03/07/27 21:52 1yfe0Chm
>>146
今年の中央競馬で現在最多は33勝の藤沢和雄調教師(美浦)。
昨年まで八年連続最多勝。今年も早々と“定位置”を確保した。
一方、リーディング最下位付近には、
今年JRAでいまだゼロ勝の調教師が四人(二百二十三人中)いる。
一年通して開業しながら未勝利に終われば、九年ぶりの不名誉な記録になる。
勝てなくても調教師稼業が成り立つのは、
JRAの世界一高額な賞金水準による部分が大きい。
だがそれ以上に、競争を抑制するシステムの恩恵に助けられている。
香港を例に取れば、成績(勝利数、勝率、獲得賞金額など)にノルマがあり、
下回れば原則として調教師免許が更新できなくなるという。
JRAでも来年からようやく「メリット制」が発動される。
「お取りつぶし」もある香港の厳しさと比べれば、マイルドな制度だが、
長く優勝劣敗的なやり方とは無縁だったことを考えれば画期的だ。
成績下位の調教師の馬房を削り、上位の調教師へ移す。
このままいけば、現在未勝利の四きゅう舎が来年、馬房削減の対象になる可能性大だ。
皮肉にも、このうち三きゅう舎は過去に、競馬人最高の栄誉である
GIを複数勝った名馬を育てている。だが、その後はGIどころか、重賞さえ勝っていない。
このままでは「馬に恵まれただけ」という声も聞こえてくる。
今年も残すところ五カ月余り。奮起を望みたい。(中川淳一)
日経テレコンからそのまま持ってきたので、改行が変ですみません。