15/07/14 03:15:57.57 JE+Hg71B0.net BE:391262477-PLT(13345) ポイント特典
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海の中をゆらゆら漂うクラゲ的な動物を含むクシクラゲ類は、基本的に骨格を持たないものとして知られています。
しかし、新たに発見されたクシクラゲ類の化石には骨格があり、かつては骨を持つ動物として生息していたことが判明しました。
これまで信じられてきた進化の考えを根本的に覆すものだとして、研究者らに衝撃が走っています。
クシクラゲ類(有櫛動物)はいわゆるミズクラゲなどのクラゲ類とは別ものなのですが、やわらかな体を持ち、
多くのものは無色透明で、組織のほとんどが水分からできており、クラゲと似た見た目です。触手を持ち、主にプランクトンなどを補食します。
現在発見されているクシクラゲ類は100~150種類で、いずれもぐにゃぐにゃとした体をしており、骨格があるものは皆無。
しかし、古代に生息したクシクラゲ類には硬い骨があったことが新たに判明しました。
今回発見されたクシクラゲ類の化石はカンブリア紀のもので、触手がなく、体の頂点にある感覚器を中心とした8枚の硬いプレートを持っていたとのこと。
中には関節が離れても骨格を保てる「背骨」ような、しっかりした骨を持つ種もいたそうです。
研究者らは8枚のプレートが体の頂点にある感覚器を中心とした8枚の硬いプレートを体内に持っていたとのこと。
捕食者から身を守るためのもの」もしくは「環境の変化から身を守るもの」であったと見ています。
現在のクシクラゲ類に今回発見された化石にあったような骨格を持つものは存在しません。
そのため、生物の種が爆発的に増えたカンブリア爆発で生まれた生物の一種であるという見方もありますが、
それでも「クシクラゲの祖先は触手を持っていた」ことを示すこれまでのDNA解析とは真逆の結果です。
また、もともと骨格を持たなかったクシクラゲ類が骨格を発達させていた場合、
進化的軍拡競走が生じていた可能性もあり、古代カンブリア紀に大きな環境の変化があったというヒントにもなり得ます。
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