続き待ってます!!
誘導用に貼っておきますね~
前スレ
スレリンク(ff板)
保管庫
URLリンク(kukule.h.fc2.com)
絵板
URLリンク(cat.oekakist.com)
56:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/04/29 22:15:08 NuMXAd5O
>>49ですがすみません。ドルククの続きを書きながら、
マルククを書いていたら先にそっちが仕上がってしまったので、
ドルククまでの時間潰し代わりに投下しておきます。
>>53->>54
まさか感想頂けるとは思ってなかったので驚きです!
続きは近いうちに…頑張ります!
>>55
お疲れさまです。保管庫があるとやっぱり便利ですし、安心出来るので助かります。
管理大変だとは思いますが、頑張って下さいね。
57:マルクク エロなし 1
05/04/29 22:17:05 NuMXAd5O
薄らと湯気を立てているミルクをたっぷり入れた紅茶に、ふーっと息を吹きかける。
裾が太腿の辺りまで届く、大きめの白いワイシャツに身を包んで、
袖に手を隠すようにして熱いマグカップを両方の手で大事そうに持つ。
銀色の長く細い髪に、宝石のような蒼い瞳。
色素の薄い白い肌を持つ異母兄妹の姿は、一見すれば大人しそうな美少女と言っても過言では無かった。
(ただし口を開かなければ、な)
所々汚れたシーツの上に身を投げ出し、横を向いた頭を支えるように肘を付いて、
だらしなくベッドに横たわった体勢のまま、マルチェロは心の中で注釈を付け加えた。
しかしアツイアツイと騒ぎながら鍋でお湯を沸かし、
紅茶を淹れている辺りからずっとククールを眺めているのにも関わらず、
何故か飽きない自分自身にマルチェロは疑問を抱きながらも、見詰めることを止めようとしない。
余程の猫舌なのか、しつこく紅茶を冷まそうと息を吹きかけながら、
ククールはそんなマルチェロをチラリと横目で見返した。
「…あのさ、オレばっか見つめてて飽きないの?」
その言葉には我慢していたけれど、耐え切れなくなって口を開いた感じがある。
ぅん?と声にならない声を零し、片眉のみ吊りあげて怪訝そうな表情でマルチェロはククールの不満そうな顔を見つめ返した。
「見られるのは嫌か」
「別に、嫌じゃねえけど…落ち着かないよ」
目を細めどもりながらも恥じらうように身を竦める姿に、マルチェロは心の中で(可愛い…)と呟きを零す。
そんな心の声を誤魔化すように咳払いしながら、身体を起こしてベッドの端に腰掛け直した。
「なら止めて置くが。…砂糖は入れない主義か?」
顎をしゃくるようにしてククールの持つカップを指して言う。
はた、と驚いたように目を見開いたククールが「忘れてた!」と叫んで慌てて立ち上がった瞬間、
持っていたマグカップが滑って露になったままのククールの太腿の上に横から落下した。
58:マルクク エロなし 2
05/04/29 22:19:35 NuMXAd5O
「アツ!!」熱湯が素肌に掛かった痛みにククールが叫び、
「何をやってる!この馬鹿!」とマルチェロが怒鳴りながら駆け寄ったのは同時だった。
それ自体熱を孕んでいるマグカップを素早くテーブルの上に避け、
ククールの細い腕を掴んで風呂場へと急ぐ。
「兄貴、あんまり手強く掴んだら痛い…」
「黙れ。酷ければ皮膚が剥けるぞ」
悲鳴じみた声にも構わず、マルチェロはククールを風呂場に連れて行くと、
バスタブの端に腰掛けさせた。
蛇口を捻りシャワーから冷たい水が出て来るのを、自分の掌を当てて確認したあと、
勢いよく噴き出す水をククールの太腿に掛ける。
「…つめたっ…」
「少し位我慢しろ」
冷たさに驚き身を竦ませるククールに水よりも冷たくマルチェロが言い放ち、
ワイシャツが皮膚に貼りついていないかを確認しながら、
裾を捲りあげて、白く細い太腿に水を掛けて冷まして行く。
「…思ったよりも酷くは無いようだな」
冷たい水を掛けても、赤い色を残す様子を心配そうに見つめながらマルチェロは呟く。
そんな真剣な様子とは裏腹に、ククールは頬を僅かに赤く染めておちつかなげに身を捩る。
「…どうした」
ククールの様子に気づいたマルチェロが顔をあげると、困惑したような蒼い双眸と視線が交じった。
「…だって、兄貴、オレ、下着履いてないのに…恥ずかしい…」
言われてから初めて気づいた様子で、
マルチェロが視線を下げると、あと僅かにワイシャツを捲りあげると、
ククールの秘部が明らかになる位置まで露出しているのが見えた。
「何を今更」
「だ、だって、今まで明るい所でしたことなかったじゃないか!」
更に頬を赤く染めてククールが勢い良く立ち上がると、
同時に振り上げた腕にマルチェロの手首が当たり、
シャワーの方向が変わり、マルチェロの上半身に勢い良く水がふりかかった。
59:マルクク エロなし 3
05/04/29 22:21:47 NuMXAd5O
「うわあ!……あ、兄貴、ごめん……な、さい」
驚いてククールが叫ぶも既に時は遅く、マルチェロは殆どびしょ濡れの状態だった。
「…オレ、何か、迷惑かけてばっかりで…」
「足はもう痛まないのか」
ククールが落ち込んだように俯いて謝罪しようとした声を遮って、
マルチェロが蛇口を捻って水を止めながら聞く。
驚いたようにククールの両目が見開かれたが、すぐにコクン、と勢い良く頷いた。
「大丈夫。そんな、思ったより酷くなかったみたいだし」
その返答を聞くが早いか、マルチェロはククールの着ていたワイシャツを、
下から捲りあげる形で一気に剥ぎ取った。
「な、何するんだよ、兄貴!やだ!」
一気に全裸にされた恥ずかしさにククールが胸元を隠して抗議するも、
マルチェロ自身も着ていた服を素早く脱ぎ捨てると、
脱衣所にある洗濯籠の中に纏めて投げ入れてしまった。
「…兄貴…?」
目の前で起こってる事態がいまいち把握出来ずに、怪訝そうに首を傾げているククールを余所に、
今度は温水を出すようにシャワーの蛇口を捻った。
「このままでは風邪を引くだろう」
困惑したままのククールに短く説明をすると、納得したようにその表情が綻んだ。
「何だ、いきなり説明もなしに脱がされるから、ビックリしたよ」
「阿呆か。それより、痛んだらすぐに言え」
胸を撫で下ろすククールの肩にほど良い温度のお湯を掛けながら、
マルチェロが突き放すような声音で言う。
60:マルクク エロなし 4
05/04/29 22:23:20 NuMXAd5O
「うん。兄貴、優しいね」
そんな様子を見てククールが心底嬉しそうに微笑んで、言う。
「馬鹿を言え」と照れ隠しのようにマルチェロが返して、
ククールの全身を温めるようにお湯を掛けていく。
「もう大丈夫だよ。今度はオレがやるね」
程よく温まった所で、ククールがシャワーを握って
マルチェロの身体に同じようにしてお湯を掛けて行く。
「せっかくだから座ったら?」
ククールが近くにあった椅子を指差しながら勧めると、
短く頷いてマルチェロがその椅子に腰掛けた。
機嫌がよさそうに鼻歌を歌いながら、その後ろにククールが膝を付いて屈み込み、
マルチェロの身体に丁寧にお湯を掛けて行く。
「どっかかけ忘れてるとこない?」
全身に掛けたあと、肩の上のあたりからマルチェロの顔を覗き込むようにしてククールが聞くと、
返事よりも先に軽いキスが返って来た。
「…もう、兄貴ってば…」
軽く咎めるような声をあげながらも、
後ろから首に腕を回して抱きつくようにして、口付けを返す。
胸元に回された細い腕を軽く握りながら、
それに答えるようにしてマルチェロが唇を押し返し、暫し深い口付けが交わされた。
「…っは…」
長い口付けの後、ククールが苦しそうに息を吐く。
「こんなことしてたら、湯冷めしちゃうな」
冗談っぽく笑って言った言葉に、
マルチェロもつられて笑いながら「そうだな」と頷いた。
61:マルクク エロなし 5
05/04/29 22:25:46 NuMXAd5O
夕食用の野菜や果物をぎっしり詰め込んだ二つの紙袋が、
ドサ、ドサ、と地面に落ちて、中身が絨毯の上に転がった。
先程迄地面に落ちた紙袋を抱いていたククールの目が、驚きに見開かれた。
視線は、居間のど真ん中でうつ伏せに倒れているマルチェロの姿のみに注がれている。
「…あに、き…?」
掠れて殆ど聞き取れない声でククールが呼んでも、返事は無い。
代わりにマルチェロの下に広がっていた赤い水溜りが、
時間が経つにつれ、徐々に徐々に広がっている。
「…兄貴!!」
耐え切れなくなって、泣きそうな悲痛な叫び声をあげてククールが駆け寄る。
肩を掴んで揺さぶると、僅かに呻く声が聞こえた。
「兄貴、しっかり、しっかりして。ね、ねえ、こんな時どうしたら良いの?!ねえ!」
縋り付くような必死な声でククールが問い詰める。
再度消え入りそうな声で呻きながら、マルチェロが顔だけをククールに向けて言った。
「上、を向かせて、くれ…」
今にも掠れて消えそうな声を必死に聞き取ると、
ククールは全身の力を込めてマルチェロの肩を掴み、
仰向けにさせる。そうして覗き込んだマルチェロの顔は蒼白としていて、
口端からは無数の血が零れていた。
62:マルクク エロなし 6
05/04/29 22:26:39 NuMXAd5O
「兄貴、しんだ、りしないよね?兄貴、大丈夫だよね?」
殆ど泣きそうな表情でククールがその肩を遠慮がちに揺さぶる。
マルチェロは震える腕を伸ばすと、
ククールの白い頬を伝い始めた涙を指先でそっと拭った。
「…問題、ない。それより、今日の夕食は…?」
「ポトフだよ。オレさ、ゼシカにレシピ書いて貰ったから、たぶん、作れると思うんだ。
すごい、美味いの、作るから食べて、くれるよな…?」
転がったままの紙袋に視線を遣りながら、
力無く聞く声に泣いてしゃくりあげながらククールが答える。
ああ、と声にならない声でマルチェロが頷いて、微笑む。
「……また、火傷するなよ?」
優しく、心配するような声に今度はククールが同じような動作で頷く。
「大丈夫、もう、火の扱いも慣れたから、全然、平気」
自分で目元をゴシゴシ擦りながら、答える。
そうか、と返そうとしたマルチェロの言葉は声にはならなかった。
「……兄貴…?兄貴」
ククールが心配そうに顔を覗き込んでいるのがわかる。
それでも、もうマルチェロには答える気力さえ残っていなかった。
徐々に瞼が重くなる。ククールの顔が白くぼやけて、見えなくなる。
「兄貴!」と叫ぶ声が遠くに聞こえて、
ククールの小さな手が自分の手を必死に握り締める感触が伝わった。
私は大丈夫だから泣くな、と答える代わりにその手を渾身の力を込めて
―それは実際には軽く握り返す程度にしかならなかったが―
握り返して、マルチェロの世界が暗転した。
「やだ…嘘だろう?…ねえ、待って。
待って、兄貴…置いて、行かないで…オレを…やめてよ」
力の抜けたマルチェロの手を両手で握り締めながら、必死に呼びかけても、返事が無い。
「兄貴…いやだ、一人に…しないで…」
徐々に冷たくなって行く手を強く握り締めながら、
ただ声の限りに泣いて、泣いて、泣き叫んで、ようやく目が覚めた。
63:マルクク エロなし 7
05/04/29 22:27:52 NuMXAd5O
ハッと我に返ったように目を開けて一番先に見えたのは、
見慣れたマイエラ修道院の、自室の天井だった。
自らの荒い呼吸の音が自分の耳にも届く程息は乱れ、
背中が気持ち悪く感じる程ビッショリと濡れていた。
普通に寝台に横たわっていることすら怖く思え、上半身を起こす。
(途中までは良い夢だった気がするのに…何であんな)
あんな、兄貴が死んでしまう夢を。
汗で湿った掌をギュッと握り締めて全身に起こる震えを必死で我慢する。
(夢なんだ…アレは、紛れもなく夢だ…)
そう繰り返して自分に言い聞かせても、
今にも正夢になって自分の身に降りかかってきそうな不安は募るばかりだった。
このままでは駄目だ、と判断すると震える手首を片方の手で押さえながら、
ゆっくりとした動作でベッドを降り、自室を後にした。
64:マルクク エロなし 8
05/04/29 22:28:52 NuMXAd5O
カチャ、と扉を開く音でマルチェロは目を覚ました。
それらしい気配はどこにも感じられなかったが、
もしかして刺客でも襲って来たのかと
寝ている振りをしたまま襲撃に備えてシーツの下に隠した武器を手に握り締める。
緊張に身を硬くしていると、不意に緊張感の欠片もない声が聞こえて目を開けた。
「……兄貴、寝てる…?」
それは忌忌しすぎる程聞き覚えのある人間の声だった。
心の中で舌打ちをして、
面倒なことになりそうだと寝ている振りを決め込むことにした。
そろりそろりと忍び足で近づいて来る気配がする。
「…寝てるのかな…」
小さな声で呟くのが聞こえたと思った瞬間、
ごそり、と布団が揺れる感触がして、思わず目を開けて横を見ると、
今にも布団の中に潜り込もうとしているククールと目があった。
「…何をやっている」
低い、脅しかけるような声で言うと、
けろりとして「何だ、起きてるんじゃん」と悪びれた様子も無い答えが返って来た。
「…何をやっているかと聞いてるんだが?」
「兄貴のベッドに忍び込んでんの」
