06/12/13 02:37:23 5vDuC9iZ
やがて, かこうはたちは 大きくなって, ちゅうげんへいていを かくさくしていました。
「あいつらも りっぱな ぶしょうに なったなあ。」と, かこうとんは まんぞくして いいました。
「ああ。あたたかだな・・・とん・・・」
と, そうそうは いいました。 そして, フフフと,
やさしく すこし にひるにわらいました。
そうそうは, すこし しろいものが ふえていました。
かこうとんは, いっそう ごうかいに, 「このあつさ! たまらねえ!」と わらいました。
かこうとんは, そうそうと いっしょに, いつまでも そうてんのそらを
かけていたいと 思いました。
ある日, そうそうは, かこうとんの となりで, しずかに
うごかなく なっていました。
かこうとんは, はじめて なきました。 夜になって, 朝になって,
また 夜になって, 朝になって, かこうとんは 100万回もなきました。
朝になって, 夜になって, ある日の お昼に, かこうとんはなきやみました。
かこうとんは, そうそうの となりで,
しずかに うごかなくなりました。
かこうとんのせきがんは もう, けっして にらみかえすことはませんでした。