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「ようこそ諸君、我が「ゲーム」の参加者よ。」
その大きな声は大きな広間一面に広がった、その声を合図にその広場に倒れていた全員が目を覚ました。
そして、体を起こしたときに誰もが「絶対的な恐怖」を味わった。
「これから、貴様らに殺し合いをしてもらおう。」
その言葉に、怒りを露わにする者、悲しみを露わにする者、驚愕するもの、笑みを浮かべる者がいた。
「のヤロォ…アルティミシアッ!」
歯をギリリと鳴らした後、大きな声で怒鳴り散らした青年、ゼル。
彼の手には小刻みに震えていた。
「フフフ、少し静かにしていて貰おうか、そして…今だけ抵抗できん様にな。」
すると、全員の体が固まったの如く重くなり、同時に声が出なくなった。
そして、次々に奪われていく全員の武器や防具、それらはまるでミキサーの中の果物の如く、ドロドロと溶けていった。
「それでは、今からルールを説明しよう、ある程度の質問なら後で受け付けてやっても良いぞ。」
そして、恐怖の「ゲーム」のルール説明が始まった。