クラウド×すぎやまこういちでカプばな~at FF
クラウド×すぎやまこういちでカプばな~ - 暇つぶし2ch94:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/10/31 01:17:37 1zGxmK5q
>>93
マジ?

95:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/10/31 03:45:35 WDPL0BbW
日記には何もかかれてないけど・・・
そんな大事なことなら日記に書くだろうから、ネタでしょ

96:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/10/31 04:06:40 az7jTI3V
植松さんがスクエニ退社
スレリンク(ff板)

ほれ

97:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/10/31 04:29:48 WDPL0BbW
うぉ、マジだったのか・・・
まぁ本人が望んでやったことだし、応援してやりたいな。
クラウドのせいだとは、思いたくない。

98:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/10/31 04:42:28 az7jTI3V
ウエマツよりもすぎやませんせいへの愛を選んだクラウドのせいだろうよ

99:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/10/31 10:50:20 dUO0MFrK
ウエンツ

100:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/11/01 01:37:08 Los0IC4R
ユフィ「はじめまして!」
クラウド「誰だ!?」
すぎやま「ああ、まだ紹介していなかったな。ユフィ如月。無線機のオペレーターだ。」
クラウド「性欲をもてあます。」
ユフィ「あなたとデキるだなんて光栄だわ。口に出してね。」
シュルッ
「クラウドクラウド~」

ユフィ「拘束されたわ」
すぎやま「クラウド、ユフィとの淫行はこれ以上許されない。」
クラウド「何ぃ!?どういうことだ!先生!彼女とセーックスさせろ!」
すぎやま「それは出来ない。彼女は私がいただく。」
クラウド「先生!裏切ったな!?」
すぎやま「しらん。」
クラウド「俺は負け犬だ~!」
シド「らしくないなあ、クラウド。」
クラウド「シド!どうして!?」
シド「君と同じく淫行生活だ。たまに女子高生とヤッたりしているがな。我慢できなくなってな。」
クラウド「シド…やらないか?」
シド「激しい一面もあるぞ。たっぷり30分はプレイするといい。」
クラウド「シド!」
シド「クラウド!」
シュルッ
「クラウドまだだ!まだ終わってない!」
ドン!
「ぐわっ」

101:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/11/11 03:18:34 e4q/09h6
今後は親しみを込めてこうちゃんと呼ぼうではないか

102:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/11/15 00:43:45 TxoFVIuK
ベストカップル賞受賞

103:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/11/19 19:09:09 ZE3+z7dq
見てる方が恥ずかしくなるカップル話キボン

104:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/11/27 23:28:41 L/5Xp3tK
70台なのに8でも大活躍なすぎやませんせい萌え

105:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/11/28 00:17:37 IYCgYERJ
104はクラウド

106:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/11/30 00:36:37 i6UXnLWh
椙山

107:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/11/30 01:24:06 UP57a0ZZ
先生はクラウドと一緒にいる方に時間を割いてしまい
DQ8の音楽は使いまわしに走ったのか…

108:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/11/30 02:11:08 Lxh52/xL
のぶおはやめるわつかいまわしだわでいいことないねw

109:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/03 09:46:41 v92Av406
「君の事が好きだよ、クラウド君。
 君のその青い瞳はマリンブルーの爽やかな輝きより、
 タンザナイトの妙なる煌きよりも、美しい…」
「…すぎやま先生…」

110:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/03 12:44:05 4DuhBjpJ
すぎやんがゼシカに浮気してるぞw

111:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/03 23:45:55 ZyVXMWuq
先生はあの女の色香に騙されてるだけ。
すぐにクラウドが救い出してくれるさ。

112:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/06 13:32:21 xbES02qU
先生「すまないクラウド君…君という人がありながら僕は…」
クラウド「いいんです、先生。それに俺は先生を束縛するつもりはありません。
     傍にいてさえくれれば俺は幸せなんです」
先生「ク、クラウド君…!」

113:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/06 22:31:38 W3Unpuln
このスレ、すぎやんは知ってるのかな?

114:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/06 22:40:10 g6NjFshO
すぎやん2ちゃんやってるのかよw

115:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/08 04:24:22 SS7hi36S
>>112
クラウドかわいいな

116:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/11 23:58:18 BKWKD7vu
すぎやんはネコだから・・・

117:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/12 00:32:18 5ICMy6D6
このスレ、じわじわ生き残ってるよな

118:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/12 03:46:59 7zbvvwZb
クラウドの舌がすぎやまの太ももをなめくじのようにつたう。
こういちはいままで味わったことのない感覚に





思い浮かばん。






119:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/12 09:54:09 Ryko7LvC
すぎやませんせいかわいい(*´Д`)ハァハァ

120:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/13 00:10:51 9/jBarvs
夕日が海岸線に差し掛かった頃、浜辺を駆けるふたりの姿があった。
「クラウド君速いよ~」
「ははは、今度は先生が俺を捕まえて下さいっ」
「待ってくれよ~、さすがに老体には堪える・・・ゴホゴホっ」
「先生っ!?」
膝を突いてうずくまるすぎやま先生に、クラウドは慌てて駆け寄った。
「先生っ!大丈夫ですかっ!」

がしっ!

「捕まえましたよ♪」
「せ、せんせ~い」
「ふふふ、ちょっとからかってみました」
「酷いな~もう、俺心配しちゃいましたよ」
「ハハハハハ」
そんな微笑ましいふたりの姿を、崖の上からにらみ付けるひとりの男がいた。
「クラウド・・・、クソっ!」
吐き捨てるように呟くと、その男─植松伸夫は車に乗り込み
乱暴にドアーを閉め、その場から走り去った。
夕日はすっかりと沈みきり、長く暗い夜が始まろうとしていた。

121:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/13 13:40:33 I2liru4K
(・∀・)イイ!
すぎやんお茶目…

122:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/13 23:45:39 Uj69P762
>>120
最後のジェラシー全開なノビヨにワラタ

123:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/14 20:55:01 zlpCjvh8
>>120
禿藁!腹痛い~

124:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/14 22:22:24 O3syD0KA
すぎやませんせいがかわいすぎる

125:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/14 22:35:48 LaBafG38
>>114
前にどこかで聞いたけど、この板のこと知ってるらしいよ

126:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/15 00:21:15 F5kIXIbX
クラウドはティファやエアリスより、すぎやま先生やサンチョと一緒の方が幸せに見えるから不思議だ…
ノビヨにも愛されてるし…

127:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/17 13:20:13 K/JCqL9M
作曲家の心は繊細だからな

128:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/17 22:13:30 53IYMdRQ
小粋なジャズが流れる酒場で目の前に置かれたロックグラスを見つめながら物思いにふけるクラウド。
そこへ大柄でモヒカン頭の男が通りかかる。

ハッサン「お、クラウドじゃねえか!何難しい顔してんだ?」
クラウド「…ハッサン?」

ハッサンはジョッキ片手に笑いながらクラウドのカウンター席の右側に座った。

ハッサン「久しぶりだな」
クラウド「あんたもあいかわらずだな」
ハッサン「まあな。一人なのか?」
クラウド「…ああ、たまには一人もいいかなって」
ハッサン「どうだ。よかったら一緒に飲まないか?アモスやチャモロも向こうの席にいるぜ」
クラウド「いや。俺ちょっと考えことしてて…」
ハッサン「…すぎやま先生のことか?」
クラウド「な……なんですぎやま先生のことを!!」

いきなり愛する人の名前を出されたクラウドは大声をあげしまった。
話題を振ったハッサンもクラウドのあまりのあわて振りに面を食らっている。

クラウド「お…俺もう出るから」

気まずい雰囲気に耐え切れず、クラウドは立ち去ろうとした。だが背を向けたクラウドはハッサンに後ろから肩をつかまれ
引っ張られた。背中がたくましいハッサンの肉体に触れる。クラウドの耳元に口を近づけてハッサンは小さな声でしゃべりはじめた。

ハッサン「植松さんがおまえとすぎやま先生に目をつけてるぞ。気をつけろ」
クラウド「…植松さんが?なぜ?…まさか」
ハッサン「…俺でよかったらいつでも相談に乗るぜ。じゃあな」

そう言うとハッサンは自分の席に帰って行った。

クラウド(植松さん…あなたはまだ俺のことを…でも、俺は…俺は!)

129:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/17 23:03:45 53IYMdRQ
酔い覚ましに夜風に当たりながら川原を歩いていたティファはよく知った顔を見つけた。
誰よりも一番よく知っている人、クラウドが川原で立ち尽くしていた。
どうも様子がおかしい。そう感じ呼びかけるのに躊躇したティファだったが、意を決してクラウドの元へ近づいていく。

「クラウド!」

声をかけたが返事がなかった。

「こんな時間にこんなところで一人でなにやっているの?」
「……別に……」
「何かあったんでしょ?よければ私に話してもいいのよ?」
「…………ティファには関係ない」
「そういう言い方はないでしょ!…私は…」

ティファはクラウドの肩に触れようとしたが

「俺に触るな!!」
「ク、クラウド…」
「俺に触れていい人は!…いい人は…くっ!…先生…俺はどうすれば…」

ティファは呆然と、声を失う。クラウドは震えていた。

「頼む、俺を一人にしてくれ。そして俺にはもう近づかないでくれ」

ティファは無言のまま背を向けてその場から離れた。
わからない。クラウドとの間にはいつの間にか巨大な溝ができてしまっていた。修復不可能なくらいに。
クラウドが遠くの世界へ行ってしまっているのを感じて、ティファはやるせない気持ちに包まれた。

130:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/18 00:59:55 Icp8hRmJ
「クラウド、明後日の夕方から時間を空けてくれ」
「…植松さん…俺…その日時間がないから…すみません」

言葉少なく断ったクラウドに植松はしつこく食い下がる

「どうしてそう頑ななんだ!もうそろそろ自分の気持ちに正直に…」

植松は強引にクラウドの肩をつかんだ

「植松さん!俺は…」

突如、何者かが植松の腕を掴む

「……そのくらいにしておいたほうがいいんじゃないですか?植松君」
「…すぎやま…先生…あなたには関係ないことだ。邪魔しないでいただきたい」
「そうはいきません…クラウド君はきっぱりと断りましたよ?少ししつこいとは思いませんか?」
「…チッ」

植松は小さく舌打ちするとその場を後にした。

「先生…ありがとうございます」
「僕とクラウド君の仲じゃないですか。当然のことをしたまでです」
「…でも…俺…」
「そうだ!どうですこれから僕の行き付けのレストランでディナーでも?」
「…先生…喜んで!」

131:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/18 01:50:21 CSUjc6xG
すぎやま先生・・・カコイイ!!!

132:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/18 06:09:35 Gh/EjZd0
ワラタ。
なんでハッサンなんだ。
同じ筋肉キャラならバレットでもいいじゃないか

133:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/18 14:13:59 DcMsHtUG
植松伸夫×クラウド×すぎやまこういちで三角関係~♪

134:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/18 14:33:33 wQJ3At2a
目を覚ました俺は時計を見た。クラウドの枕元のデジタル時計は4:14を差していた。
「夜明けにはまだ早いな・・・」
ふたたび眠りにつこうとするが寝付けず。上着を着て外に出た。そとは真っ暗で街灯のまわりには虫がとんでいる。クラウドは公園に向かった。公園には人が座っていた。
「先生!?」思わず声をあげてしまった。「えっ?あっ、クラウド・・・」それはティファだった。(なんだティファか・・・)クラウドは自分がティファでさえ先生に間違えてしまう事に驚いた。
「どうしたの・・・?」心配そうな顔をするティファ「いや・・・なんでもない」来た道を戻ろうとするクラウド。「待って!!」呼び止めるティファ。「なんで・・・相談してくれないの?私じゃ・・・駄目なの・・・?」ティファの目には涙がにじんでいた。
「ごめん・・・お前じゃ先生の、いや・・・何でもない」クラウドは闇に消えていった。「クラウド・・・なんで・・・?」

135:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/18 19:26:25 PYtJO/Fe
伸夫は考え事をしているうちに駅前へ着いてしまった。夕方の帰宅ラッシュ時だけあって
周囲は人、人、人だった。その雑踏の中に自分の人生でもっとも忘れられないであろう顔をみつけた。
「…クラウド」
駅ビルの入口の壁に寄りかかっている。彼もすぐに伸夫に気づいたようだった。
「……」
話しかけた伸夫に、クラウドは一瞥しただけで返事はしなかった。
その態度に伸夫は一抹の寂しさを感じぜずにはいられなかった。
「…これからお出かけかな?」
「…オペラを見に行きます…」
クラウドは抑揚のない声で答えた。
「そうか……誰、と?」
「……植松さんには関係ないです…」
クラウドが一瞬冷めた眼差しを向けて、そうつぶやいた。
「…………」
伸夫は何も言うことができず、クラウドに背を向けその場から立ち去った。
(…そこまで僕の想いを拒むかクラウド…。だが、すぐにわからせてやるよ…おまえを本当に愛し、
おまえの心を理解できるのはこの植松伸夫以外の誰でもないと…クックックッ…)

136:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/18 20:17:00 wQJ3At2a
朝の風が冷たく顔を吹き掛けた。波が浜を濡らし、太陽が海を照らしている。
「綺麗だ・・・」思わずクラウドは口にした。それに気づいた椙山がそっと笑いかける。「綺麗だろ、ここは僕のお気に入りの場所でね。作曲にいきずまったとき、よく、ここに来るんだ。クラウドも気に入ってくれたようだね。」
「はい、とても綺麗です。まるで・・・」「クラウド・・・っ!!」聞き覚えのある声に言葉を止めた。「クラウド!やっと見つけた・・・!どうして黙っていなくなったの?」その声の主はティファだった。「クラウド君、彼女は・・・?」(冗談じゃない、このままでは先生に変な誤解をされてしまう。)
「いえ、ただの幼なじみです。」今のクラウドにとってティファは邪魔な存在でしかなかった。「え・・・クラウド・・・?」クラウドの目はあの頃のやさしい目ではなかった。とても冷たい目でティファを見ている。それ以上、ティファは何も言えなかった。
「先生、そろそろ行きましょう、今日は午後からコンサートに行くんですよね?」
「ん?ああそうだが・・・彼女はいいのかい?」
「さっきも言ったとおり彼女はただの幼なじみでしかありません。そうだよな?」クラウドはふたたび冷たい目でティファを見た。
「えっ・・あっ!はい!!」思わずティファは認めてしまった。
「ほら」 「う~む、そういうなら、行こうか」椙山は一瞬ティファに目をやったがそのあとクラウドと共に去っていった。
ティファは浜に独り立ち尽くしていた。いろんな想いが頭を駆け巡った、気づいたら、目からは涙が溢れていた。

137:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/18 23:07:20 UfcYg2U2
この三人、組み合わせが良すぎる
「なんで!?」ってな感じがたまらん

138:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/19 02:05:33 sqdjHQUZ
むしろティファの方が「なんで!?」という気さえしてくる俺はもはや手遅れ。
ハッサンの方が自然にさえ・・・

っていうか異常にウケるな、このスレ

139:第一話
04/12/19 02:50:45 5x6r/xST
暗く狭い部屋、机に向かっている独りの男がいる。植松だ。
「すぎやまっ!!すぎやまぁ!!くそっ!!」丁度鉛筆ですぎやまこういちの写真をぐちゃぐちゃにしたところだった。
「俺に恥をかかせたこと。三倍にして返してやる・・・!見ていろすぎやまぁ・・・!お前を排除し・・・クラウドは俺の者にする!!フフ・・・ハハハ!!ハーハハハ!ハハハハ!」
テケテテケテテケテ♪テレレレレレレテケテテケテテケテ♪テーテーテーテー♪着メロが部屋に鳴りひびいた。
「もしもし・・・あっすぎやま先生!!なんの用ですか?」
「植松君か、少しクラウド君の事で相談したいんだ。君はクラウド君と昔からの仲だろ?いいかい?」
「・・・」植松は冷たい笑みを浮かべた。「分かりました。お役にたてるか分かりませんが。」
「おお、それはありがたい、早速今から会おう。」
「はい、では例の喫茶店で・・・ガチャ」
「フフッ・・・ククク・・・馬鹿めすぎやまぁ、飛んで火にいる夏の虫とはこの事だなぁ。フフフ」ダン!!植松は若い頃の自分とすぎやまの二人が写った写真にナイフを刺した。
「すぎやま!!今日がお前の命日だ!!」

続く

140:第二話
04/12/19 03:28:27 5x6r/xST
カランカラーン♪
「こっちです先生。」
喫茶店に入ったすぎやまを奥の方から植松が呼んだ。「わざわざすまない。」
「私と先生の仲です。気にしないでください。」「ああ、ありがとう」
「じゃあ早速、話を聞かせてもらえますか?クラウドの事・・・」
「ああ、実は最近・・・クラウド君の様子がおかしいんだ。」
「・・・それはどういうふうに?」
「・・・元気がない、僕と会ってる時も、口数が少ないんだ」
(僕と会っているときだぁ?ふざけやがって・・・!) 植松はわざとらしく周りを見渡した。そして小声ですぎやまに
「ここでは言えないことがあります。出ましょう。」「・・・分かった。」
二人は店をでた。そして植松がすぎやまをついてこさせ。崖まで連れていった。下は海である。
「ここなら盗み聞きをされる心配はありません。景色を眺めながらでも話をしましょう。」
「ああ、そうだな」すぎやまは植松に一寸の疑いもかけていなかった。むしろ綺麗な景色に見とれているようだった。
「人前では話せない事、それは・・・」植松がすぎやまを押そうと背中に手をやろうとした。その時
「テメェ!!何やってんだ!!」強力な正拳が植松をふきとばした。植松は立ち上がろうとしたがあまりの痛みにうめき声をあげてまた倒れてしまった。
植松をふきとばし危機一髪のところですぎやまを助けたのは、ハッサンだった。
「先生!大丈夫でぇ?」「ハッサン君か・・・これは一体?」すぎやまは何がおきたか分からない様子だ。
「植松の野郎、先生を崖から落とそうしてましたぜ!俺がちょうどトレーニングで通りかかったからよかったものの・・・」
「なんだって・・・?それは本当なのか?」すぎやまは植松の方を見た。
「畜生!!」植松は地を叩いた。
「何という事だ・・・」すぎやま信じられないという様子だ。「植松君・・・何故・・・?」植松はすぎやまを睨んだ。
「貴様の・・・貴様のせいだ!すぎやまぁ!!クラウドは俺のモノだ!!貴様になどくれてやるものか!!」
ドッ!「うぐっ!?」ハッサンが腹部を殴り気絶させた。「見苦しいぜ植松・・・」
続く

141:第三話
04/12/19 04:57:24 5x6r/xST
すぎやまとハッサンは酒場のバーに行った
「先生・・・元気だしてくだせぇ。」
「ああ・・・だが、私は、私は何もわかっていなかった。私がクラウド君といる事で他の誰かを傷つけてしまうなんて・・・」
「先生・・・」
「・・・!」すぎやまは何かを思い出したかのようにハッとした顔をした。
「どうしたんですか?先生」
「たしかクラウド君には幼なじみのこがいたはずだ。」
「ああ、ティファの事ですかい?ティファがどうかしたんですか?」
「そうか、あのこはティファと言うのか・・・。彼女にも・・・植松君と同じ想いをさせているのかもしれない。」すぎやまは頭を抱え込んだ。
「先生・・・」ハッサンはかける言葉が見つからなかった。
「どうすれば・・・私はどうすればいいんだ・・・」
「・・・先生、一度ティファと会ってみるといいですぁ。これ、ティファの住所です。」ハッサンは紙に住所を書きわたした。
「・・・ああ、そうするよ」

続く

142:第四話
04/12/19 09:57:31 5x6r/xST
すぎやまはティファの家に来た。
ピンポーン♪「は~い」ドアの向こうからやさしそうな女性の声が聞こえた。しばらくしてドアが開く。
「なんの御用でしょうか?」
「ティファさんですね、私はすぎやまこういちと申します。」
「・・・!!」ティファは一瞬驚いた表情を見せた。
「・・・あなたの事はクラウドから聞いています。・・・中へ」
「・・・はい」二人は中へ入っていった。
「お茶でもをどうぞ」
「ありがとう」

「ティファ君・・・君はクラウド君の事をどう思っているんだい?」
「えっ・・・」ティファはびっくりして持っていた盆を落としてしまった。
「僕は・・・わかっていなかった。クラウド君といることが他の人にどう気持ちにさせるかを」
「・・・!!!」
「君はクラウド君の事を大事に思っている、そうですよね、」
「・・・」ティファはとまどいながら小さくうなずいた、
「やはり、・・・ティファ君・・・。クラウド君にとっても君はとても大事な存在なはずだ。」
「いえ、そんな事ないです・・・クラウドは、私の事なんか・・・」
「今はクラウド君は気付いていないだけだ。ティファ君・・・」
「でも・・・私どうしたらいいか・・・」
「大丈夫・・・自分に素直になれば・・・クラウド君もわかってくれるはずだ。では今日のところはここで」

続く

143:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/19 14:06:23 0fHPvqAM
なんでハッサンがティファの住所しってんだよW

144:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/19 14:33:17 IMPPiIFZ
age

145:第5話
04/12/19 14:57:42 5x6r/xST
すぎやまはティファの家を後にした。
「これで・・・これでよかったんだ・・・。」
その夜、ティファの家にクラウドが来た。
「クラウドっ・・・、いきなり何のよう?」
「今日ここに先生が来てたな?」
「えっ?」
「家から出ていくのが見えた。なんの用できていた?」
「え?ただ家を通りかかったからあいさつしに来ただけだよ」
「じゃあなんで家にあがらせていたんだ?」
「えっ・・・だから、その、クラウドからよく話は聞くし・・・」ガッ!「!?」クラウドはティファの腕を掴んで引き寄せた。
「お前とは昔からの仲だ、嘘をついてる事ぐらいわかるんだぜ?正直に言え」
観念したティファは全て話した。聞き終えたクラウドは立ち上がった。
「えっ、帰るの・・・?」
「先生の所へいく。」
「待って!!」「待てない」
「お願い!!その前に答えて!!クラウドは!私を、どう思っているの?」
「幼なじみだ・・・それ以下でも、それ以上でもない。」そのまま歩きだすクラウド。
「私は違う!!」「・・・!」立ち止まるクラウド
「私にとって・・・クラウドは幼なじみ以上の存在、クラウドがいなきゃ生きていけない・・・!!」
「・・・。」
「私は・・・私はクラウドの事が好き。好きで好きでしょうがないの・・・!」
「・・・。」
「お願い・・・もう、先生とは、会わないで・・・お願い。」
「・・・」黙っていたクラウドだったが、ティファの方を向き。
「もう俺の前に現れるな。」
「!!」
クラウドは出ていった。ティファはもう止めることはできなかった。
その晩、ティファは泣き続けた。
続く

146:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/19 15:15:01 UNohaZTK
クラウド暴走しすぎw

147:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/19 16:08:23 R1mOlZsy
ノビヨが不憫だ…

148:第6話
04/12/20 06:35:47 x+TgigcP
家に帰ったすぎやまは気を紛らわすためのように音楽を作り続けた。
「・・・違う!こんなんじゃ駄目だ!!」
すぎやまは書き途中の楽譜をくしゃくしゃにまるめて放り投げた。みると同じよう放り出された楽譜がそこらじゅうに散乱している。
「駄目だ・・・!!」
その時、『ピーンポーン♪』
「!」すぎやまはすぐに受話器をとった。
「先生・・・。」声の主は自分が真っ先に頭に思い浮べた人だった。
「クラウド君・・・」すぎやまはほっとした気持ちになった。彼の声は自分を楽にしてくれる。彼の声で悲しみも癒される。彼の声は甘く胸につきささるのだ・・・。
「先生・・・入れてください。」
「ああ・・・」すぎやまは解錠ボタンを押した。ガチャン♪扉が開きクラウドが入ってきた。
「クラウド君・・・こんな時間になんの用だい。」
「先生にあいたくて・・・」
「クラウド君・・・」
「先生・・・」クラウドがすぎやまと抱き合おうと手をわずかに広げ、歩みよってきた。すぎやまもそれに答えようとするが思い止まり、手でかるくクラウドを止めた
「!・・・先生、なんで・・・」
「駄目だ・・・僕達は・・・駄目なんだ。」
「先生・・・!」
「クラウド君、もう僕達は会うのはよそう。・・・その方がいいんだ。」
「・・・ティファ、ですね」
「・・・!!」
「隠さなくていいです。ティファから全て聞いたんです。」
「!!・・・・・なら、話は早いはずだ・・・もう僕達は会ってはいけない」
突然クラウドが走ってすぎやまの家から出ていった。
「待つんだクラウド君・・・!!どこへ行くつもりだ!!」

「ティファ・・・お前は俺にとって邪魔でしかない!」

続く

149:第7話
04/12/20 12:32:17 x+TgigcP
ティファは窓から空を眺めていた。
(いつからだろう・・・私とクラウドとの間に距離ができてしまったのは・・・。)
「もう・・・疲れたよ・・・」ティファの目に再び涙が浮かんだ。その時、
ドンドンドン!
「!!」誰かが家のドアを荒々しくノックした。(やっ・・・なんだろう・・・)ティファは覗き穴から外をみた。
「!!クラウドっ!!」ティファはあわててドアを開けた。その先にはクラウドがたっていた。(来てくれた、クラウドが来てくれた・・・!)ティファの胸はいっぱいになった。うれしかった。
しかしそんな気持ちはすぐに崩れ落ちる
「マエ・・・ィダ」
「え?」
「お前のせいだ!!ティファ!!お前のせいで・・・!!」
「・・・!?」ティファは言葉がでなかった。
「ティファ・・・お前は俺にとって邪魔な存在でしかない。」
「・・・!!!」
「お前はいないほうがいいんだ!!」「きゃっ!!」剣を振り上げ斬りかかった。その時、
「ダメだクラウド君!!」
ガッ!!「!?先生・・・!!」すぎやまがティファをかばい、クラウドはすぎやまを斬ってしまった。
「先生・・・!どうして・・・!?」
「ゴホッ!ク、クラウド君・・・彼女を・・・ティファ君を傷つけてはいけない・・・必ず・・・後悔する。」
「先生を傷つけても後悔します!!なんでかばうんですか!!」
「クラウド君は気付いていないだけだ・・・大切な人は誰かを」
「俺にとって大切な人は先生だけだ!!」
「クラウド君・・・大切な人とは傍にいるものだ・・・悲しいときも苦しいときもいつも傍にいてくれる人こそが大切な人なんだ・・・」
「・・・!?」
「クラウド君・・・ティファ君を・・・大切に・・・しな・・・さい・・・」すぎやまはゆっくり目を閉じた。
「先生?先生!!死なないでください!!先生ーーーー!!」(BGM:瞳を閉じて)
続く

