04/12/17 22:13:30 53IYMdRQ
小粋なジャズが流れる酒場で目の前に置かれたロックグラスを見つめながら物思いにふけるクラウド。
そこへ大柄でモヒカン頭の男が通りかかる。
ハッサン「お、クラウドじゃねえか!何難しい顔してんだ?」
クラウド「…ハッサン?」
ハッサンはジョッキ片手に笑いながらクラウドのカウンター席の右側に座った。
ハッサン「久しぶりだな」
クラウド「あんたもあいかわらずだな」
ハッサン「まあな。一人なのか?」
クラウド「…ああ、たまには一人もいいかなって」
ハッサン「どうだ。よかったら一緒に飲まないか?アモスやチャモロも向こうの席にいるぜ」
クラウド「いや。俺ちょっと考えことしてて…」
ハッサン「…すぎやま先生のことか?」
クラウド「な……なんですぎやま先生のことを!!」
いきなり愛する人の名前を出されたクラウドは大声をあげしまった。
話題を振ったハッサンもクラウドのあまりのあわて振りに面を食らっている。
クラウド「お…俺もう出るから」
気まずい雰囲気に耐え切れず、クラウドは立ち去ろうとした。だが背を向けたクラウドはハッサンに後ろから肩をつかまれ
引っ張られた。背中がたくましいハッサンの肉体に触れる。クラウドの耳元に口を近づけてハッサンは小さな声でしゃべりはじめた。
ハッサン「植松さんがおまえとすぎやま先生に目をつけてるぞ。気をつけろ」
クラウド「…植松さんが?なぜ?…まさか」
ハッサン「…俺でよかったらいつでも相談に乗るぜ。じゃあな」
そう言うとハッサンは自分の席に帰って行った。
クラウド(植松さん…あなたはまだ俺のことを…でも、俺は…俺は!)