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ソーシャルに「自分語り」が蔓延しているワケセックスと同じ快楽物質が分泌されていた!
岡本 純子
2015年06月30日
イギリスの研究チームが行った、ある調査によると、なんと人は会話の30~40%、自分の話をしているのだそうだ。
ソーシャルメディア上では、その比率がぐんと高まり、20%のinformer (客観的な情報を提供する人)であるのに対して、80%が“me”former
(つまり、自分の話ばかりする人)なのだとか(ラトガーズ大学調べ)。
確かに、フェイスブックなどを見ても、「こんなおいしいものを食べた」とか「どこそこに行った」とかという、「自分話」であふれている。
なぜ、人は黙っていられないのか、自分の話をしたがるのか。それには実は深~い理由がある。
自分のことを話すのはセックスなどと同じ快楽
「自分のことを話すとき、それが会話であろうと、ソーシャルメディア上であろうと、人はお金や食べ物、セックスと同じような快楽を感じる」。
ハーバード大学の神経学者が、こんな驚きの調査を発表した。
約200人の脳をMRI(機能的磁気共鳴画像診断装置)で調べたところ、被験者が自分のことを話している時、脳内の側坐核、
さらに、腹側被蓋野と呼ばれる領域の動きが活発化するのが確認された。これらの領域は、神経伝達物質、ドーパミン放出に関係があるとされる箇所で、
ドーパミンは快楽物質とも呼ばれ、食事やセックス、お金等の報酬やドラッグによって分泌されるものだ。
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