150:最終話
04/12/20 13:07:59 x+TgigcP
俺は先生の事を忘れない。先生は僕に愛を教えてくれた。先生は俺を孤独から救ってくれた。先生が教えてくれた事、全てを胸に、俺は生きていこう。先生と共に。ありがとう・・・先生・・・
さようなら・・・
 先生・・・


数年後、ここはかつてクラウドが先生と出会った酒場。
クラウド「みんなのおかげで今日、俺はティファと結婚する事ができた。ありがとう。」
ハッサン「よっ!この幸せ者ーー!!」
クラウド「長々と話すのは好きじゃない。みんな今日は飲み明かそう!!乾杯!!」
全員「かんぱーい!!」

ハッサン「ふう・・・クラウド、俺は昔からお前がティファとくっつくと思ってたぜ。」クラウド「よせよ、とにかく今は飲もうぜ」ハッサン「はっはっは!お前も照れるか!まだまだ若いな!」クラウド「うるせぇ」
ハッサン「まぁ、なんだ、女の悩みなら俺にいつでも相談してくれよ!」クラウド「いや、遠慮しておくよ」
ワッカ「おーい!ハッサン!!腕相撲で勝負しろや!!」ハッサン「はっはー!俺に挑むとは身の程しらずめ!!いいだろう!!」別のテーブルへ行くハッサン。入れ代わりにティファが来る。
ティファ「ひっく、くらうど~ん」
クラウド「おいおい何酔っ払ってんだよ。」
ティファ「え~?酔っ払ってなんかないわよ~ひっく、ねぇ~それよりクラウド~」
クラウド「なんだ?」
ティファ「おっぱい揉んで」
クラウド「は?」
ティファ「だ~か~ら~おっぱい揉んでって言ってるの~」
クラウド「お前馬鹿な事言ってるなよ。ちょっと夜風にでも吹かれて来たほうがいいんじゃねぇのか?」
ティファ「なによ~!!私のおっぱいがそんなに魅力的じゃないって言うわけ!?」
全員「・・・・」
クラウド「おい馬鹿そんな大声で・・・」
ティファ「クラウドの馬鹿~~!!」・・・・・・・・・・・・
・・・・先生、俺の事みてますか?これから俺の第二の人生が始まります。見ててください。先生・・・
THE END

151:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/20 18:15:00 JzWSW6Gf











Σ(゚д゚;)って先生ー!

152:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/20 20:37:44 FNN+h9u+
> クラウドはすぎやまを斬ってしまった。

そりゃないよ!
せ、先生ー!!

あまりの展開に笑った

153:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/20 20:43:56 4nw4pqtm
すぎやん・・・・(泣

154:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/20 21:04:36 25hh8WxA
ここは混沌としたインターネットですね

155:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/20 21:26:05 9tenrkOG
世界中の葉で生き返らせろや

156:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/21 00:47:06 zwEiEecw
12月24日。
イルミネーションがきらめく街、人いきれの中、クラウドは目の端にこういちを捕らえた。

「ま、さか……。先生は、確かにあのとき、僕が……」

「クラウド、どうかしたの?」

ティファのいぶかしげな視線には目もくれず、我を忘れてすぎやま先生がいた方へと駆け寄るクラウド。
しかし、もう先生の姿はどこにも見あたらなかった。

「先生! どこですか? 僕です、クラウドです!! 先生……!!!」

こういちを求めて、街中を駆け回る。もう、彼はこの世にいないはず。それは、自分自身が一番、痛いほどわかっているはずなのに。
先生、あなたは、僕を恨んでいるのですか……それとも僕に逢いに……。

<つづく>

157:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/21 06:03:45 sVkng+YL
てすつ

158:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/21 06:08:05 sVkng+YL
続きは~?

159:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/21 11:06:17 sVkng+YL
続きキボン!!

160:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/21 12:21:15 zwEiEecw
「なんなのよ、クラウド! 急にあたしを置いていなくなって……。いったいどれだけ探したと思ってるの!? あれから大変だったんだから。
ねぇ、彼女ひとり~?とか、クリスマスなのにカレシに振られちゃって大変だねとか、いろんな人から声かけられ……ちょっとクラウド、
あなたちょっとヘンよ、私の話聞いてる!?」

「……せん……」

「え?」

「先生……いた……」

「なっ……、先生って言った? ……ねぇ、ね、何のことかしら? ダンカン師匠のこと言ってるの? やぁねぇ、私にとっては先生だけど、
ク、クラウドまでそんなこと言い出すなんて。そうそう、師匠ったらこの間ね」

クラウドが皆まで言わなくとも、ティファにはもうわかっていた。
絶対に聞きたくない。クラウドの口からこういちの名など。

「俺が "先生" と口にする人間はただひとり、すぎやまこういち先生だけだよ。さっき街で見たんだ。あれは確かに先生だった」

先ほどまでの弱々しいクラウドとは別人のように、彼はまっすぐな瞳でティファを見据えながら彼女の言葉を制した。
こういちの名を口にしたことで、クラウドの中には確かな手応えと自信、そして何か暖かなものが心に拡がるのを感じていた。

「ティファ。俺、探しに行くよ。先生は生きてる。俺にはわかるんだ」

<つづく>

161:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/21 13:48:26 sVkng+YL
らむ

162:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/21 16:47:31 WhiAABva
続き期待sage

163:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/21 18:21:25 sVkng+YL
sageかよ!!age

164:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/22 03:38:31 1Xo+s3T4
先生は生きている─。
もちろんそんなものは何の根拠もない、ただの予感でしかない。
いや、予感ですらないのではないか。思い込み、もしくは執念?
クリスマスに見かけた先生は、先生を無意識のうちに求め続けた自分を自分自身が哀れんだ末の幻想だった? 自分が手にかけてしまった事実は消せなくとも、なお……。

「フッ、何をやっているんだ、俺は」

思わず嘲笑の言葉が口元からこぼれた。それはこの数ヶ月もの間、クラウドの頭で何千回となく繰り返されていたセンテンスだった。

「口に出すと余計惨めになるもんだな。俺、本当に何やってるんだろう……」

あの日から。こういちのことを考えない時間など一瞬たりとも存在しない。

こういちがいそうな場所へは、どこでも何度でも足を運んだ。追いかけっこした海岸。自分のために曲を書くと約束してくれたスタジオ。
2人で行ったコンサートホール、こういち行きつけのレストラン。主亡き後引っ越してしまったスギヤマ工房のあった自宅、JASRAC本部ビル、
いつか教えてくれると言っていた、バックギャモンを設置したパブやラウンジ。

こういちを待つ一日の終わりには、2人が初めて出会ったバーへ自然と足が向く。こういちとの思い出に浸りながら酒をあおるのが、いつしかクラウドの日課になっていたのだ。

クラウドにとってはもはや、こういちを探し出すことが目的ではなくなりつつあった。先生の存在を、ほんの少しでも感じていたい。
そんな愚かにも見える行為へとクラウドを掻き立てるのは、こういちに対する想いだけだ。

<つづく>

165:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/22 04:37:10 1Xo+s3T4
「よぅクラウド! ん~? 何シケたツラしてんだぁ!?」
威勢のいいかけ声と背中への衝撃にビックリして顔を上げると、そこにはハッサンが立っていた。
相変わらずたくましい体つきの男だ。連日のトレーニングを今でも欠かしていないらしい。

「久しぶりじゃないか! あ、俺ナマ、大ジョッキでね。ん? ティファは一緒じゃないのか。おいおい、久々にここ覗いたらお前がいるから、
ティファとも一杯やれると思ったんだけどなぁ。じゃあこれからアモスやチャモロも誘って……」

「興味ないね」

「……?」

思ってもみなかったクラウドの反応に、ハッサンは面食らった。クラウドとティファの結婚パーティ以来まともに顔を合わせてはいなかったとはいえ、
そんなセリフを吐かれるいわれはない。

「お前、今日なんかおかしくないか? いや、いつもこうなのか? こりゃあ、さぞかしティファに面倒かけてばっかだろうな」

「ティファの話はやめろ! 俺は、俺は……。クッ、せ、先生……、なぜだ……!!!」

苦渋で歪んだクラウドの顔。今にも泣き出しそうにも見える。カウンターに拳を何度も打ち付ける様子にただごとでない雰囲気を察した
バーテンダーを制止しつつ、ハッサンはクラウドを見守ることにした。

「もう一杯、いや、これに二杯分入れて!」

「おいおい、落ち着けよ。お前もう飲み過ぎだから。お兄さん、お水でいいからね。なぁクラウド、どうした? 俺でよかったら相談に乗るぜ。
先生って……。もしかして、すぎや……」

「ああ。他に誰がいるっていうんだ!?」

「お前……」

<つづく>

166:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/22 11:27:25 /pY1toq5
続きたいage
JASRACにワロタ

167:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/23 00:27:16 jndB9wt6
泣いた

168:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/23 00:31:50 TILTKDSP
(=゚ω゚)ノぃょぅ


169:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/23 00:34:04 Kvu2tfMt
>>167
どこに!?

170:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/23 01:32:12 /rpLfYBJ
切ない・゚・(ノД`)・゚・

171:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/23 04:38:47 mZO6jKgb
あれから…僕のクラウドが完全に僕のモノでなくなってしまってから数年が過ぎた。
あの出来事がきっかけで会社を辞めた。
スクエニのみんなにあわせる顔がないことも確かだが、クラウドとの思い出が沢山詰まったあの会社に居続けるのは、
正直僕には辛すぎる。これからは本当に自分がやりたいこと、できることを見つけて新たなスタートを切るつもりだ。
…そう、これでよかったんだ…未練はない…つもりだ…。

オフィス街を少し離れたところにあるオープンカフェ。
アイスコーヒーを飲みながら、表通りのアスファルトを焼きつけている陽射しを植松はぼんやりと見ていた。
向かい側の席に座っている伊藤賢治─イトケンがふと言った。
「まあ、焦らなくてもいいんじゃないですか?植松さん」
「…ん?」
「一つのことを吹っ切ってから、次に進むほうが正解なのかもしれません。それぞれやりかたがありますよね。
 だから、つまり…」
イトケンの隣の席に座っている光田が話を続ける。
「今出来ることをすればいいんです。ゆっくりでいいじゃないですか。我々は植松さんを影ながら応援しますよ」
「…そうだな…ありがとう…イトケン、光田君。…でも…やっぱり僕は…」

僕は、この街のどこかで、同じ陽射しを浴びているはずのクラウドのことを思った。

172:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/23 08:17:20 Kvu2tfMt
うはっw
ついにノビヲがきたか!

173:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/23 08:54:28 hwDW447a
ドラクエ板で久々にスレタイでワロスwwwwwwwwww

174:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/23 09:01:50 Kvu2tfMt
>>139-142 >>145 >>148-150
>>156 >>160 >>164-165 >>171

とりあえずこんなもんか

175:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/23 16:35:46 Kvu2tfMt
期待age!

176:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/23 17:27:46 //fj0Mw6
>>174


>>128-130 >>134-136も付け加えた方がいいかな


177:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/23 19:24:06 tsX0K4ii
全米が泣いた

178:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/24 03:39:59 XEPTTwps
クリスマスイヴにこんなスレを読み耽っている漏れは負け組。

179:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/24 08:25:12 v2sQQbJJ
これまでの主な登場人物

  クラウド・ストライフ
  すぎやまこういち
  植松伸夫
  ティファ・ロックハート
  ハッサン

  伊藤賢治
  光田康典
  ワッカ

  アモス
  チャモロ


並べて見ると異様過ぎる豪華キャストだ…(´д`)

180:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/24 11:32:29 xwXmu1M9
これぞ「夢の共演」だな。DQFFいたストなんて目じゃないわw

181:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/24 11:39:52 +zNycTe6
続きまだかな~(゚∀゚)ワクワク
期待age~

182:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/24 11:59:23 +zNycTe6
カランカラーン
マスター「いらっしゃい、あれ?ティファちゃん今日は一人?」
ティファ「うん・・・マスターいつもの頂戴」
マスター「んあ、いいけどティファちゃんお酒弱いんだから飲みすぎちゃだめだよ。」
ティファ「いいから頂戴!」

「あれ~、誰かと思ったらティファじゃん!」
ティファ「・・・リュック・・・」
リュック「ふふふ~♪久しぶり!」
ティファ「うん」
リュック「マスタン!あたしにカクテル頂戴!ブルーハワイ!」
マスター「あいよ」

リュック「聞いたよ~ティファ結婚したんでしょ?」
ティファ「・・・うん」
リュック「羨ましいな~相手はあのクラウドでしょ?」
ティファ「・・・」
リュック「・・・?どうしたの?」
ティファ「・・・」ティファの目から涙がにじむ。
ティファ「リュック!」ティファはリュックに抱きつきながら泣きだした。
ティファ「う、うぇっ・・・私・・・私どうすればいいか分からないよ・・・」
リュック「ティファ・・・何があったか教えてくれる?」リュックはティファから事の経緯を聞いた。
リュック「ゆ、許さん~!!あのチョコボヘッド~!!」リュックは立ち上がった。
リュック「女をなめたらどうなるか、あのスカシ男に教えてやるー!!」
続く

183:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/24 13:43:42 kqw9OW9x
「会いたい……先生、先生……どこにいるんですか……どうしてあの日、俺に姿を見せてくれたんですか……。もう苦しいよ……」

うつろな目でカウンターに突っ伏しながら涙をにじませるクラウドに、ハッサンは驚きを隠せなかった。戦場でもピンチのときでも、クールに振る舞って
いる奴なのに。こんなに壊れた状態のクラウドは……またライフストリーム漬けにでもなったのか?