根気良く同じ質問を投げ掛けると、
何のてらいもない呑気な返事に大袈裟に溜め息を吐き出す。
「お前のベッドはここではない。部屋に帰れ」
もうすっかり自分の部屋のベッドに潜り込んだように、
自分の横に陣取って寝ようとしているククールの手首を掴んで言った後、
はた、と異変に気づいてマルチェロは顔を顰めた。
65:マルクク エロなし 9
05/04/29 22:30:15 NuMXAd5O
「……お前、どうした」
手首に直接触れると、その華奢な身体全体が小刻みに震えているのがわかった。
尋常ではない様子に手首を取ったまま尋問するような口調で、聞く。
仰向けに寝そべったまま、ククールが口を開いた。
「……兄貴が、死ぬ夢を見たんだ。誰かに殺される夢。
…それが、すごいリアルで…本当にそうなりそうで、
怖くて、怖くて…いても、立ってもいられなくて」
そう語るように言うククールの表情は平然としているようにも見えたが、
身体の震えは一層強くなるばかりだった。
「…所詮、夢は夢だ」
でも、「怖い」と言いかけた言葉が息に飲まれた。
マルチェロが横にいるククールの上に覆い被さるようにしてしっかりと抱き締めたのだ。
「……兄貴」
「私はこんな所で殺される予定も、死ぬ予定も無い。
無駄な心配などしていないで、さっさと寝ろ」
そんな風に吐き捨てるように言いながらも、
マルチェロはしっかりとククールの細い腰に腕を回して抱き締めている。
温かい体温に目を閉じ、ククールも逞しい兄の背中に腕を回して抱き返した。
「………ありがとう」
そう呟いて、再び訪れた眠気に全てを委ねるようにしてククールの意識は落ちて行った。
66:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/04/29 22:31:20 NuMXAd5O
無駄に長くなってすみません。
これで一応完結です。あとは頑張ってドルククの続きを書くのに専念したいと思います。
では、おやすみなさいませ。
67:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/04/29 23:56:27 DlPVkrtc
移転早々職人さんキタ━━(゚∀゚)━━ッ!!
どちらもGJです!優しい兄貴ってのもなんかいいね。
続きも頑張って下され!
68:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/04/30 00:03:01 b0QvNW2R
(・∀・)イイヨーイイヨー!!乙!
言い回しがきれい!GJでございます。
やっぱマルククが一番好きだな。
ドルククも続き待ってます!
69:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/04/30 01:33:27 w9d6k4pf
・・・もう、兄貴ったら・・・
・・・もう、兄貴ったら・・・
・・・もう、兄貴ったら・・・
な、なんですかここは?
新装開店祭り中ですか??
ドルククマルクク一度にキター!
職人様もとい神様ありがとう。
70:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/04/30 04:19:27 kGmtgcpJ
兄貴のベッドに忍び込んでんの。カワエーー!!!
やっぱりマルククが一番好きだー!!
職人さんグッジョブ!
いい仕事してまつねー
71:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/04/30 06:14:08 1gkdwi3p
イイヨ(・∀・)イイヨー!
ドルククもマルククも萌
神よ、続き頑張ってください…
72:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/04/30 10:45:06 ELM2B8cA
新装開店セール中ですかハァハァ
73:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/04/30 21:42:43 S2VjPLth
ドルククのククは、体は女でも精神は男のままなんだよな?
倒錯的(;´Д`)ハァハァ
74:1
05/05/02 03:28:03 Ph7KQdvO
パルミドを目指して南下していたわたしたちは、鍵のかかった怪しい小屋を発見した。
横に階段があって登って見たのは良いけど、明らかに変質者な人が立っている。
風なんか全然吹いてないのに、マフラーがなびいて仁王立ちで遠くを眺めていた。
恐る恐る近づいてみたら、わたしたちの気配に気が付いたのか行き成り振り向いた。
しかも振り向いたと同時に、エイトの肩にガシッて手を置いて何か言っている。
言い終わったと同時に、メモを三枚エイトに渡し目をキラキラさせて汗を拭っている。
よっぽど、熱く語ったのだろう。
エイトはその熱気にやられて、立ちすくんでる。
惚けたままのエイトの後ろで、目をキラキラさせたククールが何かを一心に見ていた。
75:2
05/05/02 03:29:16 Ph7KQdvO
ククールが仲間になって2ヵ月。ククールについて最近分かったことがある。
まずは、むにむにして柔らかいものが好きなこと。
これはわたしにもわかる。スライムとかかわいいものならわたしもつい、むにむにしちゃうし。
でもククールは、柔らかそうなものなら何でも良いみたいで、
げんじゅつしのたるんだ体とか、ブチュンチュンパの体を一生懸命むにむにしていた。
二つ目は、変わったものにすぐ興味を持つこと。
いくら、外出しなかったからってこれはないだろ!っていうものばっかに食いつく。
最近では、ごろつきがとても気になるらしい。
この間会ったごろつきにククールは質問攻めをしていた。
その内容は、マスクはどこで手に入るの?とか薄着で寒くないの?とか、
マスクの下見せて!とか色々。
にじりよって行くククールに、多分マスクの下は真っ赤になったごろつきは、
顔を両手で押さえて、恥らう乙女のように逃げていった。
そんなごろつきに追い討ちをかけるかのように、追いかけようとしたククールをエイトが必死に止めていた。
76:最後
05/05/02 03:31:30 Ph7KQdvO
目をキラキラさせたククールは開口一番、マフラーがどうやってなびいてるのか聞いていた。
呆気に取られたわたしたちを気にせず、ククールはモリーとかいう怪しいおじさんを質問攻めしている。
エイトと対面していたモリーは、爽やかに汗を光らせながらククールの横に行き、さり気なく肩を抱いている。
太陽のほうへ指を刺しながら、モリーはマフラーが如何にしてなびくのかを熱くククールに語っていた。
モリーの服は胸元がかなりあいていて、胸の毛までみえている。
肩を強く抱かれたククールの顔は、モリーの胸に・・・。
・・・。
ククールは胸毛とか平気なのね・・・。
また一つ、ククールの変なとこを知ってしまった・・・。
わたしたちは、モリーの熱気にぐったりしていた。
ただ一人ククールをのぞいて。
ククールはモリーに教えてもらったことを、実践しようとしてはしゃいでいる。
なんだか異様にぐったりしているエイトは、メモを握り締めながら、
取り合えずパルミドに向かおう、と力なくつぶやいた。
77:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/02 03:37:12 Ph7KQdvO
前スレ>996
ククルコがピンチの時には是非ともドラクエ名物パンツマスクな○に助けに来てもらいたいです。
78:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/02 10:53:07 +i9JZBZX
前スレの続きキタ━━(゚∀゚)━━ッ!!
クク子の質問攻めが可愛くてたまらん。
てか乙女なパンツマスクにワロタw
79:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/02 10:53:46 N4GIvozC
職人様乙です!
世間知らずなククル子にハァハァ。そして胸毛オケの理由はやはり○?
一緒に風呂に入ってたに違いないと妄想してみる。
80:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/02 11:34:00 z5sZNNJB
兄貴胸毛なのかよ!ww
でも思わずそれもアリかと納得してしまいそうだ。
名前からしてイタリアンな響きだしな。
……一緒にお風呂ハァハァ。
81:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/02 12:15:29 5UBzAIbE
柔らかいもの、可愛いものと言うことで、
船をとった後、プチアーノンと大王キッズが可愛くて攻撃できないククルコちゃん
一緒にのんきに絵でも書いてたら可愛いな、、、
「これは兄貴!プチアーノンは?」
「ピギ~!」
「わあ。上手~」
回りに純真無垢なオーラが回りをつつみ、攻撃が出来ない! なんて、、、
82:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/02 14:49:29 4tQQFvfK
おまいらのブァカ~!
萌えたじゃないか!
職人さんもGJ!
ククの天然ぶりに萌えました!
83:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/02 22:58:01 CFV2sVAA
モリーはククのことなんて呼ぶの?ナイスガール?
84:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/02 23:16:54 gsr52uDY
>>83
マドモアゼル。
85:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/03 22:31:42 zE5INKB+
このスレも○スレみたく祭にならないかな・・・
86:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/03 22:54:43 YsoqazHS
正体バレそうで怖いんですが、ドルククがいまいち進まなくて投下出来なさそうなんで、
こっそり小ネタを投下していきます。
遅ればせながら>>74乙です。
無垢なククも萌えですが、パンツマスクな兄貴も是非見てみたいですね。
87:マルクク 小ネタ 1
05/05/03 22:55:55 YsoqazHS
「兄貴…嫌、いやだっ…助け、て…」
ククールが細い首を横に振る度、
地面に広がった銀色の細い髪が動作に合わせて揺れる。
ククールの細く頼り無さそうな身体を押さえつけるようにして
腰の上に跨っているのは実の兄でもある、マルチェロだった。
「直ぐ済む。大人しくしていろ」
見下ろすような視線を落とし命令口調に告げた後、
赤い制服の前だけが肌蹴けて、
露になっていた発達途上のククールの胸に両手を伸ばす。
「やだぁ!そんなの、痛くて…死んじゃう…!」
頭の上で軽く縛られた両手をばたつかせ、
嫌がるように何度も首を横に振りククールが叫ぶ。
「直ぐ済むと言っている。
其れにどうせ、逃げられはしないんだ。諦めろ」
低く吐き捨てるような語調でマルチェロが言いながら、
着ていた制服の襟元を指で引っ張るようにして緩めた。
「いや…お願い…許して、兄貴…」
目尻に溢れんばかりの涙を浮かべ、
懇願する様も冷たく見下ろし「駄目だ」と短く言い切ると、
マルチェロは右手に持った物をククールの胸に押し付け、
そのまま胸を巻くようにして細い背中に回した。
88:マルクク 小ネタ 2
05/05/03 22:57:15 YsoqazHS
数分後。
両手の戒めを解かれ自由になったククールは
座り込んでしゃくりあげるように泣いていた。
「やだって言ったのに…兄貴、酷い…」
肌蹴た上着はそのままに、
伏せた顔を両方の掌で押さえて掠れそうな声で呟く。
「黙れ。ブラジャーを着けた位でいちいち泣くな」
ククールとは少し離れた位置で、
熱そうに上着の前を開けたマルチェロが切り捨てるように返した。
「だってこれキツイし紐んとこ痒いし嫌なんだよー」
地面に顔を突っ伏してククールが泣き叫ぶ。
(たかがブラジャー一つでこれだけ騒がれるのなら、
生理のときは自殺でも図りそうだな、こいつは…)
13歳になったばかりの妹の泣き言を背中で聞きながら、
マルチェロは重い溜め息を吐き出した。
89:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/03 22:58:22 YsoqazHS
下らないオチですみません。
祭りになることを期待しつつ、今度こそドルククを仕上げてきます。ではでは。
90:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/03 23:46:58 rCnSjG0h
は、初めてのブラ……!初ブラ!!(?)
