15/07/04 21:27:53.00 HEHShgOo0●.net BE:311660226-2BP(2000)
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安倍晋三首相は四日、タイやミャンマーなどメコン川流域五カ国首脳との「日本・メコン地域諸国首脳会議」を
都内の迎賓館で開いた。メコン地域に今後三年間で七千五百億円規模の政府開発援助（ＯＤＡ）実施を表明。
「質の高い成長」実現に向け、インフラ整備支援を柱とする共同文書「新東京戦略２０１５」を採択した。
文書では中国による南シナ海での岩礁埋め立てに関し「懸念に留意」と表記するにとどめ、名指しも避けた。
首相は会議で「力強い経済成長を遂げつつあるメコン地域は将来性豊かな成長のパートナーだ」と強調。
同時に「協力の進展には地域の安定が重要だ。民主化、国民和解、法の支配、人権などに関する諸国の
取り組みを歓迎する」と述べた。
共同文書は、南シナ海での中国の岩礁埋め立てに関し「状況をさらに複雑にし、信頼および信用を傷つけ、
地域の平和、安全および安定を損ないうる」と指摘した。メコン地域に近接する中国と関係が深い参加国も
あることから、名指しは避けたとみられる。
北朝鮮をめぐって文書は核・弾道ミサイル開発の継続に深刻な懸念を表明し、拉致問題を含む人道上の
懸念に対応する重要性を訴えた。国連安全保障理事会改革では常任理事国と非常任理事国の議席拡大を再確認した。
メコン地域の成長実現に向けてインフラ整備を通じた人材育成や環境への配慮などソフト面の取り組みが
重要だと明記。防災や気候変動、水資源の管理などの必要性を盛り込んだ。