「なんだよ、" 姿を見せる" って。夢に先生が出てきてくれたのか? ほらほら、もう今日は帰っておとなしく寝ろよ。そんなに先生を想っていたら、
また何度でも出てきてくれるだろうよ」

「違う! 俺、見たんだよ。街で見かけたんだよ!! 先生は生きてる、本当に生きてるんだ……。なぁハッサン、どうしたら信じてくれる? 俺の頭がおかしいのか?
いくら探しても姿を見せてくれないんだ。どこを探してもいないんだ。だけど、感じるんだよ。どうして出てきてくれない? 先生だって俺のこと求めてるからこそ姿を……」

「バカ野郎!!! イカレたこと抜かすなよ! 先生は、お前が確かに斬ったんだろ!? だいたいなぁ、百歩譲って先生が生きてたとしたらお前どうするよ?
ティファは? ティファを捨てるのか!? あんなに一途にお前を思い続けてきたティファはどうなるってんだよ! まったく、寝言は寝て言え!!」

ハッサンが言っていることは正論であり、クラウドは自分でもバカバカしすぎることでくだを巻いているのは重々承知していた。
彼女がどんなに自分のことを想い続けてくれたのかも、よくわかっているつもりだ。

ティファ─。
先生の存在が再び大きくなった時から、もう彼女とはほとんど話をしていない。むしろ、ティファが自分を避けているようだ。
クラウドの脳裏に、「先生が生きている」と話したときのティファのリアクションが浮かんだ。心に重くのし掛かる罪悪感を、ふとハッサンに話して
みようと思った。

<つづく>

184:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/24 14:16:06 +zNycTe6
キタキタキタ━━(゚∀゚)━━!!!
きたぞー!!

185:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/24 14:42:09 kqw9OW9x
「俺、さ。ティファに言ったんだ。先生は生きてるって」

「な……、お前そんなトチ狂ったことティファに言ったわけ!? あーあ、ティファも気の毒になぁ。ま、でも先生はティファの目の前で
息を引き取ったわけだし、" こいつまた言ってるよ" くらいの反応だったんじゃねーか?」

正直言って、クラウドもティファからはそんな返答が来るだろうと予測していた。
あの日。激高したクラウドがティファの家に押しかけ剣を振り下ろした先にいたのは、ティファではなくこういちだった。こういちがティファの身代わりに
なって死んだことは、彼女自身が誰よりもわかっているはずだからだ。

「ああ……、" 何バカなこと言ってるの " って笑ったんだけど……。目が笑ってないんだよ。" そんなこと、あるはずない" って、急に青ざめて震えだして……」

<つづく>

186:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/24 14:45:09 kqw9OW9x
クラウドは、これまで誰にも話せなかった胸の内をハッサンに打ち明けた。先生が生きていると思うのは、一度見かけただけのことで、何か
確信があるわけではないこと。それでも探さずにはいられない衝動に駆られていること。ティファとはそれ以来ろくに話しておらず、
鬱状態のティファを見るのが、彼女の存在そのものが自分を苦しめていること。

「クラウド、お前自分がどれくらい勝手で残酷なこと言ってるか、わかってるのか」

「……すまない」

「俺に謝っても仕方ないだろう。……お前もそれくらい追いつめられているってことか。ま、わかる気はするよ。でもな、現実問題として
先生先生言っててもしょうがないわけだしよ。とりあえずは一回、ティファと膝つき合わせて腹割った話をした方がいいぞ。
それにしても、そんな反応はティファらしくないよなぁ。ほら、お前がエアリスに熱上げてたときも、健気で気丈に振る舞ってただろ」

そうなのだ。クラウドも、その点について疑問を持っていた。ティファの態度は、明らかにおかしい。いつもの彼女とは明らかに違うのだ。

「ハッサン、俺、あんまり後ろめたくて考えないようにしてたんだけど……。もしかして、もしかしたら彼女、何か先生のこと知って……」

どうしても口に出来なかった疑念を言葉にしようとしたそのとき、カウンターの端から聞き覚えのある声がクラウドの耳に飛び込んできた。

「マスター。ローヤルサルートをロックで、いただけますか」

<つづく>

187:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/24 15:20:34 kqw9OW9x
>>171
>「あの出来事がきっかけで会社を辞めた」にウケタw

188:すぎやま=エアリスト
04/12/24 15:50:37 p5PPualU
常識。

189:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/24 17:05:45 +zNycTe6
うっひょーw続きがきてたか!!
あんさんなかなかの文才をお持ちですねーw

190:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/24 18:10:36 +zNycTe6
age

191:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/24 18:50:11 bBl5QeHb
馬鹿らしくていいな。
真面目に馬鹿をやってるからこそ面白い。中途半端にやるよりもずっと。

FFDQ板で久しぶりにわらってもーた

192:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/24 19:00:28 oGOFjLZL
久しぶりに面白い小説を読んだよ。
けっこう読みやすいし、続きが楽しみになる!!

193:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/24 21:11:09 kqw9OW9x
先生……?

酔いが回り朦朧としたクラウドには、こういちの声が聞こえた気がした。
声の主を確かめようと身体を乗り出してみたが、ハッサンの巨体や幾重にも連なる人垣に邪魔されて確認できない。クラウドの頭が前後左右に
揺れているのを泥酔した故と判断したハッサンが、たくましい両腕でクラウドの二の腕を掴んだ。

「もう限界だな。ほら、この水飲んでウチ帰りな。ティファがどうしたなんて話は、今度聞いてやるからさ。あんまりティファに面倒かけるなよ。
そりゃあ、俺だってすぎやま先生とは何度か話したし、先生がお前やティファのことで悩んでたのも知ってるさ。あの頃は植松も絡んで
グチャグチャだったしな。だけど、それとこれとは……」

ハッサンの小言をよそに、クラウドはこういちとの想い出に身を浸していく。

<つづく>

194:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/24 21:12:13 kqw9OW9x
「クラウド君、この "ローヤルサルート"は何年熟成されているか知っていますか。15年? ハハハ、惜しいな。21年です。おや、君の年と
さほど変わりませんね」

普段は赤ワインを好んだこういちが唯一たしなんだスコッチが、ローヤルサルートだった。ウィスキー全般は苦手な彼だが、まろやかな
口当たりにはつい手が伸びるのだという。

先生も、いつもロックで飲んでたっけ。ああ、誰にでも丁寧に話す口調も似てるな……。

「……ったく、人の話も聞かないでぼーっとしやがって。ほら、帰るぞ。ここは俺が払っといたがな、今度絶対に返せよ!」

うなだれたクラウドの身体を両腕でかかえながら、ハッサンはバーカウンターの後ろを通って出口へと向かった。泥酔しているクラウドは、
なかなかまっすぐに歩いてくれない。

「あ、こいつ酔っぱらっちゃって。すみません。……ハァッ!?」

カウンター席にいる客の背中へ連れがぶつかってしまった非礼を詫びるハッサンが、驚きの声を上げた。

<つづく>

195:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/24 22:57:51 +zNycTe6
みんなに大人気だなこの小説。期待ageしとくか

196:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/24 22:58:57 sILTrhly
キタ━(゚∀゚)━!!!!!


それにしても顔広いなハッサソはw

197:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/24 23:02:49 +zNycTe6
この話の中で一番いい奴だよな。
ハッサン・・・

198:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/25 10:01:16 FAY8lTQH
俺がのりで書いた小説にこんな素晴らしい続きを書いてくれるとは・・・。人生まだまだ捨てたもんじゃねーな。

199:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/25 22:48:23 lF2kwXMh
闇夜の人気のない細い路地を歩いていたアモスとチャモロは不意に足を止た。
「…こ、これは!」
「…ええ…この桁違いの気…そこにいるのは分かってます!姿を現したらどうです!」
暗がりの向こうから長身の影が現れる。
「…!おまえは!」
「こんなところで待ち伏せするなんて…ぼく達に何か用でもあるんですかセフィロス」
「……」
わずかな足音だけを響かせ、セフィロスはチャモロ達に歩み寄ってくる。
隠すことも無く静かで凍りつくような殺気を放ち続けるセフィロスが、何の前置きもなしに呟いた。
「…貴様等なら知っているか…すぎやまはどこにいる?」
「な、なに?」
「え、すぎやま先生?」
「…すぎやまの居場所を知っているのか?知らんのか?」
「…おいおい…」
「…すぎやま先生は不幸な事故でお亡くなりになりました…あなたは知らなかったんですか?」
「…クックック…まったくおめでたい連中だ…」
「どういうことです?」
「しかし、クラウドもつくづく運の無い男だな…スクウェアとエニックスが合併さえしなければ、
すぎやまこういちの様な老いぼれと知り合うこともなく、苦しまずにすんだろうに…」
「…貴様!先生を侮辱する気か!」
アモスが激昂し飛び掛ろうとするのをチャモロが抑える。
「…貴様等はそのすぎやまのせいで退社するまでに追い詰められた、植松伸夫の心の嘆きなどどうでもいいと見える」
「…そ、それは…」
「…クラウドさんはすぎやま先生の死を乗り越えて、今はティファさんと幸せに暮らしています
…植松さんは確かにお気の毒だと思います。でも、彼等をこれ以上刺激させたくありません」
「…それがかりそめの幸せだとしてもか。所詮、俺達は植松伸夫が生み出す音楽の世界でしか己の存在を見出せんのだ…。
まあいい…何も知らない貴様等とこれ以上話しても意味が無い。
セフィロスは背を向けて去って行く。
「…俺は奴等に直接干渉するつもりはない。心配するな」
アモスとチャモロは身動き出きぬまま、暗闇に消えていくセフィロスの後姿をただ見ているしかなかった。

200:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/25 22:57:07 FAY8lTQH
ついにはセフィロスまで・・・

201:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/26 00:53:13 Q9QkpCKs
インター版解体新書に植松氏の写真在ったぜ、笑顔の素敵な人だな~。

202:age ◆P1AWcg9OTs
04/12/26 09:45:30 JEoKGql9
age

203:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/26 19:45:50 CuAYkyFI
「す、すぎやま先生!?」

静かなバーにハッサンの大声が響き渡った。顔を上げた先にいた人物はまぎれもなく、すぎやまこういち、その人であった。

なぜここにすぎやま先生が? 幽霊? でも酒飲んでるし……。一度は、植松の陰謀に命を落としそうになったこういち。彼を間一髪で救ったのは、
他の誰でもない、ハッサン自身だ。自分が命を助け、そして心を開いて悩みを打ち明けてくれた相手を間違えることなどあり得ない。

しかし、こういちは間違いなく、死んでいる。だからこそクラウドがこんなにも自暴自棄になっているのだから─。ハッサンの頭は
一瞬にして混乱に陥った。

「なななっ、な? 死んでない? ほ、ホント? 本物??」

「キミ! 大御所のすぎやま先生に向かってなんて失敬なことを! 先生に手をついて謝罪したまえ!!」

こういちの隣にいたレコード会社の社員とおぼしき人物が、取り乱すハッサンを一喝した。その様子を見ていたこういちが、その場を
収めるように静かな口調で言った。

「まあまあ、いいのですよ。彼は何か勘違いをしているのでしょう。あなたは確か、"ドラゴンクエスト VI" に出ていたハッサン君ですね」

「先生……あの……。そ、そうそうそうだ、ク、クラウド! クラウドっ!! ああっ お前、倒れて寝てる場合じゃねーよ、起きろよ!! おい!!!
先生、いまここに転がってる奴、クラウドなんです。毎日毎日、足を棒にしてすぎやま先生を捜していて……」

<つづく>

204:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/26 19:47:57 CuAYkyFI
「クラウド……? うむ、失礼ですがどなたでしたかな。ああ、ファイナルファンタジーの方ですか。それならば植松君によく話を聞きますし、
もしかしたら東京・初台のスクエア・エニクス本社ビルでお会いしたことがあるかもしれませんね」

穏やかな微笑みを浮かべるこういちとの言葉に、ハッサンは動揺し狼狽した。それほど、こういちのセリフはハッサンにとって─おそらく
クラウドにはこれ以上ないほど残酷な─衝撃だった。カッとして我を忘れたハッサンは、こういちの襟元に手を伸ばした。

「"お会いしたことがあるかもしれない" だと!? なんだよそれ! アンタ頭狂ってるんじゃないのか!? アンタ、クラウドは、クラウドはな、
クラウドがどれだけアンタを想い続けて」

「……。失礼ですが、お人違いではないでしょうか」

「おい、先生に何をするんだ! マスター、こんな奴追い出してくれ!」

周りにいた人間がこぞってハッサンを抑えにかかる。さすがのハッサンも5人の力には勝てず、クラウドと共に店外へ引きずられながら
悪態を突くことしかできなかった。

「畜生、クラウドのこと忘れちまったなんて言わせないからな! なんだってんだよ! 畜生、畜生!! 」

<つづく>

205:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/26 19:58:14 JEoKGql9
き、きた・・・!衝撃的事実だ・・・!いったいなにが・・・!続きがきになる!!

206:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/26 20:10:43 CuAYkyFI
「先生、お怪我はありませんか。まったく、先生に散々お世話になっているドラクエのキャラクターのくせに、なんて失礼な振る舞いを……」

いや、自分は気にしていないから大丈夫だ、きっと誰かと勘違いしているのだろう。こういちはそういって憤るレコード会社社員を落ち着かせた後、しばらくひとりになりたい旨を切り出した。

「マスター。お騒がせしてしまって申しわけない。ローヤルサルートをもう一杯、いただけるかな」

運ばれてきたローヤルサルートを口に含みながら、こういちは先ほどハッサンが発した言葉を頭の中で反芻していた。毎日毎日、足を棒にしてすぎやま先生を捜していて─。

「クラウド。クラウド……」

声にはならぬつぶやきとともに、こういちは瞼を伏せた。
そして何かを振り払うかのように頭を振った後、深いため息とともにひとりごちた。

「これでいいのです」

<つづく>

207:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/26 20:18:00 JEoKGql9
(´Д`づ 切ない・・・

それにして『DQキャラクターのくせに』って・・・不思議な世界だな

208:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/26 21:23:18 CuAYkyFI
ティファは、おびえていた。
クラウドの言葉が耳から離れない。

「ティファ。俺、探しに行くよ。先生は生きてる。俺にはわかるんだ」

結婚してからは平穏な毎日だった。クラウドは相変わらずぶっきらぼうだが、それでもよかった。わがままを言って困らせれば呆れながらも
フォローしてくれたし、意見の食い違いから言い合いになっても次の日にはどちらからともなく話しかけ、すぐに仲直りできる。

「幼なじみっていいよね」。何度この言葉を交わしたことか。一時、クラウドとの間に絶望的な程の深い溝を感じていたことが嘘だったかのように、
心を寄せ合い暮らしてきた、つもりだった。時折遠い目をしてぼんやりするクラウドを見かけると心が痛んだが、彼にも心の整理が必要
だろうと、そっとしておく余裕すら生まれていたのだ。

その "余裕" は、こういちがクラウドの前から姿を消したことにより生まれたものだった。

「なんなのッ、今更!」

クラウドの姿を見るのが辛い。毎日朝から晩まで家を空けては疲労困憊で戻り、家に居る間もろくに食事も取らずうつろな目をしてじっとしている。
時折意を決したように語りかけてくるが、自分から気持ちが離れている相手と何を話せというのか。ましてや、すぎやま先生のことなど
話したくない、話せるわけがない─。

ティファは目を閉じ、こういちが自分の身代わりとなってクラウドの剣にくずおれたときのことを思い起こした。もう何度目だろう。
クラウドの様子がおかしくなってから、頭を片時も離れたことがない。それこそ、夢に何度も出てくるほどに。

<つづく>

209:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/26 21:47:30 JEoKGql9
ティファ・・・。*゚(´Д`)゚*。

210:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/26 22:32:09 s8jj98jf
オーケストラアレンジされた『片翼の天使』がエンドレスで流れる薄暗い部屋で、二人の男が白ワインを飲んでいた。
一方は40代半ばの口髭がセクシーな眼鏡をかけた中年男性。
もう一方が恐らく20代後半ぐらいであろうか、長い銀髪に長身の男。
一見不釣合い見える二人だが、不思議と違和感を感じない。
中年の男がワインを飲み干しグラスをテーブルに置くと、ぼそりとつぶやいた。

「…そうか、やはり生きていたか…」
「…ああ、間違いなさそうだ」
「ご苦労だったな」
「…いや、礼を言われるほどのことではない。まだ真相をつきとめた訳ではないからな」

長い銀髪の男が空になった中年男のグラスにワインをつぐ。

「…あなたがいなくなってしまって、ファイナルファンタジーの未来はどうなる?」
「…すまない…あの時、みながみな僕を卑怯者扱いしやがった。嘘つきよばわりしやがった。だが、僕は間違ってはいなかった。
僕の彼への想いは本気だった。…だけどあの老いぼれと出会ったばかりに…。僕は止めたんだ。坂口を。あんな映画成功しないと。
だが、あのヒゲが調子に乗り過ぎたばっかりに…何がスクエニだよ…クソッ!…」

中年男はふとことばを切り、テーブルの向かい側に座っている銀髪の男をすまなそうに見た。

「…おっと、つまらん愚痴で退屈させてしまったかな?」
「…いや、あなたの気持ちはよくわかる…気にすることはない」
「…すまない…」

しばし二人は無言でワインを飲んだ。部屋に流れる音楽に耳を傾けながら。

「…俺はこの曲大好きですよ…」
「…そうか…ありがとう…」

211:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/26 22:46:58 hRQxxkGT
カコイイ!!(・∀・)

212:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/26 22:55:09 JEoKGql9
カコイイ!(´∀`)

213:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/26 23:55:24 0eQ5zxB6
このスレのおかげで特に興味のなかったクラウドが大好きになってしまいました。
責任とって1000まで行ってください。

214:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/27 09:04:48 2KKTt2+X
1000まで行きたいね。そして次スレもたてたい

215:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/27 09:28:37 6ScMGOFW
文才があるな

216:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/27 18:17:37 YpLoj57d
まとめサイトまだー?(AAry

217:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/27 19:14:30 2KKTt2+X
期待ageい!

218:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/28 00:30:30 U/qRQZ/1
初めてこのスレ来た
最初は「何ですぎやんとクラウド?w」とか思いつつ、
途中で真剣に読み、我に返りまた笑った
俺的ネ申スレ (・∀・)b グッジョブ職人の方々!!

219:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/28 11:53:13 fihhowlA
続きがこないなぁ(´・ω・`)

220:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/29 02:53:45 ekTZ2JAZ
良スレ発見wかなりワロタwww

221:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/29 14:35:25 EGRKpirv
「な、なぜかばうんですか!? 俺にとって大切な人は先生だけだ!先生?先生! 死なないでください! 先生ーーーー!!!」

クラウドは、自分が起こした事態をうまく飲み込めず、呆然と立ちすくんでいた。まさか最愛の人をこの手で殺めようとは。クラウドのみならず、
どんな人間にとっても受け入れがたい事実であることは疑いようもない。

「あ……ぅあ、あぁ……、アアアアアアアーーーッ!」
こういちが息を引き取ったのを確認したクラウドは、気も狂わんばかりに大声で叫びながらティファの家を飛び出していった。

ティファは、血まみれで床に倒れているこういちを見やった。こういちが自分の前に立ちふさがってくれなければ、いまここに倒れているの
は自分なのだ。また、ティファにはこういちがいまわの際に発した言葉が耳について離れなかった。
「クラウド君……大切な人とは傍にいるものだ。悲しいときも苦しいときもいつも傍にいてくれる人こそが大切な人なんだ……。
クラウド君。ティファ君を、大切に……しな……さい……」

ティファはこういちを残したまま自室へ向かい、机の引き出しから小箱を取り出すと、うなだれたまま深いため息をついた。

<つづく>

222:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/29 15:06:19 EGRKpirv
小箱の中に入っているのは、"世界樹の葉" だった。

もし "そせい" や "フェニックス" マテリアがクラウドやティファの手元にあったならば、死者を蘇らせることなどたやすいことだったろう。
しかし世界には平和がもたらされ、闘いが日常的でなくなったいま、マテリアは新たな諍いを起こす素として捉えられている。
また、生態系のバランスが崩れる恐れもあることから、政府によって徴収・封印されていた。

ティファは再びこういちの元に歩み寄り、しばらく彼の顔を見つめていた。

「本当にいいの?」
ティファの頭に、何度も自問する声が浮かんでは消える。そんな思いを振り払うかのようにギュッと目をつぶり、大きく深呼吸した後、
ティファは世界樹の葉をこういちに使った。

「先生。すぎやま先生。起きてください」

「……ぅう、う……。……ティファ君……私は……」

「大丈夫です。いま、先生に "世界樹の葉" を使いました。かなり出血しましたから体調は芳しくないかもしれませんが、傷はもうふさがって
いますし、すぐにでも起きあがれるはずですよ」

「"世界樹の葉"!? そんな貴重なものを……。どうしてそれを君が?」

<つづく>

223:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/29 15:59:14 EGRKpirv
こういちが息を吹き返した─。そのことに安堵したティファの胸には、さまざまな思いが去来した。こういちを見つめる目からは
みるみるうちに涙が溢れ、それをぬぐうことすらできないくらいに、彼女の胸はいっぱいになっていた。

「ママが……。私が子供の頃、ママが病気で死んだんです。いま思えば私、死というものがなんだかよくわかっていなかったかもしれないけど、
ママにもう会えなくなっちゃったのが悲しくて、怖くて、辛くて……」

ティファは、自らの過去と心情をこういちに吐露し始めた。18歳のある日、近所の友達から「死んだ人間を生き返らせることができる
"世界樹の葉" というものがあるらしい」という噂を聞いたこと。そしてそれは世界一の商人との呼び声が高いトルネコが、品薄ながらも
扱っていること。普段はエンドールにある彼の店に仕入れないが、どうやらカームにいる珍しい物コレクターの老人が手に入れたという話を
聞きつけたこと。

カームにいる老人からなら、なんとか譲ってもらえるかもしれない─。ティファは何度もカームへ足を運び、民家の2階にいる老人に
頼み込んだ。かなりの高額をふっかけられた上、ティファが訪ねて来たとわかると平気で居留守を使われることもしばしばだった。
セクハラまがいのこともされた。それでも老人が希望する金額に少しでも近づけようと、ニブル山のガイドで手に入れたバイト代をすべて
持参しては土下座してまで乞い求めるティファ。その様子を見かねた老人の家族が、「うちの人には内緒だけどね。バレたら? なぁに、
盗まれたんじゃないかとでも言っておくさ」と、彼女に世界樹の葉を託してくれたのだ。

<つづく>

224:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/29 16:00:40 ekTZ2JAZ
(・∀・)うひょー!!

225:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/29 16:18:53 jNxhYkxW
キタ━(゚∀゚)━!!!

226:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/29 16:24:49 EGRKpirv
「世界樹の葉を手に入れたかったのは、パパに使おうと思っていたからなの。私きょうだいがいないから、パパが死んだらひとりぼっちになっちゃう」

しかし、そんなティファの思いも空しく、ティファの父親はニブル山でセフィロスに惨殺された。ニブル山では、セフィロス、ザックス、
そしてクラウドの間で激しい戦闘が交えられたのだ。その場で深い傷を負ったティファが昏睡状態から醒めたときには父親の死後一週間が
経過しており、既に埋葬が済んだ後だった。

「もう、私のために人が死ぬのはイヤなんです。クラウドはすぎやま先生を想ってる。私のことなんて全然受け入れてくれない。
それはとっても辛いし苦しいことだけど、先生が私の身代わりになって死ぬなんて、私のために誰かがもっと苦しい思いをするなんて、
もう堪えられない。先生、どうして私なんかをかばったんですか。私、クラウドに斬られて死んじゃえばよかった、死ぬべき人間は私だった。
だって、だって誰からも必要とされていないんだもの……」

「そうでしたか……。本当に辛い思いばかりをしてきたのですね……」

こういちは、激しい嗚咽で言葉を続けるのが困難になったティファの肩に手を置くと、そっと身体を引き寄せた。ティファの身体は小刻みに
震え、すっかり冷たくなってしまっていた。

「ティファ君。心からあなたに感謝します。私に世界樹の葉を使ってくれて、そして辛い気持ちを話してくれて」

こういちには、ティファの気持ちが痛いほどよくわかった。自分に世界樹の葉を使うまでに、どんなにか思い悩んだことだろう。
この娘には、何よりもクラウド君の支えが必要なのだ。

「では、こうするのはどうでしょう」

こういちは、ティファにある提案をし始めた。

<つづく>

227:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/29 19:12:40 OcSN1OBp
>>226
田中公平はようすをみている

228:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/30 01:34:44 +KRvlFyM
(ノ∀`)氣になる

229:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/30 17:51:16 +KRvlFyM
あえて世界樹の葉だってのがいいね

230:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/30 22:50:34 Y4/NbIpr
なんという良スレ・・・

231:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/31 14:18:37 Uy7lhKvn
あげてみて

はじめてわかる

良スレかな

232:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/31 19:03:11 8wDSiJe0
ヤバイこのスレ面白い(*´Д`)

233:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/12/31 20:21:25 Uy7lhKvn
まとめサイトはまだですか?

234:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/01 01:21:47 egNpBy93
年が変わったことだしこの板一番の良スレをageとくか・・・

235: 【だん吉】 【215円】
05/01/01 22:27:44 7z/t3wT/
すぎやんの紳士っぷりに惚れた

236:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/01 22:50:17 W1z8ST4j
水面下で動いてるノビヲとセフィロスの二人も気になる…

237:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/02 11:05:03 W2rRnjS8
くそう、続きが気になるぜ

238:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/03 06:43:28 butmzFDo
筆者さんはどこへ!?

239:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/03 23:08:43 rf73wyt9
続き期待あげ

240:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/04 01:29:24 SEvMe9Iz
凄いなこのスレ。
職人さんまじで乙。素晴らしい。

241:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/04 18:46:31 ujQzCq+Y
良スレ、良スレと騒ぐだけで
自分で盛り上げようとしないところはクラウド×サンチョスレと一緒だな

242:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/04 19:02:03 AG0BPInQ
俺絵描きなんで…ゴメン…orz

243:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/04 19:53:23 dRB+RayP
>>242
あえて言おう!

















挿絵キボン

244:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/05 01:47:04 gDqbzH1D
>>241
んー?で文才のない俺がなにすりゃこのスレが盛り上がるんだ?
俺が続き書いたらこの良スレがたちまち駄スレになるぞ?

245:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/05 02:27:49 5eclfzBG
別に続きじゃなくても
読み切りで書いてみればいいと思うけど

246:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/05 10:48:25 8nihLnmm
続きが気になる

247:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/05 16:26:05 Hu2iigpG
「はあ……」
「…どうした?ため息などついて」
窓際に立って、ずっと外を見ていた植松に向かってセフィロスが尋ねた。
「…こんなところでなにしてるのかな、って思ってな…」
植松はあの時随分熱くなっていて、人としてやってはならないことをすぎやまにやってしまったと反省をした。
だが愛するクラウドの口から、はっきりとあの時のことや自分のことを聞かない限り、気持ちの整理はつきそうにもなかった。
そのとき、コツコツとドアが鳴った。ガチャリとドアが開くとアーロンが部屋の中へ入ってきた。
「……」
「突っ立ってないで、座ったらどうだ」
そう言ってセフィロスが差し出した椅子を、アーロンは一瞥して断った。
「話は全て聞いた。会社、辞めてしまったそうだな」
「…すまん」
「何を謝る。いいではないか。自分の進むべき道を見つけたのであろう」
「…僕は、自分が未熟者だと思い知らされた…。一人で何とかなると思っていた。目の前の恋敵は力でねじ伏せる自身があった。
それなのに、愛する人を、クラウドをこうも簡単に奪われるなんて考えたこともなかった」
「…植松さん…」
「おまえたちにこんなに心配かけて迷惑かけたのも、僕のそんな甘えが原因だ。だから……すまん」
「…そうか。やっと分かったのか」
そう言ったアーロンの態度に植松は戸惑った。罵倒されても仕方がないと思っていたのに、アーロンもセフィロスも少しも植松を責めようとはしなかった。
「アーロン…」
「それが分かったのなら、俺たちは何も言うまい。なあ、セフィロス」
「…フッ」
「怒らないのか?僕がもっと早く、自分のやらなきゃならないことに真正面から向き合っていれば、おまえたちに迷惑かけずにすんだ。僕が会社を辞めたせいで…」
「気にすることはない。次に俺たちにゲーム出演の出番が回ってきたら、
あなたの作曲した音楽なしでも勝負できるよう、己自身の魅力を磨いておくさ」
「…アーロン…おまえって奴は…」
「どうだ。せっかく集まったんだ。これから三人で美味い酒でも飲もう」
「セフィロス…そうだな」





248:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/05 17:27:08 wlE8W/qI
「ここでは何も起こらなかったことにするのです。何もね」

こういちやクラウドがティファの家に来たこと、ましてやクラウドが激高して幼なじみのティファを斬りつけたことなど、現時点では誰にも
預かり知れぬことだから、と こういちは続けた。

実際、音楽界の大御所として世間に認知されているこういちには、急死するわけにはいかない事情もあった。作曲を頼まれている大がかりな
プロジェクトをいくつも抱えており、それらの作業が大詰めに入っている段階なのだ。いま自分が死んでしまえば、現場は大混乱に陥って
しまうだろう。ティファが生き返らせてくれたことは、彼にとっても音楽界にとっても、文字通り "救い" とでも言うべき行為であった。

「いちばん辛い思いをしているのはクラウド君でしょう。感情的になってしまったとはいえ、あなたに斬りつけた上に私を殺してしまった
ことで、精神的に大きなダメージを受けているはずです。これから彼を捜して、あなたが世界樹の葉で私を蘇らせてくれたことを私から
打ち明けますよ。そして、あなたを大事にするようにも……」

「冗談じゃない」

激しい怒りを含んだ瞳がこういちに向けられた。まだ、涙に濡れている。

「消えて。クラウドの前になんて、二度と姿を現さないで」

<つづく>

249:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/05 20:18:00 QMZDETKM
続きキター(*´∀`)

250:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/06 02:02:52 8tecEEAH
続きキタ━━(゚∀゚)━━!!

>>241
俺はこれの原作とも言える、8話完結の話を書いたからいいにしてくれ。
りょうすれage

251:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/06 04:27:53 GqklLvq+
>>241
だったら今度盛り上げる手本見せてくださいよー

252:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/06 09:10:40 Lc+q4opO
良スレって言うのも作者さんの書く気力の原動力になってるわけだからいいんじゃないの?

253:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/06 15:29:51 M3zKwLPK
クラウド×サンチョスレでSSを書いてた者だけど、
取ってつけたように良スレと連発されるよりは、
一言でもいいからSSの感想を貰えた方が嬉しかったりする。

254:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/06 18:31:01 LcbVFkXy
「久しぶりだな、クラウド」
「…セフィロス!!」
クラウドはセフィロスの正宗をバスターソードで受け止めた。
甲高い金属音が幾度もなく響き渡る。二人は素早く離れて間合いを取った。
「でやーっ!」
クラウドがすさまじい勢いでセフィロスに斬りかかった。同時にセフィロスも刀をかざして突進する。
剣と刀がぶつかり合い、火花が散った。二人の体が交錯し、互いに位置を入れ換えてにらみ合う。
セフィロスの左頬から血が流れた。クラウドの剣がセフィロスをかすめたのだ。
「…腕は衰えていないようだな…」
セフィロスは、にやりと笑った。
「…セフィロス…おまえは一体?今さら俺に何を?」
「…おまえも罪深い男だな。すぎやまこういちをそんなに諦めきれんのか…。ティファ、そして我らの植松伸夫がいるのにもかかわらず」
「な、なんだと!おまえに何が分かる!俺にとって先生は…先生はな!!ティファなんかと一緒にするなーっ!!」
クラウドがセフィロスに向かって感情を抑えることもなく叫んだ。その瞬間、突然何者かの声が聴こえた。
「フッ…では植松伸夫はどうなんだ?」
クラウドはすぐさま背後に気配を感じて、ふりむきざま鋭く剣を突き出した。
だが、ほんの一瞬早く、相手の剣がクラウドの右横を閃光のように通過したのだった。
「ぐっ!」
クラウドの右肩から血が流れる。クラウドは傷の痛みに堪えながら、間合いを取り相手の姿を見た。
「…アーロン!おまえがなぜ?…ううっ…」
「……」
クラウドの前にアーロンが剣を構えて立っていた。
「もらったぞ!クラウド!」
セフィロスがその一瞬の隙を見逃さずファイガを放った。紅蓮の大火球がクラウドを直撃する。
「ぐあ──!!」
火炎に包まれたクラウドは後方に吹っ飛び、壁に叩きつけられ床に転がり落ちた。
「そこまでだ!セフィロス!アーロン!それくらいでいいだろう」
クラウドは薄れ行く意識の中で、植松伸夫の声を確かに聴いたのだった。

255:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/06 20:11:38 /qE0s5eY
昼1:30くらいからあってるドラマみたいなノリでワラタ。
いたストではすぎやま先生の音楽の中でFFキャラも登場できるね。
おめでとう、クラウド。

256:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/06 20:18:08 LcbVFkXy
いつものバーで酒を楽しんでいたハッサンとチャモロ。
そこへ約束の時間になっても現れなかったテリーとアモスが、ボロ雑巾のような無残な姿になって店内に入ってきた。
アモスは既に意識を失っているのだろうか、テリーがアモスを背負っていた。
テリーはハッサン達が駆け寄って来るのを見ると、力尽きて倒れた。
「何があったんですか!アモス!テリー!…駄目です、回復魔法では追いつきません!」
「すまねぇマスター!救急車呼んでくれ!」
「うう…植松さんが…ゴホッ!」
「植松さん!?あの人がどうしたんです?テリー」
「…アモスとここへ来る途中…植松さん…が…クラウドを抱きかかえて歩いているのを偶然見かけた…」
「なに!植松だと!野郎まだクラウドのこと諦めていなかったのか!」
「…クラウド…ゴフッ!…包帯してた…」
「アイツ…先生を探していて…」
「…気になってアモスと後をつけてみた…そしたら奴らがいきなり…手も足も出なかった…ハァハァ…うう…」
「テリー!テリーしっかりしろ!…駄目だ、気を失いやがった」
「…テリーとアモスの二人にここまでの傷を負わせられる者…やはり彼が…」
「…チャモロ…二人を頼んだぞ…」
「ハッサン、植松さん達の正確な居場所がわかりませんよ」
「…それでも俺は行かなくちゃならねぇんだ…悪いな…じっとしていられねえ性分でよ」
「…ハッサン…」
「マスターに迷惑かけてすまねぇって言っといてくれや」




257:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/06 22:39:29 bhfOTgHi
キタキタキタキタ━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━!!
ハッサンカコイイ!!

258:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/06 23:22:46 Lc+q4opO
セフィロスもいいね~。だんだん盛り上がってきたんじゃないっすか!イイヨイイヨー。

259:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/07 00:16:16 pcEjgq2I
ティファが可哀相だ・・・

260:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/07 17:02:08 eVG9639c
「…ううっ…」
「…目が覚めたかい?クラウド…」
ぼうっとゆがんだ視界、全身を覆う猛烈な痛み。誰かの声が聴こえた気がする。
「……ここは…どこだ?」
「僕の部屋だよ」
聞いたことのある声。起き上がろうとしたが、指一本動かない。せいいっぱい視線をさまよわせて、声の主を捜した。
「……植松……さん?」
「クラウド」
あったかい手が、俺の手を優しく包んだ。
「…俺は…確か…セフィロスとアーロンと戦って…」
「道端で酷い傷を負って倒れていた君を偶然見つけてね。こうして僕の部屋まで運んだんだ」
「…そうか…ありがとう…ございます…」
「何を言うんだ」
「…俺…すぎやま先生を捜していて…先生はどこかで生きているんだ…確かに…見たんだ」
「…やはり僕よりも先生が大事なのか?…僕の気持ちは知っているはずだ…」
「…植松さん…会社を辞めた原因はやっぱり…でも、俺…」
「…取り合えず傷を治さないとな。食欲はあるか?飲み物持ってこようか?」
「……いえ…もう少し眠らせてください…」
墜落するような感覚が来て、俺は意識が遠退いていくのがわかった。
「ゆっくりとおやすみ、クラウド」

261:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/07 19:30:44 8G97fYWH
あてもなく夜の街を駆けながらクラウドを捜すハッサン。突然、暗闇から銀色の疾風が襲い掛かり、
凄まじい殺気を込めて大上段から切り下ろしてきた。ハッサンは紙一重にその長刀をかわし、正拳突きを放つ。
ハッサンの拳は敵の胸に深々とめり込んだ。相手は後方まで吹っ飛び地面を転げ回ったが、すぐさま起き上がり刀を構えた。
ハッサンも身構え相手をにらんだ。二人が対峙する間に数本の髪の毛が宙を舞っていた。
敵の一撃がハッサンのモヒカンをかすめたのだ。
「…不意打ちなんて俺には通じないぜ?セフィロス」
「…おのれ…」
セフィロスの口からは血が流れていた。
「植松の野郎の居場所知っているな?」
「…知らんな…」
「ま、正直に喋ってくれるとは思っちゃいないぜ。なら力ずくで聞き出すまでよ」
「…やれるものならな」
「俺の正拳突きをまともに喰らった奴のセリフかよ?。見たところ足にきてるようだし、アバラも何本がいってるだろ?」
「…チッ…」
「タイミングがわずかにずれていたなら、最初の一撃で俺がおまえに倒されていただろうよ」
「…さすがだなハッサン。甘く見ていたようだ。あの二人とは違うな」
「あの二人?テリーとアモスのことか!…やっぱりてめぇが!!…むっ、誰だ!」
ハッサンは暗闇の中にもう一つの気配を感じた。ハッサンが睨み付ける先から影が現れた。
「おまえは、アーロン」
「…俺の気配に気づくとはな…」
「あんたもグルってわけかい?見損なったぜ」
「…植松さんはこの先の角を右に曲がってすぐのマンション『プレリュード』の一室をアジトにしている。そこにクラウドもいる。…行ってやれ」
「…!おまえ…植松さんを裏切るのか?」
「…これ以上の行為は無意味だ…あの人にそれを分からせてやれるのは、おまえだけだハッサン。さあ、早く行け」
「…アーロン…おまえ…わかったぜ」
ハッサンはアーロンとセフィロスに一瞥すると、目指すマンションへ向けて駆け出した。
(待ってろよ!クラウド!俺が今行く!)