クク子はひとつ大人になりました。
兄貴にブラ着けてもらうなんてなんつー妹だ。可愛いじゃねーかコンチクショー
91:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/04 01:18:29 NQK38jzC
ククールが泣きついてきた。
わんわんと泣いてばかりで、泣いている理由が一向につかめない。
ようやく落ち着き、話を聞いてみると・・・
血が出て止まらないらしい。
痔・・・ではなく・・・
取り合えず、今日は赤飯を近所中に配ることを確定した。
という話を思いつき、いつものように前後に何かつけて投下しようと思いましたが、
ネタの出が悪かったのでそのままノシ~○
はじめて来るのは遅いと萌え、更に保険の先生如く○が教えてれば倍率ドンというのが書きたかった。
今は反省している。
>79
○は髪の毛以外のすべてが濃そう。男性ホルモン出まくりで。
92:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/04 08:41:13 etCRbtH0
ブラネタ激しく萌えました。暑くなって自分の制服もゆるめる○にも激萌え。
生理ネタも続きが読みたいでございますです。
93:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/04 19:14:06 ZJk5p+AQ
>>86です。ブラネタがもう一つ思い浮かんでしまったので、
小ネタにもなりませんが、投下します。
…もうドルククは駄目なのかもしれません(涙)
94:マルクク エロなし 小ネタ 1
05/05/04 19:15:42 ZJk5p+AQ
修道院の朝は早い。オディロ院長に言い渡され
仕方無しに同室を許可しているククールよりも、
マルチェロは毎日一時間早く起きて、
仕度を済ませて部屋を出るのが常となっていた。
しかし、この日は何故か同じ時間に妹のククールも起きて仕度し始めた。
一体如何いう風の吹き回しかと疑惑を抱きつつも、
マルチェロは手早く制服を身に付け、其れを鏡で見て確認する。
「兄貴ー兄貴ー」
不意に、襟元を正しているマルチェロを呼ぶ声が背後から聞こえた。
「何だ」
声のした方を見ずに、不機嫌そうに聞き返すマルチェロ。
マルチェロのいる場所とは少し離れた位置で、
ククールが精一杯自分の背中に手を伸ばして何かをしようとしている。
「兄貴ってば」
「だから何だ」
何度も呼ばれることに苛立ちを露にして聞き返しながらも、
振り返った先でマルチェロは
漸くククールの言わんとしていることを把握した。
95:マルクク エロなし 小ネタ 2
05/05/04 19:17:13 ZJk5p+AQ
「兄貴ーブラのホックが付かないんだよー」
まだ成長途中の小さい身体をしたククールが、
背中にあるブラジャーのホックを
付けようと懸命に手を伸ばしているが、
いかんせん不器用な所為か、手が短いのか、
なかなか付かずに困っているらしい。
「仕方のない奴だな」
諦めるように溜め息を吐きながらも、
不満そうに呟き足音も高く、下着姿のままのククールの元へ歩み寄る。
「だって…まだ慣れねえんだもん」
「そんなことを言っていて、私がいない時はどうしているんだ」
拗ねたように唇を尖らせ、
投げ遣りに言うククールを叱咤しながらも、
マルチェロはククールが着けた
ブラジャーのホックを指でつまんでピッタリと嵌めた。
「そんときはブラジャーしない」
「馬鹿言え。しなければ胸の形も悪くなるし、
乳首が透けることもあるのだぞ」
悪びれた様子なくキッパリと言い切る
ククールの頭を軽く叩いて、更にマルチェロが窘める。
「でもやだ、こんなの…オレ、男として生きてるのに」
頭を叩かれるとククールは、
しゅんと項垂れてポツリと不満を零した。
96:マルクク エロなし 小ネタ 3
05/05/04 19:23:19 ZJk5p+AQ
そんなククールを冷めた目で見下ろすも、
不意に脇の下から腕を通すようにして
マルチェロはククールの細い身体を抱き締めた。
「な、何、兄貴?」
驚いたククールが頬を赤くしながら後ろを振り返る。
「その内慣れる。今だけ我慢しろ」
何かを期待してしまったククールの想像とは裏腹に、
マルチェロはそう端的に言い渡すと、
すぐに腕を外して元の場所に戻った。
「…何だよ、もう。期待しちまったじゃねえか」
「何をだ?」
頬を膨らませて文句を言うククールの言葉を、
離れた位置からでも耳ざとく聞きつけ、
間髪入れずにマルチェロが聞き返す。
「何でもありませーん」
間延びしたどこか馬鹿にするような口調でククールが答える。
「ならさっさと服を着ろ。
お前はもう少し嗜みを持つべきだな」
「はいはい。わかりましたよー…」
口調が説教じみてきたマルチェロに
うんざりした表情を浮かべながらも、
ククールが上着を手に取ったとき、
急にガチャリと部屋の扉が開く音がした。
97:マルクク エロなし 小ネタ 4
05/05/04 19:31:16 ZJk5p+AQ
ぎょっと目を見開いたマルチェロとククールが、
同時に扉を開けて部屋に入って来た人物を見遣る。
「マルチェロ団長!
朝早く失礼します。実は、大変なことが…」
「扉を開けるときにはノックしろと言ってあるだろう!!」
部屋の中にマルチェロの姿を見つけると、
早口で何事か説明しようとし始める
聖堂騎士団見習いの男の言葉を遮って、
マルチェロは大きな声で怒鳴り付けた。
怒鳴られた相手がビクリと肩を竦めている間に、
チラリとククールの様子を見る。
ククールは開け放たれた扉の影に隠れるようにして、
壁にピッタリと背中をくっつけ、
身体の前を上着で隠すように立っていた。
「…今そっちへ行く。良いから外に出ろ。
この部屋は団員の入室を禁止してある」
「しかし…」
「言うことを聞け!!」
騎士団員見習いの男は、
切羽詰った様子で何か言いたげに言葉を紡ぐものの、
マルチェロが一喝して有無を言わさずに黙らせた。
いつになく威圧感の漂うマルチェロの様子に
見習いの男はピシ!と背筋を伸ばし直すと、
「はい!」と怯えの混じる上擦った声で返事をし、
慌てたように「失礼します!」と言い残して扉を閉め、
早々に部屋から出て行った。
98:マルクク エロなし 小ネタ 5
05/05/04 19:34:07 ZJk5p+AQ
「ククール」
完全に男の気配がなくなった所で、
マルチェロは名前を呼びながら
扉の影に隠れているククールの元へと急ぐ。
「…ビックリ、した…」
驚きと緊張で身体を強張らせ、
息を吐き出すククールの肩にマルチェロはそっと手を置く。
「これからもああいうことが起こらないとは限らん。
いつでも緊張感を持て。
万が一お前のことがバレたら、
私もお前も、ただでは済まないのだぞ」
「……はい」
あんなことが実際起こってしまった手前、
言い返す気力も湧かずにククールは項垂れるように頷いた。
「……バレぬよう手助け位ならしてやるがな」
ゴホン、と一つ大きな咳払いをした後、
小声で付け足された言葉に、
ククールは驚いて目を見開くのと同時に、頬を赤く染めた。
99:マルクク エロなし 小ネタ 6
05/05/04 19:36:06 ZJk5p+AQ
照れたように顔を背けるマルチェロを見つめて、
花が綻んだようにククールは微笑む。
「ありがとう、兄貴」
ククールは上着を掴んだまま両腕を伸ばすと、
そのままマルチェロの腰に抱きついた。
「大好き」
そして嬉しそうな声音で、短く想いを告げる。
腰の辺りに顔を近づけ、
頬擦りするような動作に擽ったそうに顔を顰めながらも、
マルチェロはククールの後頭部をそっと撫でた。
暫くしてから、その掌で軽くポンポンと頭を叩く。
「…わかったから早く上着を着ろ。風邪を引くぞ」
「…うんっ!」
叱咤するマルチェロの語調も、先程より大分和らいでいて、
ククールは嬉しそうに微笑んだまま、力強く頷いた。
100:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/04 19:46:36 ZJk5p+AQ
…以上です。相変わらず兄貴が別人のようですね。
>>91さんとはちょっと違った感じで生理ネタも考えているので、
そっちも出来たら投下致します。ではでは。
101:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/04 20:18:38 6lrD+4zj
うはっ…うわうわうわっ!!!キャ━━(゚∀゚)━━!!
GJです!
兄貴に抱きついて「大好き」超かわええ~!
兄貴にも萌えた!
またおねげします!
102:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/04 22:49:52 nD/UEvPa
か、かわえぇ~・・・
ハァハァ
103:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/05 00:10:00 mGAsKgtF
>>94
「同室」・・・・
(*´д`*)ハァハァな妄想が止まらない
104:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/05 00:23:40 v6L9uSTd
GJGJGJGJ!!
ももも萌え~!!
下着ネタ、いいですなぁ。
>ドルククの中の方
楽しみしてますので、頑張って下さい~
>91
生理ネタ、密かに期待してます
赤飯配る○兄w
105:マルクク 小ネタ 1
05/05/05 00:24:28 3/Jiiaud
「ん…」
夜中。静まり返った部屋の中で、
ククールは寝返りを打とうとして
何か柔らかいものにぶつかり、
寝惚けた状態のまま、横向きの体勢で目を開けた。
肌色の長い棒がある。
手を伸ばして撫でてみると、
それは人の腕だったとわかるのと同時に、
頬に触れた掌の感触に、
驚きながらも天井を見る体勢に変える。
全く物音がしなかったので気づかなかったが、
マルチェロが自分を見下ろすようにして覆い被さっていた。
「兄貴…なに、どうしたの」
驚きながらも目元を擦り、聞いてみるが返事が無い。
いつになく仏頂面の相手の頬に
手を伸ばして軽くぺチぺチと叩いてみると、
いきなり顔の横にあったマルチェロの手がククールの胸に伸びて、
発達途上の小さな膨らみを揉み始めた。
「やぁんっ…!なに、兄貴…はっ…」
突然のことに驚きを隠せないものの、
柔らかく揉みしだかれると自然と甘い声が漏れてしまい、
ククールは恥ずかしさに顔を赤らめる。
マルチェロの手は変わらず
胸を掌の中に包み込むようにして、揉み続けている。
「や、ぁっ…も…っ兄貴、また寝惚けてる、っ…!」
ピクピクと全身を震わせて感じながらも、
またいつものことだと自分に言い聞かせて、
ククールは唇を噛んで迫り来る痺れるような感覚に耐えた。
106:マルクク 小ネタ 2
05/05/05 00:25:23 3/Jiiaud
「…ククール。何だ、これは」
翌朝、マルチェロが鏡を見ながら
自分の頬に付いた赤い掌の跡を指差して、
ククールに問い掛ける。
ククールはベッドの上に正座し、
枕を両腕で抱き締めたまま、
あきらかに寝不足といった表情で唇を尖らせた。
「しらない!兄貴の顔に蚊でも付いてたんだろ」
「お前がやったのか」
「しらないってば!
