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自動車の軽量化に期待
高強度ステンレス鋼「ヘテロナノ」開発/単純な加工熱処理で製造可能/豊橋技科大・三浦教授ら
2015/06/28
一般的な自動車鋼板の3~5倍の強度をもつステンレス鋼を、豊橋技術科学大学の三浦博己教授
(機械工学系)らの研究グループが開発した。極めて単純なプロセスで加工でき、自動車ボディーを軽量化し、
製造コストの削減や燃費向上などにつながることが期待されている。
三浦教授らのグループが開発した高強度ステンレス鋼は、「ヘテロナノ」と呼ばれる、
従来のナノ構造とは全く異なる構造。「ヘテロ」とは「異質」という意味で、三浦教授らは、
その特異な構造が高強度を生み出すことを発見。ステンレス鋼への適用に成功し、
引張強度で2・7ギガパスカルの高強度を達成した。これは自動車用鋼板の3~5倍で、
戦車などに使われる鋼板以上の高強度。
また、伸びも約5%で比較的大きく、優れた機械的性質をバランスよく有している。
強圧延を用いた単純な加工熱処理で製造できるため、様々な構造材料を軽量化させることが期待される。
自動車用鋼板に用いた場合、単純計算ではシャシ重量を3分の1に軽量化でき、
製造コストの削減や、軽量化による燃費の向上を実現できる。
技科大と金沢大学、東北大学でつくるグループによる体制で、
科学技術振興機構からの資金支援と、JFEスチールと新日鐵住金からの材料提供を受け研究を続けてきた。
三浦教授は、強度3ギガパスカルと伸び10%以上を目標に研究を続けるとしており、
「優れた強度を実現するための因子を抽出し、強度の機構を解明したい」と話した。
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