「…テリーとアモスには悪いことをしてしまったが…これでよかったのか?セフィロス」
「…ああ…これであの人も目が覚めるだろう…」
「クラウドへの未練が彼を狂わす…それを絶てば…」

262:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/07 20:13:44 pcEjgq2I
ハッサン強ェェェェエエ工エエェェェェ

263:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/07 22:44:57 Xpz1kcBZ
ハッサン惚れたよハッサン(´д`*)

264:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/08 01:48:58 FZFUtbXl
ハッサンヒーローだねヘ(*´∀`*)ノ

265:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/08 02:33:56 xO6LxJIn
ハッサンすげーっ!!










でも、回復魔法<救急車
なんだな・・・。

266:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/08 13:11:32 xNYmxTh2
ハッサン>>>>>>(超えられない壁)>>>>セフィロス≒アーロン

267:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/08 19:44:08 ieLSR3Vg
テリー(笑)

268:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/10 01:01:44 1dq80heN
期待age

269:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/10 02:14:30 1vt8MT+7
>>261
> 敵の一撃がハッサンのモヒカンをかすめたのだ。

ワラタ
GJ

270:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/11 09:29:09 qGwxuzmp
ハッサン支援あげ

271:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/11 09:34:36 anlfx2Y3
こないだのドラクエコンサートで、コンマスの人と握手したすぎやん。んで舞台袖に手を繋いだまま(すぎやま先生は)楽しそうに退場。
クラウドが見てたらなぁとか思いながら萌えてた。
カワイイヨすぎやん。

272:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/11 09:59:49 NZdUC1HB
クラウド「くそっ!!」

273:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/11 14:03:06 OhZh5nLP
すぎやま先生がテレビに出る!1月11日に
スレリンク(ff板)l50

クラウド今日観るかいクラウド

274:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/11 22:42:28 pZReDJ1d
録画はHDDで録画したあとダビングします。

観賞用と保存用と使用用の3枚

275:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/13 23:52:26 6UPo0kFA
あげますね

276:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/15 00:06:32 GNZoM/9P
期待age

277:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/15 00:55:00 oNXqnHvK
すぎやん愛されてるよすぎやん

278:k.w ◆Mc.k.w/a1A
05/01/15 00:56:07 B4zdfJUP
ごめんなさいごめんなさい

279:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/15 01:33:47 GNZoM/9P
>>278
早く逃げろ!!
クラウドはおまえを殺す気だ!!
いいから早く逃げろ!!
俺はクラウドを犯罪者にしたくないんだ!!

280:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/15 21:04:56 SVnn4sY2
続き詠みたいが為の安芸

281:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/16 01:13:11 Ng9Qf6Dh
続きマダー?(゚∀゚)

282:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/16 16:59:32 6OKeBGIR
これはガクトスレとディアスの小説を超えるかもしれん。
読みもの系のスレで久しぶりのヒットだ。

283:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/17 07:35:54 WE+K8nJS
続きこねーなぁ・・・

284:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/18 01:08:32 bRTUreme
小説書いてる者の一人だけど、仕事が忙しい時期になっちまったんで、続き書く暇がないです。
誰か続き書いてください。期待してる人達すまん…OTZ

285:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/18 07:39:52 /ISlT2iF
すぎやんスレから誘導されてきました。
ここは宇宙の法則が乱れたスレですね。

286:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/18 09:55:47 EOKyPUno
>>284
どの小説書いてた人?

287:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/18 15:04:35 lOX/Wg3K
「見つけたぜ、植松さんよ」
部屋の向こうから、一つの大きな影が現れた。
「…!おまえはハッサン…なぜこの場所が?!…ええぃ!セフィロスとアーロンは何をしている!!」
「…その二人なら、もうあんたの味方にはならんだろうよ。…これまでだぜ」
「く、くそっ!またしてもおまえに!」
その途端、植松の顔が絶望的に歪む。
「相変わらずやりかたが汚いぜ…。よくもテリーとアモスを半殺しにしやがったな。それほどクラウドを自分のモノにしたいのかよ」
「ああそうさ!クラウドが恋しいさ!愛しているさ!……でも、こんな卑怯なやりかたをしても、クラウドはすぎやまこういちだけを求めていた…
僕は彼の心に入れなかった…。わかっていたんだ…最初から…それでもあきらめきれなかったんだ…」
植松の目からは涙が出ていた。
「…植松さん…あんた…」
「…スクウェアとエニックスが合併さえしなければ、何の事件も起こらなかった。僕は幸せで、普通の作曲家でいられたのに…」
「……」
「…ここまで事を大きくしてしまったんだ…。もう逃げも隠れもしない。覚悟は出来ている。テリーとアモスの仇を討つがいい…」
「…俺の拳は殴る相手を選ぶ。植松伸夫ほどの男、もっと別の方法で罪滅ぼしができるはずだろ?今のあんたなら分かるはずだ」
「…ハッサン…」
「殴られてそれで許される。なぁんて思わないこった」
「…ううっ…すまない…」
ハッサンの言葉に植松は泣き崩れる。
「…クラウドなら隣の寝室で眠っている。連れていってやってくれ」
「…ああ…」
ハッサンは寝室に入り、クラウドを起こさないよう優しく抱きかかえた。
(合併で人生を狂わされた者か…。まったく、嫌な世の中だぜ)
植松はハッサンに抱きかかえられたクラウドを、憑き物が落ちたような表情で見送った。
「…今までありがとう…クラウド…そしてさようなら」

ハッサンは夜道を歩きながら、抱きかかえているクラウドの寝顔を見た。
(チッ、まったく幸せそうに眠っていやがるぜ…。だがよクラウド。これからだぜ大変なのは)

288:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/18 18:11:13 Nw2l1zJC
続きキター Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒(。A。)!!!
ハッサンかっこいい…(´д`*)

289:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/19 00:22:09 eAEDhh7D
さりげなく油断させて背後から鈍器で殴る植松さんを期待した俺は重傷

290:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/19 01:36:07 qnKGQQFZ
>>289
オレもそれ期待したw


291:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/19 01:57:02 wtvRbuuL
今までここのSS読んでて途中から実在する人物とゲーキャラが混在することに何ら違和感を感じなくなっている俺は重症通り越して池沼だなorz

292:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/19 02:42:01 eAEDhh7D
>>291
そう自暴自身になるな。
おまえは最高の人間だ。

293:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/21 11:54:36 ApYA6FNq
期待age

294:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/21 12:57:04 +nbt7IEu
何だね?このクソスレは?立てた>>1は氏にたまえ!いい子だから!

295:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/21 13:16:16 ApYA6FNq
>>294
かなりの神スレだぞ!
よくないようをみてみろぃ!

296:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/21 13:53:15 GO6jGePx
>>294-295
.       ∧_∧  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
       (;´Д`)< スンマセン、直ぐに片付けます
  -=≡  /    ヽ  \_______
.      /| |   |. |
 -=≡ /. \ヽ/\\_
    /    ヽ⌒)==ヽ_)= ∧_∧
-=   / /⌒\.\ ||  ||  (´・ω・`)>>1-295
  / /    > ) ||   || ( つ旦O
 / /     / /_||_ || と_)_) _.
 し'     (_つ ̄(_)) ̄ (.)) ̄ (_)) ̄(.))


297:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/21 19:28:44 OUg3DxsK
「冗談じゃない。消えて。クラウドの前になんて、二度と姿を現さないで」

憎悪に満ちた視線と言葉が、にわかには信じられないこういちがいた。これが、先ほど自分に "世界樹の葉" を使ってくれた優しいティファなのか?

「いや、あの……、私はただ、あなたが私にしてくれたことをクラウド君に伝えて安心させようと……」

「ふざけないでよ。クラウドに会ってどうするの? 再会を祝って抱擁でも? クラウドを安心させたいなんて、本当は自分が会いたいだけじゃない!

それに、アタシのことをどう話そうっていうのよ。
『クラウド君、ティファ君は本当にいい娘だよ。私のことはあきらめて、ティファ君とお付き合いしたまえ』
─ハッ、そういうのを世間ではなんて言うと思います? 知らないんなら教えてあげますよ。そんな余計なお世話はね、"ボケ老人の戯言" って
言うんだよ!!」

<つづく>

298:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/21 19:32:03 OUg3DxsK
これは現実なのか? 私は、何か悪夢を見ているのだろうか─。先ほどまで肩震わせて泣いていたティファからは想像つかない程の変わりように、
こういちは動揺を隠せなかった。激しい罵りの言葉と共に、ティファの顔はどんどん紅潮していく。彼女が抑えていた感情が堰を切って
あふれ出したかのようだ。

「アンタは死んだのよ、クラウドに殺されたの! みんなにはそう言っておくから。もちろん、クラウド自身にもね」

「いや、それはクラウド君があまりにも……。それに、私にはやらなければならない音楽制作が山積みで」

「わかってないわね、すぎやまさん。ねぇ、あなたを蘇らせたのはいったい誰だと思ってるの? あなたが選り好みできる立場だと思ってる
なんて、勘違いも甚だしくありません? アンタの音楽活動になんて、アタシは何の関係も、興味もない。ただね、消えて欲しいの。
クラウドの前から、アンタがくたばるまで!!」

「ティファ君……」

しばらくの沈黙の後、こういちの目から、一筋の涙がこぼれ落ちた。
興奮が収まらないティファとは対照的に、こういちの心は凍り付いて
しまったかのようだ。

「感謝、に……堪えない。失礼する」

身体の奥から絞り出すような声で謝辞を口にすると、こういちはティファに背を向け、彼女の家を出ていった。

<つづく>

299:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/21 20:17:10 qo9fQvYP
冗談抜きで泣きそうになった
普通に考えればホモの恋愛
最初はそう思って見てたけど今は気にならない

300:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/21 22:55:04 da0WlIFL
ヤバイ面白杉

301:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/21 23:11:24 8QzrGAg8
ティファの変わりようが凄すぎ・・・

302:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/21 23:36:30 J+EetGZG
想い人が同性のしかも老人への恋に狂ってるとなれば憎しみのあまり人格が豹変するのもおかしくはないだろう

某昼ドラをはるかに凌ぐ愛憎劇だな

303:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/22 00:22:24 qienhKNY
■eはこれを書籍化すべき

304:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/22 04:42:52 sb4p3f2s
>>302
そういわれるとなんか納得してまったw

305:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/22 08:04:08 m/sIZTPo
ドキドキ

306:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/22 09:31:24 F1p6oI+J
ティファ~。*゚(´Д`)゚*。

307:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/22 11:19:43 /2ipEdVd
【すぎやまこういちトリビア】
亜麻色の髪の乙女を作曲したのはすぎやまこういち

308:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/22 12:30:35 0yUPhgaH
【すぎやまこういちトリビア】
亜麻色の髪の乙女を作曲したのはドビュッシー

309:マッドファンタジークエスト
05/01/22 15:47:55 vmOZ3DCj
エロゲーに興じるすぎやま氏
そこへキノックから無線が
キノック「すぎやま!何をしているんだ!早く作曲を終わらせるんだ!」
すぎやま「そうは言うがな、キノック、性欲をもてあます」
キノック「すぎやま、今は作曲のみに専念してくれ」
すぎやま「そうやってシラを切っているつもりか?キノック」
キノック「君が頼りなんだ」
すぎやま「あぁ、精子が吹き出してきた」
キノック「ま、ま、待ってくれ!むき出しのコックを打ち込んでくれ!」
すぎやま「はっはっは、ほら言った通りだ」

シュルッ

「はあ!はあはあはあ、すぎやまー!」
ズガン!

310:マッドファンタジークエスト
05/01/22 15:52:04 vmOZ3DCj
ミレーユ「失礼」
すぎやま「この美人は?」
キノック「ミレーユ、この作戦のメディカルチーフだ」
すぎやま「性欲をもてあます」
ミレーユ「いいわ」
シュルッ

「おもちゃのように弄んで!」

パシッパシッ!

「すぎやま!すぎやまー!」

ズガン!

311:マッドファンタジークエスト
05/01/22 16:02:48 vmOZ3DCj
リュック「はじめまして!」
すぎやま「誰だ!」
キノック「あぁ、まだ紹介していなかったな。無線機システムの開発者リュックだ」
リュック「どうしたの?」
すぎやま「いや画期的軍事技術の開発者がこんな可愛い女の子だったとは性欲をもてあます」
リュック「伝説の作曲家とデキるなんて光栄~!口に出してね」

シュルッ

「すぎやますぎやまー」

リュック「拘束されたわ」

キノック「すぎやま、リュックとの淫行はこれ以上許されない」
すぎやま「何ぃ!?どういうことだ!キノック!彼女とセーックスさせろ!」
キノック「できん。彼女はもらった」
すぎやま「キノック!裏切ったな!」
キノック「しらん」

すぎやま「俺は負け犬だーーーーー!」

312:マッドファンタジークエスト
05/01/22 16:09:45 vmOZ3DCj
サイファー「らしくねえなあ、すぎやま」
すぎやま「サイファー!!どうして!?」
サイファー「お前と同じく淫行生活だ。たまには女子高生ともヤったりしているがな。我慢できなくなってな」
すぎやま「サイファー」
サイファー「すぎやま」
すぎやま「やらないか?」
サイファー「激しい一面もあるぜぇ。たっぷり30分はプレイするといい」

シュルッ

「すぎやまー!まだだ!まだ終わってなーい!」

ズガン!

すぎやま「サイファー、俺は…」
サイファー「言うな!すぎやま!」

313:マッドファンタジークエスト
05/01/22 16:13:49 vmOZ3DCj
すぎやま「神羅カンパニー社長、プレジデント神羅だな?性欲をもてあます」
プレジデント「本当か?ならば性器を早く出してくれ」

シュルッ

「うおっ!うおっ!うおああああああああ!」


ズガン!

314:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/22 20:10:33 /wR8hJrs
そのネタは元Flashを知らないと何も面白くないと思うのだが・・・

315:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/25 04:52:35 QmrABx2w
気を取り直して
>>298
続き期待age

316:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/25 06:05:25 HdLNCNFS
>気を取り直して

ワロタ

317:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/25 15:45:20 BQZuxlcW
期待age

318:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/27 00:09:38 +DHUmNzU
あげ

319:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/28 17:40:28 Wsfj4ycS
hosyu

320:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/29 00:14:38 nq8LF92Y
ティファ視点の暗い話を投下します~

変な文章あっても笑って許してくだされ

321:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/29 00:16:56 fyMNIAGP
気づいたらもう真っ暗なのね・・・。

窓を見ると青い空はもう黒に染まっていた。
クラウドが帰ってこなくなってから、私はテーブルにうつぶせて何もせずに暮らす日々が続いている。昼にユフィが様子見るついでに持ってくるお弁当で飢えは凌いでいる。

どうしてこうなったのだろう・・・

何度も浮かんでくる言葉。考えれば考えるほど心が締め付けられる。

初まりはクラウドのこの言葉からだったと思う

「ティファ、この曲聴いてくれよ!!」
「どうしたのクラウド・・・あらこれは聴いたことある音楽ね」
「すぎやま先生の曲さ」
「珍しいね、クラウドがこんな曲を聴き始めるなんて」
「そうか・・・俺いつか先生に曲を作ってもらいたいって思っているんだ」

あのときのクラウドの顔子供みたいにはしゃいでかわいかったな。
でもそれから二人の付き合いが増え始めて、私との付き合いがどんどん減っていった。
ちょっと寂しいけど尊敬する人の側にいたいのだろうなそれぐらいしか思ってなかった
でも、植松さんとクラウドの会話を聞いて頭の中が真っ白になった。


322:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/29 00:20:52 fyMNIAGP
「どうしてわかってくれないんだクラウド、こんなにも愛しているのに」
「俺とすぎやま先生は愛し合っているんです!!邪魔しないでください。」

え・・・愛してる?どういうことだって二人は・・・。

話の展開について行けなかった・・・今でもそうだ。
ただわかっていることクラウドはすぎやまさんを愛している。
愛しすぎて狂ってしまったことだけ・・・。

じゃあ・・・あの人がいなくなればいい?あのひとさえいなくなれば

気がついたら自分は立ち上がって台所に向かっていた。そして包丁がしまってあるところへ手を伸ばす。
あるところへ手を伸ばす。

あのひとさえ・・・あの人さえいなければ!!!

強い憎悪が私の中で目覚めた。もう止まらない!!
包丁の柄を強く握り引き抜いた。重い足取りで玄関へ向かう

がちゃっ・・・

玄関が開く音、もしかして・・・



323:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/29 00:24:11 fyMNIAGP
「クラ・・・」
「ティファ何やってんの」
「ユ・・・フィ・・・」
「!!何で包丁なんて持ってんだよ・・・まさか!」
「は・・・離して!!」

ユフィは包丁を取り上げようと私の手を取り押さえた。

「こんなことしていいって思ってるの!」
「うるさい!・・・ユフィにはわからないのよ!!私がどれだけ傷ついて、どれだけ苦しんでいるか何て!!」
「だからってこんなこと良くないよ!きっと・・・きっと後悔する!私そんなティファみたくないよぉ・・・」
「ユフィ・・・・」

ユフィが泣いている。
わたしはやっと自分の愚かしさに気づき、手からするりと包丁を落とした

「すぎやまさん・・・すごくいいひとだって事分かっている。私に優しい言葉かけたり・・・
でもあの人は私からクラウドを奪うの!!すぎやま先生は悪くないけど、どんなに・・・どんなに自分を納得させようとしてもあの人のところにクラウドの気持ちがあるんだって思うと悔しくて悔しくて・・・」

気がついたら涙を流していた。止め処なく溢れてくる。
手のひらで抑えても隙間から涙がにじみ出て来た。
頭が痛くなる・・・どうしていいのかわからない・・・

「大丈夫・・・私達がついているよ。」

ユフィはやさしく肩を抱きしめてくれた


324:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/29 10:59:28 yzPWnLtA
GJ。ティファがどんどん変なキャラになっていくなw

325:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/29 11:29:33 OuI9+tHb
ユフィいいね

326:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/01/30 21:36:33 9l7ZVJef
うーむ

327:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/02/01 05:16:26 pZqcastW
ティファかわいいよかわいいよティファ。


FFヒロインズ(□ヒロインか?)の「自分は愛されて当然」みたいな雰囲気がどうも好きになれなくてなー。
こっちのがいいや。
もちろんすぎやま先生もかわいいぜ。

328:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/02/02 18:15:30 yyTOo9Po
すぎやませんせい萌え

329:あ
05/02/03 06:24:12 tORU66uV
結局全部読んでしまった

神スレ

330:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/02/05 11:00:41 R1Gl0IRj
期待顎

331:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/02/05 12:13:22 QJYoP/r3
闇のコンダクターすぎやん

332:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/02/06 04:53:49 pwLkJ4m5
職人さんまたおねがいねチュッ3-☆

333:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/02/07 15:51:32 BulU0l99
揚げ

334:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/02/07 16:30:21 KpY/jf/M
神スレを無闇やたらとageんなよゾロさん。

335:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/02/09 14:15:27 ArfA2CCj
神スレ

336:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/02/10 11:13:41 BkHrHfle
ありえねー組み合わせに吹いた

337:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/02/11 17:12:34 eL1beuHB
なかなか落ちないなこのスレ

338:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/02/11 17:13:42 JngxYAXa
age

339:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/02/12 23:00:52 52ZQ/DMm
ほす

340:クラウド
05/02/13 00:00:41 H1d6FFNJ
すぎやま先生はいるか?お前に惚れた馬鹿がいる。それは俺だ。
最初に言っておくが、俺はホモではない。
そういうのには全く興味ないし、気持ち悪いと思う。
だが、お前の音楽を聴いて以来、
俺の中の何かが大きく膨らみはじめたんだ。
いつの間にかお前のCDを探していたり、
オナニーの最中にお前の事を
思い出したりするようになっていたんだ。
ああ、俺だって嫌だったさ。しかし、ある日をさかいに、
俺の中の何かがはじけたんだ。
俺は最初からお前でオナニーするようになっていた。
74回、これは俺がお前で抜いた正確な数字だ。
おそらくお前は、俺のことを拒絶するだろうと思う。
だが、これだけは覚えておいてほしい。
俺は常にお前の近くにいるという事をだ。
スギヤマ工房で、首筋に熱い鼻息を感じたら、それは俺だ。
コンサートホールで、妙に熱い視線を感じたら、それは俺だ。
無言電話がかかってきたら、それは俺だ。
そして、もしこの先お前がレイプされるような事があれば・・・。
お前がこれを読んでいる時、俺はすでに行動を開始している。

341:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/02/14 03:56:24 2CmZVnY2
今日はバレンタイン・・・
この日のために俺クラウドは心を込めて手作りチョコレートを作ってきた。
ドアから先生が出てきたらコレを渡して

「先生・・・ハッピーバレンタイン!!」

先生どんな顔をするかな

342:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/02/14 19:28:16 vgg09grX
今日はバレンタイン・・・
愛しい人にチョコレートを贈る日だ。
私はもういい年をしたおじいさんで、その上愛しい人は自分と同じ男性。
しかしこの思いを、いつも私を気遣い、優しい笑顔を向けてくれる彼に伝えたい。
そうして恥ずかしながらチョコレートを贈るという行動に出る決心をしたのだ。

手作りにしようかとも思ったのだけど、私は食べるのは反対で作るのは苦手で、
気づけば溶かしていたチョコが焦げてしまったり、
それどころかチョコであったものから睡眠、スロウ、沈黙、暗闇、毒、混乱を引き起こすような異臭を発していたり
それだけで済めばまだいいが、オーブンの中から何かおそろしいものを呼び出してしまったり・・・

やはり市販のチョコを購入することにしよう。
ピンクのハートで飾り付けされたチョコレート売り場、
たくさんの女の子たちに紛れてチョコレートを買う。
なんだかわくわくしている自分に気づき、笑ってしまった。
もちろん自分用のチョコレートも購入。しかも大量に。

あの時計の針が重なったら、彼にこのチョコレートを届けに行こう。
まるで恋に恋する少女のようなことをしている自分。
彼に苦笑されなければよいが。

343:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/02/14 19:35:35 vgg09grX
ところで、慌てて閉めてしまったけれど、
このオーブンの中身はどうしようか・・・

344:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/02/14 23:24:51 Lz/DH/w/
こういち「もう夜になってしまった・・。もうすぐ日付がかわってしまう。
    今日渡さなきゃ意味がないのですが・・。」




クラウド「・・・どうやって渡せばいいんだろう。貰ったコトはあるんだが
    自分で渡したコトは・・。照れくさすぎるゾ・・・。」

奥手な二人。

345:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/02/15 01:27:41 RijNrtEB
で?て結

346:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/02/17 23:13:18 odpMM1si
ホワイトデーに期待age

347:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/02/20 02:44:12 TY9Xk1tx
ほす

348:ゲイネタは他でやれキモい
05/02/20 03:10:41 eBP8MVIo
キモいスレだな
>>1はクズか?

349:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/02/21 18:22:03 Idy7TsKp
よいしょ

350:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/02/21 18:28:13 O0nfAhrA
DQは6、FFは7が一番キャラがしっかりしてるとこのスレで感じた。

351:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/02/24 17:20:47 invwZXBV
HOSHU

352:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/02/26 00:25:40 XHkG6X2E
ホワイトデーが待ち遠しいぜ

353:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/03/01 03:31:53 1DlUoaaQ
法主っす

354:ファンタ( ´∀`)<スティぽ ◆wo86CVFtlw
05/03/03 02:43:07 DpUhBBTH
ぽ(・∀・)!!

355:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/03/05 20:22:06 vfRm+P9Z
すぎやま先生とデートかよ。
クラウド・・・うらやましい奴め。

356:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/03/12 16:44:56 Uf5vFSLH
あさってはホワイトデー

357:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/03/13 03:05:29 TaiwiezD
「やはり私には、この二人の間に入る余地は無いみたいだな。」

「植松さん・・。ようやく決心がついたのかい?」

「ああ・・。悲しいコトだが、クラウドには私を作曲家以上には
見てもらえないようだ。
一生に一度の恋愛、と思っていたのにな。」

「植松さん・・・・・。
・・・その、なんだ。
あんたの身近にも、あんたを想う人がいることを忘れないでくれよ。
じゃぁな。。」

「ありがとうハッサン・・・・・、え?ちょっと待って。どういう意味だい?」

「・・・・・・・・・・
これ以上、言葉は必要かい?」

「ハッサン・・・。」

「植松さん・・・。・・・・・・・・・・・・・・・ノブって呼んでもいいかな?」

「ノブ?・・・はは、結構だよ。
じゃぁ、ハッサンは・・・・ハッさんかな?」

「やめろよ、照れくさいじゃねぇか。ハハ。」


そして二人に春は訪れた


358:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/03/13 06:37:50 8729MQSQ
新作キタ━━(゚∀゚)━━!!!!!





ウホッ!

359:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/03/14 21:09:09 d5DPPXmX
てか完結してんじゃねぇか。
もう終わりか?

360:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/03/14 22:36:04 uk8VaWaX
終わったのは 植松だけだろ。
波乱万丈のクラ×すぎやまの恋路は始まったばかりだぜ。

361:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/03/15 16:21:27 xY+TtTgD
>>150>>200>>250

362:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/03/15 16:22:22 xY+TtTgD
>>300>>350

363:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/03/16 18:02:03 ujPtgV5x
何気にいい役だ、ハッサン

364:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/03/16 19:06:27 Li0/XkDj
今更ウホッと言うのもなんだがウホッw
ハッと植松がくっつくとは

365:名前が無い@ただの名無しのようだ
05/03/18 21:00:22 amwA68g8
「…もう、終わりにしませんか。」

『い…意味がわからないよ?先生、何を急に…。』

『昨日だってあんなに激しく愛しあったじゃないか!どうして…。』

「クラウド…私はもう、アナタを愛することが出来ません。
理由は…聞かないでください。」

『なんでだよ!教えてくれよ先生!俺のドコがいけないんだい?』

「クラウド…あなたのせいではありません…。」

『じゃあ何故… 肛門筋の緩みすぎで
オムツが手放せなくなったのは謝るよ!だから…』

trrrrrr…
鳴り響くすぎやまの携帯電話

『!!…誰だい、こんな夜更けに……ま、まさか……俺以外に男が…?
……最低だよ、先生。植松さんの分まで幸せになろうって誓ったじゃないか…』

「そう、私は最低です。もうおわかりでしょう…。」

『…今日のところは帰るよ、先生。…また、連絡する。』

バタン

「…すみません…クラウド…こうするしか…うっ ゴホッ ごほっ…
私には…もう、時間が残されていません…
クラウド…あなたにはこれ以上、悲しみを背負って欲しく無いのです…。
さようなら…クラウド…。」


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