兄貴が悪いんだろ、オレ昨日も寝不足だったんだから!」
先程よりも大きな声をあげると、
ククールは抱き締めていた枕を
マルチェロの顔面目掛けて投げ付けた。
107:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/05 00:27:45 3/Jiiaud
また小ネタです。
>>103さんの(*´д`*)ハァハァな妄想はこんな感じかなー?と
思いながらさっと書きあげてしまいました。
ちょっと生温いですね。もっとエロを目指したいです。
>>104
ありがとうございます!
…ドルククも途中までは進んでるのですが、
ドルがなかなかフィニッシュしてくれなくて困ってます…。
何はともあれ、頑張ります。どうもでした。
108:1
05/05/05 00:56:27 iUjvaQ3c
パルミドで何故かぼくはククールと二人で街を散策している。
ヤンガスとゼシカは宿を取っておくとかいって、先にいってしまった。
この街は意外と複雑な構造で、地図を持っていても自分がどこにいるのか良く分からない。
地図とにらめっこしているぼくを尻目に、ククールはふらふらとどっかに行っちゃいそうになる。
ククールはどこに行っても、自分がかなり目立っていることに気が付いていない。
ここがパルミドじゃなくて、ぼく以外の二人がいればそんなに気にしないけど、
他二人と別れる前に、ヤンガスに十分気をつけるように言われたし、
荒くれや物乞いたちが、ククールのことを怪しい目でずっとみている。
きっと珍しいもの見せてあげるから、とか言われたらついて行っちゃうだろう。
でもついていった先は・・・
・・・うわぁ!大変だ!!あんなことや、こんな・・・
色々と想像が膨らんでいたぼくに、いきなりククールが話しかけてきた。
どうやら凄く変な動きをしていたらしく、怪訝そうな顔でぼくを除いていた。
109:2
05/05/05 00:57:38 iUjvaQ3c
ぼくとククールは宿を目指して歩いていたはずなのに、気がついたら熱気がムンムンしている場所にいた。
ここへ着く前に会った、モリーさんとはまた違う熱気だ。
汗だくのいかついおじさんたちが、煮えたぎった鍋を囲んで座っている。
異様な雰囲気にぼくもククールも飲みこまれてしまっていた。
そんなぼくらにおじさんが、話しかけてきた。
見かけと違って、意外と気さくなおじさんだった。人は外見で判断しちゃいけないね。
おじさんの話でここがサウナだというのがわかった。
おじさんはぼくの顔をみてしきりに、サウナに入ることを進めてきた。
どうやらかなり疲労困憊した顔だったらしい。
ククールにどうするか聞いてみたら、ニコニコしながら頷かれた。
きっとぼくが宿へ行こうっていっても聞かないんだろうな・・・。
110:最後
05/05/05 01:01:35 iUjvaQ3c
かなり機嫌のよさそうなククールは、早速ぷちぷちと脚絆の止め具を外している。
この間もククールの素足は見たけど、脱いでいるとこを間近で見るのは何だかドキドキする。
短靴の紐を緩めて靴と靴下を脱ぎ、赤いジャケットを脱いでアンダー一枚になると、
ククールはサッシュを外して、スカートをおもむろに脱ぎ始めようとした。
ぼくは慌てて、止めようとしたけどククールは気にもしないような感じで、
何で慌ててるの?と返してくる。
そりゃー、どう考えたってこんなところで、その、あのし・下着一枚じゃ・・・
なんてしどろもどろになりながら、聞こるか分からない声で反論したけど、
下着一枚?何言ってるの?って。
こんな男ばっかのところで!って言おうと顔を上げたら、既にスカートを脱いでいた。
わわっ!と思ったけど、よく見たらククールはホットパンツをはいていた。
・・・なんだかホッとしたのか、がっかりしたのか良く分からない感情がこみ上げてきて、
モリーさんに会ったときよりも、いっそうゲッソリした・・・。
ぼくはなんとなく半裸になるのが恥ずかしくて、長靴とズボンとジャケットを脱いで、
ワンピース状のアンダーシャツ一枚になった。
いい汗をかいているククールを見ながら、おじさんの横に座ったら、
なぜか同情のまなざしをぼくにおくりながら、肩をぽんとたたいてきた。
111:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/05 01:13:49 u0HRPVWP
お二人ともGJ!両方とも萌えますた。
>>105 やっぱこの兄妹…素でエロいよー(;´Д`)ハァハァ
>>108 主人公視点だと何かのほほ~んとしていいでつねー。
個人的にかわいいネグリジェ姿のククルコたんも読んで(見て)みたいな~。
どなたかおながいします!
112:103
05/05/05 01:35:33 mGAsKgtF
>>105
せ、先生!
この二人は 同 じ ベ ッ ド で 寝ているのですか?
だとしたら妄想列車が止まらなくぁwせdrftgyふじこl;p@
>>110
not聖堂騎士のククルコたんはスカート派?
それもまたよし(n‘∀‘)η!!!!!
113:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/05 23:11:17 X5LAZhZq
エイトの落胆具合がワロス
そうだよな。パンティ期待してドキドキしちゃったよな。
でもホットパンツもそれはそれでイイ!!
ドナタカ エロ タノム
114:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/06 00:55:38 wZCLv8vS
ヤヴァイヨ~ネ申二人がが一気に投下してたYO-!
>105神の生理ネタ、すっごく楽しみにしております。同室はぁはぁ
>108神のホットパンツにも激萌しつつ兄貴登場も期待しております。
115:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/06 19:36:08 fX0zYcC1
ホットパンツってのはどんなのですか?
女子バレーのパンツみたいの?
116:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/06 20:03:15 OU9jm4i6
>>115
ホットパンツはズボンの裾がない短いパンツのことです。(下記参照)
URLリンク(search.shopping.yahoo.co.jp)
袖がないノースリーブのズボンバージョンというか。
女子バレーのパンツはどちらかと言うとブルマーかなと思います。
117:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/06 20:47:33 fX0zYcC1
>>116
とんくす。わかりました。私も持ってました。苺柄W
118:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/06 22:24:07 PjyaUg8U
まとめサイトがマイナーチェンジしとるではないか~
管理人様いつもご苦労様です!!
>>116
ブルマーもそれはそれで萌え(ボソッと
119:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/06 23:53:43 GY96sGDK
実は最初ホットパンツを毛糸のパンツにしようとしていた。
もちろん○手編みの。
今時毛糸のパンツはいてるやついないし、ネタ的にこんな○はいやだっぽかったからやめた。
120:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/07 17:59:03 E07hbhcL
まとめサイトの管理人様、おつかれさまです。
以前よりも見やすくなって良いですねー。
絵板にも新しい絵が来てることだし…エロ、頑張って書きます。
>>118
ブルマーと聞くと自然と体操着を思い浮かべてしまうのですが、
ククが体操着ならマルはジャージで体育の先生でしょうか?
体育準備室で個人指導とか(´Д`*)ハァハァですね。
121:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/07 19:36:43 omRZAYIE
体育準備室で個人指導・・・(*´Д`*)
マル『なんだこのホットパンツは!授業中はブルマ着用と言っただろう!』
クク『っていうかなんでオレだけブルマなんだよ!他の奴ら短パンじゃねぇか!』
マル『貴様・・・教師にたてつくというのか?』
クク『たてつくも何も単なる兄貴の趣味じゃねーのかコレ?』
マル『学校では先生と呼べと何回言ったらわかるんだ?・・・まぁ良い。放課後体育準備室に来い。
その体にブルマの素晴らしさをたっぷり叩きこんでやる・・・ククク・・・』
122:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/07 20:12:56 5k80Tj4v
>>121
セクハラ教師なマルにギガワロス
123:コソーリ…
05/05/08 01:29:48 c5H6Gycg
かなり前に書いて放置していた《エイト×ククール》を思い切って投下。
賢者のローブクク子に触発されて書いたものです。
ホント今更ネタで、しかも《エロ有り》なので要注意!
124:エイト×ククール( エロ有)1
05/05/08 01:31:21 c5H6Gycg
神鳥のたましいを授かり大空を舞う力を得たエイト達は、サヴェッラの法皇の館へと降り立った。
肝心の杖の手掛かりは掴めなかったが、偶然にもそこでマルチェロと法皇の会話を聞いてしまった。
異母兄・マルチェロの事となるとククールは途端に余裕を無くす。
以前にサヴェッラ大聖堂や聖地ゴルドで合った時も、
強がって見せていたがその実、心乱されているのは仲間の目には明らかだった。
だから今回も直接対面していないにしろ、エイトはククールを密かに心配していた。
ここまで来たついでにと館の中をいつもの如く物色して回っていたら、賢者のローブを手に入れた。
上質そうな生地で出来た淡い菫色のローブは、ククールしか着れそうにないようなので
必然的に彼女が着ることとなり、そして早速その場で着替え中である。
「ズボンも脱いじゃいなさいよー。ブーツだけでいいじゃない」
「やだよ!」
「野暮ったいわよ。無い方が可愛いってば」
「別に可愛くなくたって結構だ」
衝立ての向うからゼシカとククールのやり取りが聞こえて来る。
「どうして女ってのはこう着るものにうるさいんでがすかね」
そうぼやくヤンガスにエイトは苦笑を浮かべた。
ククールが女だと知ってから、ゼシカはどうも彼女に構うのが楽しくて仕方ないらしい。
気の置ける女友達が出来た、というより寧ろ妹分が出来たかのようだ。
年齢はゼシカより上だし、根が女の子好きらしく相変わらず美人と見ればついつい口説きたがる
ナンパな男を地で行くククールなのだが、ゼシカの勢いにはさすが彼女もたじたじの様子だ。
125:2
05/05/08 01:33:18 c5H6Gycg
「ゼシカといいゲルダといい、どうしてアッシは勝気な女ばかりと縁があるんでがしょ」
「ミーティアを忘れとるではないか!女性らしさの代名詞の様なミーティアを!
まあ、美しいおなごが二人も家臣にいると、ワシの名にも箔が付くというもんじゃの」
「オレは王さまの家来になった覚えはないって何度言ったらわかるんだよ」
「ほっときなさいよ、もう」
ヤンガスやトロデ王も変わらぬ態度で接してくれた事に、ククール自身内心ではとても感謝していた。
エイトに勢いでカミングアウトしてしまったはいいが(しかもそれだけじゃ済まなかったのだが)
後になって他の仲間達に打ち明ける事に考えが至り、実はかなり気が気じゃなかったのだ。
振り返ると背中を後押ししてくれた本人であるエイトの「ね?大丈夫だって言ったろ?」という笑顔があった。
仲間たちの優しさに触れ、ククールはこっそり胸の前でぎゅと手を握り締めた。
今はまだどうしても照れが勝ってしまうけれど、いつかちゃんと「ありがとう」と伝えたい。
そう思って軽く目を瞑った。
結局サヴェッラでは「寒いからこのままでいい」と譲らなかったククールも、
杖の手掛かりを求めて降り立ったジャングルの様な森では、レティシア程ではないにせよ
その暖かさとゼシカの押しに根負けしたらしく、赤い騎士服のズボンはいつの間にか剥ぎ取られていた。
「なんか、スースーして落ち着かない…」
ククールは生まれてこの方スカートの類は履いたことがないのだ。
当たり前だ。ずっと男の振りをして来たのだから。
ふわふわと揺れ脚に触れるるローブの裾が気になるのか、自然と足の運びがいつもより控え目になっているのに気付いたエイトは、
何だかんだ言ってもやっぱり女の子だなぁと一人感心していた。
126:3
05/05/08 01:36:56 c5H6Gycg
「似合うよ、ククール」
ローブの裾から覗く、しなやかに伸びた日に焼けない脚の白さが眩しい。
「…当たり前だろ、オレは何着ても似合うんだよ」
口調こそいつもの自信家のククールのそれだったが、
視線は逸らしがちで心持ち俯き加減、しかも耳の辺りが薄らと朱に染まっている。
照れを隠しきれていない彼女のそんな様はエイトの目には微笑ましく映った。
歯の浮く様な口説き文句はククールの十八番のはずなのに、エイトの真直ぐな言葉にはどうも弱いらしい。
そんなククールも可愛いよと言えば、また照れて怒るだろうと学習済みのエイトは、
言わずに心の中に留めておく事にした。
「そうだ。今度私のバニースーツ着てみてよ」
「む、無茶言うなよっ」
「でも胸の辺りがだいぶ余りそうでがす」
「うっさいな!余計なお世話だよ!」
「大丈夫だよ。ククール用に新しく錬金してあげるから」
材料もあるし、と続けようとしたエイトにククールは少し拗ねたような口調で言った。
「エイトまで何だよ…絶っ対着ないからな!!」
(良かった。少しは元気になったみたいだ)
エイトは一人ごちて微笑んだ。
「これお前たち。無駄話をしとらんではよ先に進むぞい」
それでも道中他愛もない話に花を咲かせて進んで行った。
もちろん、迫り来る魔物をしっかり蹴散らしながら。
127:4
05/05/08 01:39:07 c5H6Gycg
深い森を突き進むと魔物と人間が共存する奇妙な集落に辿り着いた。
そこで暗黒大樹の葉を譲り受け、これで漸くレオパルドの足取りが掴めると意気込んだ一行だったが、
道すがら相手にして来た魔物が存外手強かったため、高ぶる気持ちとは裏腹に身体は疲労困憊だった。
そしてその日はそのまま三角谷で休む事となった。
夜中、寝付いてまださほど時間が経たない内にエイトは目が覚めてしまった。
横を見やるとククールのベッドは空だ。
(また、あそこかな…?)
