05/07/22 02:29:35 BnuEDYsF
「先生・・・花火見に行きませんか?」
顔を真っ赤にしてクラウドは言い、すぎやま先生は笑顔で承諾した。
それから三日後、二人は花火大会に行った。人が多く少し息苦しいが、先生と密着できて少しだけうれしいクラウド。
「あらら、クラウド君口にソースがついていますよ。」
さっき食べていた焼き鳥のだろうか、イカ焼きのだろうか、クラウドの口についていたソースをハンカチで拭き取る先生に照れくさくもうれしく思う。
パーン
「おや、始まりましたね。」
色鮮やかな花たちが宙に舞う、花が咲き乱れるたび人々の歓声が沸く。
散っていく姿も美しい花の舞いに二人は見惚れていた。
「きれいですね・・・。」
「はい。」
クラウドはうっとりと空を眺める先生を見た。先生の瞳に鮮やかな花火たちが映るっているのがきれいだと、心の底から愛しいと思った。
ここで言うべきだろうか、この咲き乱れる花の中で先生のことを愛していると、ずっとそばにいてほしいと・・・。