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シベリア抑留、慰霊碑の絆 父亡くした女性、ロシア人留学生が力に
URLリンク(digital.asahi.com)
北極圏内にあるロシア・ノリリスク市に、戦後70年の今年、日本人慰霊碑が建立され
た。3歳のときに別れた父親がこの地に抑留され、死亡した東京都八王子市の渡辺祥子
(さちこ)さん(73)が11年がかりで実現させた。その陰には、東京外大で学ぶ
モスクワ出身のロシア人留学生マリヤ・レブロワさん(25)の尽力があログイン前の
続きった。
「生存の権利」と書かれた慰霊碑は幅90センチ、高さ1・8メートル。10月2日、
現地で除幕式が行われた。零下10度。渡辺さんはレブロワさんとともに参加し、持参し
た折り鶴を慰霊碑にかけた。「戦争ほど恐ろしいものはない。二度と忌まわしい出来事が
起こらぬよう、共に努力していきましょう」。渡辺さんはそうあいさつした。
渡辺さんの父親は当時日本領だった樺太(現サハリン)から戦後、ノリリスクに連行さ
れ死亡した。内地に引き揚げた母親は亡くなるまで、父親のことを思い、語り続けた。
渡辺さんが慰霊碑の建立を思い立ったのは、04年。母親の遺骨を散骨するために、
ノリリスク市を訪れたときだ。戦争や紛争、テロが続く世界の情勢をみて、平和を祈念
する気持ちを形に残したいと考えた。
レブロワさんが2年前に来日した際、「慰霊碑を建てようとしている人がいる」と知人
に紹介してもらい、話が一気に進み出した。「渡辺さんの情熱に心を動かされた」。
レブロワさんは現地の建築家ら関係者との交渉を進めた。建立費用約90万円は、日本
全国から集めた寄付でまかなった。
レブロワさんは「出会ったのは運命」と言う。祖母は孤児院で育ち、苦労の人生を歩ん
だ。祖母の父は第2次世界大戦の対独戦で戦死、どこに埋葬されたかもわからない
。「祖母のためにできなかったことを、渡辺さんのためにできるのではないかと思った。
慰霊碑は新しい日ロ関係です」