ベッドから抜け出し宿屋の外に出ると、階下に見える教会からちょうどククールが出て来たところだった。
信仰など欠片も持ち合わせちゃいないと公言して憚らないククールだが、
立ち寄った町の教会に時々こっそり一人で出向いていることを、エイトは知っていた。
(何を祈ってるのだろう。お兄さんのことかな)
トロデーン城に行った時もククールはお城の皆のために祈ってくれた。
気休めだよ、と彼女は言ったがエイトはすごく嬉しかったのだ。
ククールは、優しい。時に過ぎるくらいだ。
半分とはいえ血を分けた兄妹なのにマルチェロはククールにいつも辛辣な言葉を浴びせる。
それでもククールは兄を心配している。
―― あんな人が側にいるなら大丈夫かな
昼間にそう呟いていたククールの姿が頭を過る。
そしてそれが何故かエイトに複雑な感情をもたらした。
自分でもよくわからない感情に突き動かされ、エイトはククールへと向かうべく階段を下って行った。
128:5
05/05/08 01:41:27 c5H6Gycg
「ククール」
「!!」
音も無く近付きいきなりククールを後ろから抱き込み声を掛けた。
「エイトか。脅かすなよ…どうしたんだ、眠れないのか?」
ククールこそどうしたの、とは聞かないでおいた。
「うん。何だか目が覚めちゃってさ」
そう言いながら回した腕に少し力を込める。
ほっそりしているがククールの躰はやはり女のそれで、抱き締めると柔らかい感触が安心感をもたらす。
いつもの人懐っこい笑みを浮かべたまま、エイトの掌は次第に淫蕩な動きを見せ始めた。
「…っん」
臍の辺りで組まれていた手が躰の線をなぞりながら胸まで達する。
「ちょっ…お、おい!」
「んー?」
「こんなトコで何する気だよ」
「嫌?」
「嫌も何もここじゃ…」
「ね、いいだろ?」
後ろから覗き込む様にしてククールをじっと見つめる。
「今、ここで、ククールが欲しいんだ」
「……っ」
何の衒いもなく告げられてククールは二の句が次げなくなる。
こんなあっさり懐柔されるのは自分でもどうかと思うのだが、どうしてもこの邪気の無いような笑顔には弱い。
そしてそれ以上にその顔が雄のそれへと変貌する瞬間を思うと堪らなくなる。
129:6
05/05/08 01:43:06 c5H6Gycg
抗議の声が止んだのをいい事に、エイトは片方の手でククールの顎を掴み無理矢理こちらを向かせて唇を奪った。
深く貪るようなキスはククールがエイトに教えてくれたものだ。
「ふぁ…ぅん…」
そうしながらも柔らかな胸を優しく揉む。
本人は小さいと気にしているようだが、小振りだけど柔らかくエイトの掌にすっぽり収まる白い乳房も、
今は布の下に隠れているが愛撫にすぐに色付く敏感な桜色の胸の飾りも、十二分に魅力的だ。
愛撫に合わせ柔らかな布に突起が擦れて躰に甘い痺れが走る。
ククールの躰から力が抜けるのを見計らって、胸から手を離したエイトは先程なぞった線をまた逆に辿り、
ローブの裾から手を差し込んで下着の上から既に熱を持ち始めている秘部を刺激した。
「濡れてるよ」
耳朶に直接舌をねじ込むようにそんなことを囁かれれば、尚更溢れてしまうとククールは耳まで赤く染めて弱々しく首を振った。
「ぅん」
もどかしそうに腿を摺り合わせるククールの下着に手を掛けた。
しかし下着を引き下げる手を、ふと何かを思いついたように途中で止めたエイトは
ククールの躰を反転させ、彼女の背を木に押しつけ正面から向き合った。
「捲って見せて」
「なっ…!」
「自分でこれ捲って僕に見せて」
ローブの端を摘んで無邪気にトンでもない事を告げる男の顔を見つめ返す。
(エイトの奴、オレがその顔に弱いの知っててやってるんじゃねーの…?)
「ね、お願い」
穏やかだが有無を言わさないいつもの調子で駄目押しをされ、ククールは降参した。
130:7
05/05/08 01:45:12 c5H6Gycg
羞恥に震えるククールのほっそりした指が、おずおずと薄紫のローブを捲り上げていくにつれて
濡れた秘部が外気に触れて全身が粟立つ。
「……っ…ぅ」
太腿の半ばまで下ろされた下着の白が見えた。
溢れ出た愛液が伝う太腿は羞恥と期待で震えている。
そこで手を止めてしまったククールに、エイトは視線でもっと先を促す。
彼女が息を飲んで胸の辺りまで腕を持ち上げると、一気に臍の辺りまで露になった。
しっとりと光る銀色の茂み。
その下の割れ目から覗いている秘肉の濡れた赤。
月明かりの下で何とも卑猥なその姿はエイトの劣情を駆り立てる。
沸き上がる衝動の赴くまま、その濡れた下肢に手を伸ばした。
濡れて輝く銀糸を弄っていると焦れたククールが抗議の声を上げた。
「やぁ…ちゃんと、触って」
エイトはその言葉に満足そうな笑みを浮かべながら秘裂をなぞり指を進めた。
くちゅ、と初めから深いところまで飲み込ませると、その指を汚し腿に流れる愛液がエイトの指使いを大胆にさせる。
「ひぁ!ぁ…ん」
漏れた嬌声を押さえようとククールは思わずローブを掴んでいた手を放してしまった。
「ちゃんと持ってなきゃ駄目だよ」
「……っ」
震える指でローブの裾を持ち上げ直すククールの姿を上目に見ながら、エイトは跪きククールの脚の間に顔を埋めた。
「あぅ!…ふっ…ぅ…んぅ」
暖かい舌が秘裂の先の突起を掬うように舐める。
ククールはローブの裾を噛み締める事で必死に声を押さえた。
静寂の中にククールのくぐもった声とぴちゃぴちゃと卑猥な水音がやけに響くように感じられ、余計に彼女の羞恥心を煽る。
「や…もぅ、だめ」
エイトは限界だと洩らすククールの躰を再度反転させ、熱く猛った屹立を秘裂に当てがった。
131:8
05/05/08 01:48:49 c5H6Gycg
「ああぁっ!」
細い腰に手を添えて一気に押し入ると、十分に溶けたそこはさしたる抵抗もなくエイトを受け入れて行く。
全てを収めきるとゆっくりと律動を開始した。
「気持ち、いいよ…ククールの中。僕に絡み付いてくる」
「やあっ、言うな」
ククールは手を口元に当てがい必死に声を押さえようとする。
「んぅ、んーー」
そんなククールに更なる刺激を与えようと、エイトは上質な布の上からその胸を鷲掴んだ。
散々揉みくちゃにされて巻かれた白布もローブの下で半ば解けかかっている。
ククールのささやかな胸の膨らみはエイトの手の中に容易くすっぽりと収まってしまう。
掌に彼女の忙しない鼓動を感じ、まるでククール自身をすっぽりこの手に収めてしまったかの様な感覚に捕われた。
でもその思考はちょっとまずいかなぁ、と自分でも些か呆れてしまったその時、
「エイ、ト!…いたいっ」
思わず手に力が入ってしまっていたらしく、もっと優しくしてとククールに泣かれてしまった。
ごめん、とその白い項にキスを一つ落とす。
そしていじめてしまった可愛らしい胸をあやす様に優しく揉みしだきながら、腰を強く打ち付けた。
「あぅっ!…やぁ、エイト」
ククールにはもう声を押さえる余裕もない。
「ひぁっ!」
更に胸の突起を摘まれてククールの躰がびくりと仰け反る。
それと同時にきゅんと締めつけられエイトは一瞬持って行かれそうになり、負けじと腰の動きを速めた。
「出しても、いい?…ククールの、中に」
「あっ…いいっ、いいからっ……あ、ああぁーーーっ」
崩れ落ちるククールの躰を抱き締めながら、エイトは自分の中に芽生えた感情を漸く自覚し始めていた。
132:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/08 01:51:52 c5H6Gycg
以上です。
誰か!兄妹のエロキボンヌ!!と叫んで逃走~
133:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/08 03:19:16 V9azMs/k
GJ!野外プレイっすか(´Д`*)ハァハァ
134:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/08 09:08:36 Pe+z9SxJ
>>123
GJ!おつかれさまですー。着替えネタも良いですねー。萌えました。
兄妹エロは難しいですね…一歩間違えたら鬼畜になりそうな予感…。
兄妹エロの萌えシチュとかある方いらっしゃいます?
135:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/08 09:53:23 u++LFGDt
自分も、こっそり兄妹ネタ投下したいと思います…。
絵掲示板にも描いた者ですが、同じシチュエーションで文を書きたくなり…
下記のような内容なのですが、無駄に長くなりそうですみません。
苦手な方はスルーしていただけますと助かります。
(注)クク子攻めです。兄はどちらかというと受身です。
エロ有りだと思います。(エロ部分まだ作成していませんが…)
136:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/08 11:04:25 8apiTUDd
>>132
GJ!!萌えたよ!
言葉少なに去ってくあなたが好きっす。
137:135(マル×ククエロ有)1
05/05/08 11:40:14 u++LFGDt
「やば、今日も遅くなっちまったな…」
もう夜更け、と表現できる時間帯のマイエラ修道院宿舎の廊下を、
忍び歩きで自室に向かう赤い姿。
帰ってきたのがこの時間となると、誰かに見つかれば当然規律違
反で団長からきついお仕置きを受けることとなるだろう。
自然、歩く足も速まる。
「……遅かったな、聖堂騎士団員ククール」
不意に後ろからかかった低い声に、ぎくりとして呼ばれたククールは
肩を震わせ、立ち止まって恐る恐る振り返ると。
そこには、今最も会いたくない男が眉をひそめて立っていた。
「ふん、こんな時間までドニの酒場の香水臭い女達と遊んできたか。
…つくづく、貴様は何のためにこの修道院にいるのか、わからんな」
「あ、兄貴…」よりにもよって、戒律違反の現行犯であるこの時間に、
聖堂騎士団長である異母兄のマルチェロと鉢合わせるとは。
ククールは唇を噛んだまま、そこに立ち尽くす。
「そんな余裕があるのなら、その顔と体で貴族にでも取り入って来る
ことだな。最近はお前を指名する上得意様が減ってきているが、そ
れは夜遊びが過ぎて肝心の祈りができていないからだろう」
振り向いたククールに、一歩、また一歩と近づくマルチェロ。
138:135(マル×ククエロ有)2
05/05/08 11:43:30 u++LFGDt
「そんなことはないだろ!き、今日だって4箇所も祈祷に回って…」
ククールの肩が、またぞわりと激しく震えた。
昼間の、醜く太った貴族が触れてきた手の感触が、思い出されて。
途端、ガッという音と共にその背中は壁に強く押し当てられた。
「4箇所も回ってくたびれている筈の体が、何故深夜まで遊び歩い
ていられるのだ!」ククールの胸倉を掴み、そのまま壁に押し付け
ると、マルチェロは憎憎しげに相手の瞳を覗き込んだ。
「い…痛い!」
「貴様などいなければ…」
襟首といってもよい位置の布地をひねるように握っていた手は、
掴みなおそうと、それより少し下の胸元の布地へと伸びる。
「……!」その手の感触に、ククールが怯えたように目を見開いた。
その気配を察したマルチェロは、ためらわず相手の左胸をまさぐる
と、冷静沈着な彼が日頃は決して見せることのない驚愕のまなざ
しで、眼前の異母弟を見。
その一瞬後には、相手の腕を引っ張り、走るように宿舎の一室へ
と足を向けていた。
「な、何だよ!はなせ!」
ククールは、腕を激しく引かれ団長室へ連れ込まれると、ようやく
解放された。さきほどまで掴まれていた腕には、くっきりと手の跡
が浮かんでいる。
「…何をされた」
大声で怒鳴るククールには構わず、自室へと戻ってきたマルチェ
ロは静かに問うた。「今日の祈祷に行ったときにされたのか」
139:135(マル×ククエロ有)3
05/05/08 11:46:37 u++LFGDt
「何をされたって…どういう意味だ…?」
兄の問いに、本気でその真意を測りかねているらしく、ククールは
怪訝そうに尋ね返すと、相手はククールの肩に手をかけて荒い語
調で言った。
「これに決まっているだろう!」
そして強い力で赤い騎士服の上着をはぎとると、そこにはサラシが
巻かれているが、上までは隠し切れていない、明らかに女性のもの
とわかるたわわな胸があらわれた。
「や、やめてくれ兄貴!これは…!」
相手の制止を振り切って、マルチェロは懐の短剣を振るい、きつく
巻かれたサラシもぶつりと切り落とした。
そこにはただ、美の女神と見まがうばかりの上半身の裸体を、申し
訳程度に両手で隠す弟の姿があるだけである。
「こんな胸を、誰に生やされた?言ってみろ、聖堂騎士団員ククール?」
「…っつ…!」
胸を覆っていたサラシが外れたかと思うと、今度は左胸のふくらみ
を鷲掴みにされ、その痛みにククールは小さく悲鳴をあげた。
「どこの家に祈りを捧げに行った時だ?おおかた、祈りが済んだ後
に出された飲み物にでも、女になる秘薬を混ぜられていたというと
ころだな?どこまでも愚かな弟め」
「ち…ちが…っ」胸の痛みに堪えるククールは、苦しげな表情のまま
ふるふるとかぶりを振った。
「何が違うというのだ」
尋ねる間にも、胸を掴んだ手は緩むどころかさらに力を増して、赤
い跡を残そうとしている。
「あ…か、隠していたんだ…オレは、ずっと、女なんだよ!」
やっとのことで叫ぶと、ククールは俯いて相手から目をそらし、
向かい合った兄の紡ぐ言葉を待った。
140:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/08 11:51:46 u++LFGDt
「……馬鹿な…」ククールの胸をきつく掴んでいたマルチェロの
右手は、ゆるゆると下へ力なく下がり、彼のククールを見る表情
は、信じられないものを見る目へと変わっていた。
「そんな…馬鹿な」
この、今目の前にいる者がこの世へ生れ落ちたその瞬間から、
自分の人生はあたかも転がる石のように、目にもとまらぬ速さで
奈落へと落ちていった。
自分に弟さえ生まれてこなければ、と、清らかな光溢れる修道院に
その身を置きながらも、心の中を黒い呪詛で幾度埋め尽くしたか
知れなかった。
その内心を知ってか知らずか、院長であるオディロは自分のような
ものへも常に温かい心とまなざしと言葉とを惜しみなく与えてくれ、
自分自身の中でようやく「自分は居場所を見つけることができた」
とその不幸な記憶を薄れさせる努力ができようと思えた頃に。
「君、名前は?」「ククール!」
できるものなら、一生相見えることなど互いに望まなかったであろう
兄弟は、不幸にも邂逅を果たしてしまった。
それからの日々は、自分にとって針の筵のような一日の連続で。
どれほど虐げても、罵っても、まっすぐに己を見る青い瞳が、憎くて
たまらなかった。
弟さえいなければ。奴さえ生まれてこなければ。
この者が修道院へ来なければ。
彼の中の弟を憎み、蔑む気持ちは、たった今、「弟ではなかった」
という事実によって、瓦解しつつあった。
しかし、それによってかつての辛い日々が、彼の記憶の中で
泡のごとく消えるわけでもなく。
141:135(マル×ククエロ有)5
05/05/08 11:55:12 u++LFGDt
「……出て行け!」
気がつくと、ククールの肩を揺さぶり、叫んでいた。
「兄貴……」
「貴様など、ここから出て行くがいい!どのみち、修道院中に女と
知られれば、ここには居られぬ身だろう。夜明けと共に、廊下とい
う廊下を私が裸のお前を連れ歩けばよいだけの話」
「やめてくれ!…後生だから。オレ、ここを出されたら行くところが
ないんだ….」ククールは大きな瞳に涙を浮かべながら、いやいや
をするようにかぶりを振った。
「貴様が懇意にしている酒場の女共---男も混じっているの
だろうな---は、貴様の体の隅々まで知っているのだろう。
奴らなり、どこぞの貴族にでも囲ってもらえばいいだろう」
「それは…!できない!…兄貴の、言うことなら何でも聞くよ。
だから、今日の事はなかったことにして…オレを、いや、私を、
ずっとここに置いて…」
「団長に命令をする気か?」マルチェロは、その唇の端を歪め、
皮肉な笑いを浮かべた。
「貴様を呪い、憎みぬいている私が、そのような願いを聞き入れる
とでも…っ…!」それまで俯いたまま、マルチェロの言葉に耳を
傾けていたククールは、突如顔をあげたかと思うと、向かい合った
相手の唇に飛び掛るように、自分の唇を重ねた。
絡み合った二人の体はそのまま、床へと倒れかかった。
突然のことに目を見開いたまま動かない彼の口内を己が舌で蹂躙
し、いつしか下がっていた彼の手を握ると、さきほどまで自分に
痛みを与えるためだけに鷲掴みにしていた胸へと導く。
142:135(マル×ククエロ有)6
05/05/08 11:57:08 u++LFGDt
「あっつ…!」
そのまま、しばしククールは口付けた相手の歯裏を舌でねぶったり
していたが、不意に襲った唇の痛みに、思わずマルチェロの唇から
離れた。口内に不快な鉄の匂いが漂い、唇の端からは赤いものが
伝い落ちた。
「…噛みやがったな」
「この私に色仕掛けなど…女であるとわかってさえ、貴様の品性の
なさには反吐が出るな」押し倒されたままの体勢で、マルチェロは
さも汚らわしいものを見るような目で、ククールを一瞥したが、思い
直したように小さく溜息をつくと、そのまま全身の力を抜き床に横
たわった。
「まあ、いい。貴様が私を高みに上らせることで、今回の件の口止
め料にでもなるという思い上がった考えがあるのなら、好きに試し
てみるがいい」
143:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/08 13:32:30 9XDxZBoz
うえーん!!続き続き!!
144:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/08 13:33:28 9XDxZBoz
>>124
GJだったよ!
淡々としつつも、情熱秘めてる感じのエイトがかっこよかった!
145:135(マル×ククエロ有)7
05/05/08 14:09:12 u++LFGDt
「ん…」
無造作に投げ出された四肢の上に跨り、恐る恐るといった体で
再び唇を重ねる。
淫らがましい口付けで蕩け落ちかけたククールの意識は、先ほど
噛み切られた唇に相手の舌が触れるたび、ぴりっとした痛みと
共に戻った。
「あ…やん…」
ククールの胸のふくらみに置かれた手は、下からその重みを
支えるかのように白い肌を這いまわる。赤みを帯びた乳房の
先端に自分のものでない指が触れるたび、声にならない声をあげ
てククールはのけぞった。
「なんだか…恥ずかしくなってきた」
自分が組み敷いた兄の、複雑な仕組みの騎士服のボタンを
ひとつひとつ外しながら、顔を赤らめたククールの小さな呟きを
逃さず、眉根一つ動かさずにマルチェロは答えた。
「それは何よりだ。微塵にでもそう思うのならばとっととこの茶番を
やめて、本日付で修道院からも出て行くのだな」
「……それはできないんだ」
146:135(マル×ククエロ有)8
05/05/08 14:12:23 u++LFGDt
騎士服の上衣のボタンを外し終えたククールは、そのまま相手の
下衣を脱がせにかかる。さしたる抵抗もせずに成り行きを静観して
いたマルチェロが尋ねる。
「……なぜそこまでして……っ」言いかけて、その瞬間下半身を襲
った感覚に意識を奪われそうになった。
まだ力なくそこにあるだけの彼の分身をククールが口に含み、舌
で刺激をし始めたからである。
禁欲を旨とする集団の長の座にいるものとして、その矢には封印
が施されてでもいるかのように、少しの刺激ではぴくりとも動かない。
それでも、ククールが熱にうかされた様にその鈴口を舌で転がし、
筋の目立つ裏側を執拗に舐るうち、上のほうでは彼の表情は次第
に苦悶を帯びたものとなり、矢は血流が行き届き始めたように
その角度を上げた。
「口じゃあ、イけない?まあ、そういう気はしてたけどね」
十分に舌で愛撫を続けたとみると、ククールはそれの先端から
唇を離した。そしてマルチェロの足に跨ったまま、さきほど破られた
自分の上衣を剥がし、また下衣もそっと脱いで一糸纏わぬ姿になった。
「オレのこと、手放せないようにしてあげるよ……」
147:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/08 14:37:25 Xss9f70y
り、リアルタイム遭遇!?
ワクワクテカテカ
148:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/08 14:48:31 DnwWFiWd
そろそろエロパロに行ったほうが良いかも
149:135(マル×ククエロ有)9
05/05/08 15:47:46 u++LFGDt
馬鹿馬鹿しい、とばかりにアイスブルーの瞳から目をそらすマルチ
ェロの頬を両手で挟み口付けながら、相手の怒張めがけて腰を深く
落としていく。
つぷり、という妙な感触と同時に、ククールの表情が痛みからか
ひどく歪んだ。
彼女自身は最も感じる部分に愛撫もされていないにも関わらず、
その秘裂からは流れるように蜜が溢れ、その奥深くまで相手の雄を
受け入れている。
「く…っ!」マルチェロは、この期に及んでもひたすら迫る快感を
突き放すように固く目と口を閉じていたが、上で揺らめくように、
だが馴れない様子で不規則に腰を動かしているククールのその部分
は、まるで単独の生き物であるかのように、咥え込んだ得物へ確実
にさらなる快感を積み重ねていく。
「あ…兄貴…!あっ…あ…いっ…」
マルチェロの胸板の上に身体を預け、熱い息で喘ぎながら
絶頂へ登ろうとするククールの、細い腕が掴まれたかと思うと、
彼女は繋がったまま体勢が変わり、今度は自分が組み伏せられた
ことに気付いた。
「兄貴…?」
「お前だけが上り詰めるのは…許さない」
「!!ああっ…!」床の冷たさからは隔てられた赤と青の騎士服の
上で、ククールは荒々しい律動に身を委ねて、激しく身悶える。
150:135(マル×ククエロ有)10
05/05/08 15:50:53 u++LFGDt
静かな空間に、互いの喘ぎ声と水音だけを響かせながら、二人は
互いを貪りあった。
「く…も、もう…限界だ…!」影がさしてよく見えないマルチェロの表情
は、ただ堪えるように歯を食いしばっているようで。
「あん…あ、兄貴…はあっ…いいよ、お願い…きて…っ!」喘ぎの
混じった切なげな声で、恍惚とした表情のククールがその呟きに答
えた間もなく、彼女の中を相手の欲望の迸りが、次第に満たしていく
のを感じて、ククールもその意識を軽く手放した。
「………」数分間、そうしていただろうか。
ククールが目を覚ますと、彼女が寝そべっていたところは既に床の
上ではなく、その体の上には寒くないように掛布もかぶせられていた。
そして、横には温かい腕と、広い背中が自分に向けられていること
に気付くと、彼女は振り払われることを覚悟でそっと逞しい腕にしが
みついた。
「……初めて、だったのか」しかし、予想に反して伸ばした手を振り払
われることはなく、かといってこちらも向かずに尋ねられる。
「ま、…まあな!」自慢にもならないことを、胸を張って高らかに宣言
するかのように肯定したククールの言葉に、マルチェロは向こうを向
いたまま小さく笑っていたようだった。珍しく、皮肉のない笑いに、
ククールは先ほどまでの自分の痴態を思い出し、真っ赤になって
広い背中に額を寄せた。
きっと、気を失った彼女を寝台へ運んだのも、床に散った自分の体
液や処女の証たる破瓜の血を拭き清めたのも、目の前の彼だったの
だろう。
151:135(マル×ククエロ有)11
05/05/08 15:53:50 u++LFGDt
よくよく考えてみれば、ここにいられなくなったらと思うと頭に血
が上り、とんでもないことをしてしまった。
自分を憎んでいるはずの、この目の前の男が、次に考えることなど
決まっている。
「なぜこんなことをした?…なぜそこまでして、ここに居続けたい
と願うのだ」彼の身を鎧のように守っていた騎士服を一枚ずつ剥が
していったときにされた問いが、繰り返し背を向けたままの相手の
口から紡がれると、ククールは照れたように笑って、小声で言った。
「どんなに憎いと思われていても…あんたが好きで、傍にいたいと
願うのは…おかしいかい?」
「理解に苦しむな」溜息と共に、即返ってくる答え。
「なあ、なあ!実際、どうなの?オレ、いや、私のこと、他の狼共に
言ったりしない?この色仕掛けは、うまくいったのか、答えてくれよ!」
せがむように自分より若干浅黒いその腕をひっぱると、マルチェロ
は物憂げにククールのほうへ向き直った。眉間に深い皺を刻んだ
まま、じろりと彼女を見据える。
「あんな程度で、色仕掛けと言いきるなど、おこがましいにも程が
ある。…せいぜい、もっと経験を積んで出直してくることだな」
「そんな…」
射抜くような目に、身も心も全裸のククールは、やり場のない気恥
ずかしさと、後悔の念に所在なさげに俯く。
「やっぱり、駄目なのか…」体の痛みも相まって、再び目に涙が浮かぶ。
明日になれば、裸で宿舎を歩き回らされるだろう。
そうして、騎士団に居られない身となってしまうのだ。
152:135(マル×ククエロ有)12
05/05/08 15:55:17 u++LFGDt
「……他の騎士団員にばれたくないのなら、今後サラシはもっと
丁寧に巻くことだ」
俯いていた顔を上げると、そこには目を逸らすマルチェロの顔が
間近にあって。
「兄貴…」
「……祈りを捧げに貴族のもとへ出向く際にも、胸元へ伸びる手
などにはくれぐれも警戒をしておくのだな」
「……」
「……例え誰かにその事実を知られたとしても、色仕掛けなどと
いう愚かな真似だけはやめておくことだ。お前などの体では、男を
虜にするどころか、どう考えても体よく利用され捨てられるのが
落ちだな」
それまで呆けたように、仏頂面で語る目の前の男の顔を見ていた
ククールだったが、その言葉が一つ一つ紡がれるたびに、にんまり
と口の端が上がっていった。それを見咎めたマルチェロが言う。
「どうした。そのいつにも増した間抜け顔…わっ」
「大好き!」今度は恥もてらいもなく、ククールはがばっと彼に抱き
ついた。本気で迷惑そうに引き剥がしにかかる相手にしがみつきな
がら、彼女は自分だけの密かな幸せを噛み締めるのであった。
153:135
05/05/08 16:00:14 u++LFGDt
やっぱりエロパロでしたね、内容が。
本当に失礼しました!
でも、他の方の書く兄妹エロは激しく希望していまっす!
→にげる
154:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/08 16:41:48 rphebyP5
>135タン
ひいっ!禿しく乙!萌 え ま し た 。
ククタン初めてだったのね(*´Д`*)
兄貴も初めてだったのかしら?耐えてる兄にも(*´Д`*)
155:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/08 16:51:30 SLCJbHcg
>>135
GJ!
後半強がる妹と、それを思いやる兄がイイ!
156:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/09 00:29:06 xLFRcBHy
>>135
萌えた
ただその一言に尽きる…(;´Д`)ハァハァ
157:前
05/05/09 02:53:42 200+Ztz3
日が傾き始めた頃、ホテルのフロントで休んでいたわたしとヤンガスの方へ近づいてくる足音が聞こえた。
わたしたちが無理やり二人きりにさせた、エイトとククールが宿に着いたのかと思って足音の方を向いた。
そしたら、想像だにしていなかった人が顔を真っ赤にしてこっちに向かってきている。
あんまりにも凄い形相でこっちに来るもんだから、ついつい声を上げてしまった。
ヤンガスもわたしの尋常ならざる声を聞いて、後ろを振り返り脂汗をたっぷりかいて固まっている。
誰だってあんなのが近づいてきたら動けなくなるわ!
現に、わたしたち以外の人たちだって固まっている。
案の定わたしたちの前で止まると、そいつは多分今出来る精一杯の笑顔で話しかけてきた。
目は全然笑ってないし、こめかみと口がかなり引きつっていて更に怖い!
ドルマゲスだってこんなに怖くなかったわ!
158:後
05/05/09 02:58:02 200+Ztz3
取り合えず、椅子に座らせて落ち着いてもらった。
それでもまだ鼻息が荒い・・・。
自分では落ち着いた口調だと思ってるんだろうけど、かなり荒れた口調でククールの居場所を聞いてくる。
残念ながら、まだこの宿屋には到着していない。
きっとここにいないから分かってると思うけど、怖いからエイトと一緒にいるだなんて言わなかった。
ククールがいないと分かると、ここで待たせてもらうとだけ言って沈黙している。
わたしもヤンガスも、部屋に戻りたかったけど無言の圧力に負けて
その場で一緒に座っていることしか出来なかった。
その沈黙は慌ただしい足音で跡形もなく消え去った。
今度は真っ赤な顔をしたエイトがわたしたちの方へ向かって走ってくる。
わたしたちの目の前に座っている人に、気がついているのかいないのか、走りながら
ククールとはぐれた!なんて言っている!
最悪だわ!よりによってこんな時に!!
ほら!その言葉を聴いて、どんどん怪しい空気が満ちてきたわ!
走っていたエイトも危険を察したらしく、足を止めて様子を伺っている。
何かぶつぶつ呟きながら、今にもレイピアに手をかけそうになっている目の前の人を見て
ヤンガスが慌てて、嬢ちゃんが誰かにさらわれる前に早く見つけたほうがいいでガス!
って慌ててる割に、かなり冷静な発言をした。
わたしとヤンガスは、今度は顔を真っ青にしてなにか呟いているマルチェロとエイトを
引っ張って、ククールを探す為に宿をでた。
つづく
159:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/09 10:39:15 ORe03Jai
兄キター!
160:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/09 12:22:33 NjBuVp1F
数日目を離した隙にこの萌えコンボ……
ホント頭が下がるよ、皆様。
つづきが楽しみ!
161:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/09 18:30:53 AQJeHBzI
ククルコの兄の呼び方
1,お兄ちゃん
2,兄さん
3,お兄さま
4,にいさま
162:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/09 18:50:13 ukA1+dhu
(*´ー`)ノ 4
兄さま禿萌え
163:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/09 20:41:48 9GEH7zgk
俺はなにげに「おにい」も萌えと思ってるぞ(*´д`)
164:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/09 22:33:23 F5WFSMrB
あにさま萌え
165:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/10 00:41:14 kf8FgwzQ
兄上も捨てがたい
勿論兄貴もイイ!
166:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/10 00:53:16 vNEnBMkQ
兄さまいいな!
あにさま でも にいさま でも
どちらでも萌えれるさー(*゚∀゚)=3
167:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/10 01:39:39 KzJfOgwC
それも捨てがたいが自分は兄貴で!
やんちゃ小娘ククルコハァハァ
168:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/11 23:43:29 TuOhzMdO
ここでおにいちゃまってのがふとよぎってしまった俺は…
シ○プリ経験者だ
あれは別にそんな萌えなかったが、クク子が妹なら萌える!
169:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/12 00:39:21 Mg3kzwWB
>>168
12人のクク子が兄を包囲してる姿を想像してちょっと萌えた
兄はストレスで禿げ上がりそうだww
170:1
05/05/12 01:14:53 8xJEOwVC
わたしとヤンガスはエイトとマルチェロを引きずって、宿の外へ出た。
なんだか外がやけに騒がしくて、何かと思って声のする方へ行って見た。
顔を土気色にしてピクリとも動かない人たちが教会に運ばれている。
見た感じ、傷も何も無い。
もしかして・・・もしかして・・・これって、まさか・・・
ククールの仕業?
・・・まぁ、取り合えずククールを探さないと。
まだ正気になっていない二人を引きずりつつ、わたしとヤンガスはククールを探した。
171:2
05/05/12 01:17:38 8xJEOwVC
ククールがこんな土埃の酷くて、ろくでもない奴が沢山いるこのパルミドで迷子になっている。
あぁ!どうして私はククールを外へ出してしまったのだろう!
あの場で、こいつらをたたっ斬っておくべきだった・・・!そうしたらこんな事にはならなかっただろうに・・・。
かわいそうなククール!!
12、3歳だっただろうか。
ある日ククールが泣きながら抱きついて離れなくなった。
何が何だか分からない私は兎に角、ククールをなだめ泣いている理由を聞いた。
私はククールの言った、途切れ途切れな単語をつなぎ合わせてよく考えてみる。
お腹が痛くて、少し貧血気味で、血が止まらない・・・。
これはまさしく生理がきた!ということではないか!!
ククールも大人になったな!とつい抱きしめてしまった。
いきなり抱きしめられて、驚いているククールにこれがどういうことか優しく教えてあげた。
そして私はドニの街中に赤飯を配ったのだ。
なんて昔のことを思い出している場合ではないのに、走馬灯のように思い出が次から次へと流れていった。
172:最後
05/05/12 01:19:25 8xJEOwVC
なんだかヤンガスのほうから、気持ちの悪い呟きが聞こえてくる。
こっちはこっちで、ネガティブな呟きが激しいんだけど・・・。
はやくククールを見つけないと、こっちの気が滅入っちゃいそう!
顔色の悪い人たちを担いで教会へ運んでいる人の波を逆流しながらわたしたちは進んだ。
細い道を進んでいくとようやく見つけた!
荒くれがなんだかやけにぐったりとしたククールを担いで走っている!
待ちなさい!とわたしが一喝したら速度を速めた。
引きずってる人たちを捨てて、追いかけようとしたらわたしの一喝で目が覚めたのか、武器を手にして荒くれに向かっている!
気がついたときには、エイトのしっぷう突きとマルチェロの一突きをくらって荒くれは倒れていた。
また教会へ運ぶようじゃない!
ってそんなことより、ぐったりしたククールだったわ!
走ってククールの様子を見に行くと、どうやらラリホーでもくらって寝ているだけだった。
両端で泣きじゃくる二人に呆れながら、エイトにキアリクを早く唱えるように言った。
ようやく寝ているだけのことに気がついたのかエイトは、ボロボロの顔のままキアリクを唱えた。
ククールの周りが光が包み込み、目を覚ます。
エイトと目のあったククールは咄嗟にエイトを抱きしめ、怖かったと泣き出した。
一般人相手にザキを唱えまくるククールも十分怖いと思ったけど、
その言葉を飲み込んで、エイトの横で白くなっているイヤミ男を見た。
土埃と一緒に残り少ない前髪がはらはらと飛んでいった。
そんなイヤミ男に追い討ちをかけるように、聖堂騎士団の人が来て
なにか用があったらしく、あまりのショックで固まっている奴を引きずって連れて行ってしまった。
必死にククールをなだめているエイトを見ながら、わたしとヤンガスはエイトとイヤミ男が倒した
荒くれを引きずってその場を後にした。
173:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/12 01:47:43 Yi/zsUNx
毎度毎度、兄のプレイバック・ザ・妹はハゲワラで禿萌えだ
ハッシュはいつも役得だな~
兄貴もがんがれ!リアップ持って応援してるぞw
174:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/12 13:00:39 dYrp7E8+
兄貴かわいそう……でもそのが萌え(w
リーーーーーーーーーーアップ!!!
175:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/12 16:05:28 0ejUmk47
兄貴ガンガレ!
プロピアー!
176:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/12 21:27:29 AFwHnPhr
兄貴の禿ネタはもう定着してしまったのか・・。
ちょいワラエル。
177:おまけ
05/05/12 22:44:32 tblxoIwB
某月某日
マルチェロ様を迎えにパルミドへ向かう。
某月某日
何故か廃人のようになっているマルチェロ様を発見。
しきりにククール、ククールと呟いて放心している。
横でバンダナの青年に、ククールお嬢様が泣きすがっていたが急ぎの用事の為
他の騎士団員にまかせ、動かないマルチェロ様を無理やり引きずっていく。
某月某日
ようやくドニへ到着。
あれから数日が経っているのに、未だに放心状態。
危ない幻覚にとらわれているのではないか心配になってくる。
お屋敷には何故か大量の育毛剤が届いていた。
某月某日
ゴルドへ出発する日が来た。
マルチェロ様を迎えにいったところ、生え際からつぶつ
(削除)
しきりに、待っていろ!ククールと言っておられるがゴルドに待っているのはククールお嬢様では決してない。
未だに、パルミドのショックから立ち直れていないのであろう。
皆さんの育毛剤のお陰で、毛が生えることができましたチェロ。
178:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/12 23:47:24 ortwBvIg
兄貴の額にザオラル成功w
179:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/13 02:23:36 FOulxbYP
>お屋敷には何故か大量の育毛剤が届いていた。
送ってくれた皆さんってやはり騎士団員だろうか。
ククルコからのがあれば、ガラスケースに入れて大事に保管しそうだw
180:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/13 11:52:56 L2GJnoC8
>177
ヤキニクパーティーって何だ?(w
181:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/13 23:18:26 LGVgQdFE
きっと兄はククルコから貰ったもの専用の部屋があるのですよ。
花はもちろん、ドライフラワーにしてあります。
>180
ヤキニクパーティ聞いてたら思いついたネタだったので。
ウマイウマイウマイウマイウマイ
182:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/14 23:58:40 /V7j6RcW
この兄貴の場合、煉獄島送りやゴルド戦がどうなるのか
かなり気になる
183:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/15 00:54:13 1C/k31Tr
ゴルド戦、逆にクク子が穴に落ちそうになって
兄とエイトとクク子親衛隊が超必死で助ける姿が頭に浮かびますた
184:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/15 01:54:52 uiCp6V6g
煉獄島→ククルコ以外を送る。ククルコは法王の館に軟禁。
ゴルド戦→兄貴がゴルドへ行くときククルコも連れて行く(というか手放さないというか)
そこへ煉獄島から脱出したエイト達が登場。
・・・・この後どうやって>>183へつなげるかだ。
185:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/15 02:26:15 Y3YV5O8p
「まず手始めに貴様から(ry」 兄貴戦開始(マルチェロ 一匹)
どうしたらいいか分からないまいっちんぐクク子を余所に
兄一匹との戦闘は続く エイトはたぶん常にSHT
兄のグランドクロスが炸裂しようとしたその時
「もうやめて兄貴!」と兄の前に立ちはだかるクク子
妹の初めての反発に兄ショック!(これが反抗期ってヤツなのか!?)
兄ショックでラプソーンを抑えられなくなりラプ様復活→ゴルド崩壊
クク子落下→兄とエイトが必死でキャッチ(片腕ずつ)
……とかどうよ?w
この兄貴なら騎士団長の指輪は絶対、左の薬指にはめようとするに1万G
186:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/15 02:48:59 Y3YV5O8p
追加でこんなのも
「萌えとはなんだ!?」バンッ「それは……い も う と だ!!」
ギレン並に熱く演説する兄貴
歓声を上げる騎士団員達
ついてけねーと呆れる市民
そこにエイト達登場
187:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/15 04:49:43 1C/k31Tr
>>185に便乗
クク子落下→兄とエイトがキャッチ(片足ずつ)
↓
クク子の装備は賢者のローブ
↓
パ ン 2 ○ 見 え
クク子「や、やだっ!二人とも見るなよ馬鹿ぁっ!!」
兄「(く、黒…!いつの間にそんな破廉恥な下着を!!やはり旅に出すべきではなかった…!!!)暴れるな!大人しくしてろ!」
エイト「……(無言で鼻血)」
「私は地位も名誉も全て失った…。残ったのはククール、お前だけだ!もうお兄ちゃんから離れあqwせdrftgyふじこlp;」
とか言いながらゴルド戦終わったらクク子に付いてきそうだw
188:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/15 08:42:47 tteK8Vlv
兄貴も旅に同行。イイネ!
スゲーうざそう。そしてエイトと何かある度にケンカ。とかワロス。
クク「もうっ、二人ともいい加減にしろ!」
エイト・マル『はい』
189:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/16 00:42:16 bu0Hdx9a
>>187
そこで エ ッ チ な 下 着 ですよ。
190:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/16 00:57:59 J6cugb1a
一連の流れにハゲワロスwww
そんでもって萌え!!
どなたかーこれを元にSS書いて下されー神様仏様職人様ー
191:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/16 00:59:14 NLDMZBDP
兄が仲間になるとなんだか更に水戸○門チックになるな。
192:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/16 01:30:58 zEvh38r+
兄が来るとラスボス戦もこうなる予感
デブーソンの攻撃!クク子は108のダメージ!
兄「 私 の ククールに何をする貴様!!!!!」
タンバリン無しでSHTメラゾーマ
エイトも当然のようにSHTギガスラッシュ
もうどうでもいいからラスボス倒して帰りたいゼシカとヤンガス
193:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/16 03:19:45 17aVpR7T
ククールがククルコだと、兄の個人スキルはやはり
「 シ ス コ ン 」 ?
194:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/16 10:04:46 w7UM82Fc
剣
杖
カリスマ
格闘
シスコン
195:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/16 10:08:45 BU1mPjsw
シスコンスキルの内容は
(妹だけ)かばうとか、妹が死んだときに自動SHTとかかな。
196:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/16 11:06:21 tIHDWrvf
剣
鞭
杖
格闘
カリスマ(シスコン含む)
特殊スキル前半は
嫌味(効果・いてつく波動)、グランドクロス、騎士団呼びなどのカリスマスキルで
後半はシスコンスキルを覚えます
あと混乱すると異様にエイトに攻撃したがるから注意
197:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/16 21:23:30 sBJrBnH8
>あと混乱すると異様にエイトに攻撃したがるから注意
混乱してなくても、ククルコがパーティにいないと(4人+馬車に1人として)
ときどきエイトに攻撃するのが仕様ですが何か?
198:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/16 21:41:11 Z9bWKIcg
むしろ互いに攻撃しあうから、時々真ん中のヤンガスあたりが昇天しますが何か。
199:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/16 22:42:44 BU1mPjsw
回復呪文がベホイミまでしか使えないから、ぶっちゃけ万年馬車ですが、何か?
200:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/16 22:55:48 zEvh38r+
>>199
そこでSHTベホイミ(クク子専用)ですよ
201:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/05/17 00:14:05 t8n1Mt+P
>>184あたりに触発されて軟禁クク子@法皇の館ssなんぞを…
流れをまったく読まずに非常に鬱なものを投下いたします。
・マルクク、エロなし
・ククはエイトも兄も好き
・終始不幸感が漂っています。幸せ要素はありません。
萌えより鬱が勝ちそうな人はスルーヨロ。
めんどくさいもの落としてすまんです。
202:クク子軟禁(1/5)
05/05/17 00:15:02 t8n1Mt+P
『法皇さまの館に来れるなんて、夢みたい!』
そう言って皆とはしゃいでいたのは、ほんの数日前のことだったのに。
鳥になって、空高くから見えたサヴェッラの大屋敷はとても大きくて、荘厳で、
偉大な力で人々を天から守っている―強い優しさを感じて、ククールは嬉しくなった。
辛い出来事が続いた旅のなかで久し振りに心が晴れやかになったような気がして。
けれど。
ここにも夜は訪れる。光が消えてしまえば、そして扉が堅く閉ざされているならば、
聖地も牢獄と変わりないものになるのだということを、ククールは知った。
きれいに整理された個室で、ククールの頭に浮かぶのは離れ離れにされてしまった仲間のことばかりだった。
無実の罪を着せられどこか遠い場所へ幽閉されてしまったと、誰からともなく聞いて、
いてもたってもいられなくて、不安で胸が張り裂けそうで。
しかしククールにできることは唇を噛み締めながら時をやり過ごすことだけ。
この小さな部屋で、自分の無力さをただ呪うしかできないのだった。
203:(2/5)
05/05/17 00:15:53 t8n1Mt+P
「! だれ――?」
日に三度、食事の時にだけ開かれる、深夜には開くはずのない扉がノックされ、
ククールは身を強張らせた。重い鍵を外す音がして、やがて訪客が扉を開ける。
ククールの前に現れたのは、兄であるマルチェロだった。
「今晩も食事に手をつけなかったそうだな、ククール。」
「…兄貴……!」
いつもと変わらない騎士服に固く身を包んだマルチェロが手袋を外しながら近づき、
寝台に座っているククールの隣にゆっくりと腰を下ろした。
「付き人が気に入らないか。なんなら代わりの女中を用意させよう」
「兄貴、」
「それともこの部屋は寝心地が悪いか? 随分疲れているように見えるな」
「ちがう、ちがうよ兄貴…? オレは一言もそんなこと……」
「だったらなんだと言うのだ?」
頭をなで、頬をつつむ兄の手をとる。
ククールには疑いたくなることばかりだ。自分を包むこの手の、大きさも温かさも以前と何も変わらないというのに。
その言葉だけがひどく冷たい。
涙があふれそうになって、唇がわなわなと震え出す。
「…エイトたちに会わせてよ」
204:(3/5)
05/05/17 00:17:01 t8n1Mt+P
「駄目だ。」
「! どうして…っ!」
「あの者たちとの事は忘れろ」
ぴしゃりと言い放つマルチェロにククールは縋りつく。
「兄貴、おかしいよ。どうしちゃったの? こんなのオレが知ってる兄貴じゃないよ…どうして…?!」
「………」
「あいたい…みんなに会いたいよ…。エイト―エイトにあいたい―」
みんな、大丈夫なんだろうか。
ヤンガス。おなか空かせてるかな。ちゃんと食事はもらえてるのかな。
ゼシカ。まさかひどいことされたりしてないよね? 大丈夫、なにかあってもエイトが守ってくれるはず。
エイト。
―エイト…。オレのこと、心配してるかな……?
「そんなにあの青年が恋しいか」
「え?」
「……ククール…」
泣き崩れてしまったククールの体を無言で抱いていたマルチェロが、眉を寄せ、冷たい色でククールを見つめる。
その双眸のあまりの暗さにククールは息をのんだ。