15/06/12 22:17:41.36 XvQcGGEl0.net BE:989661427-2BP(1000)
sssp://img.2ch.sc/ico/nida2.gif
質問に立ったのは自由党所属の塩田晋で、労働官僚から民社党の議員になり、兵庫県の加古川(旧3区・現10区)から通算5期務めた男だ。民社らしい反共右翼。
このときの小沢一郎の自由党は、ネオコン・ネオリベの政策を前衛的にアピールした党で、(時代の流れでもあった)ネオの方向に自民党を引っ張るラディカルな政党だった。
右翼的な動機と関心から集団的自衛権の問題を取り上げている。
議事録のPDFを開いて下にドラッグすると、29頁中19頁目に塩田晋と高村正彦とのやりとりがある。
国の安全保障の議論をしたいと塩田晋が切り出し、憲法9条と自衛権との関係はどうなっているのかと質問したのに対し、高村正彦はこう答えている。
「国際法上、国家が個別的自衛権に加えて集団的自衛権、すなわち自国と密接な関係にある外国に対する武力攻撃を、
自国が直接攻撃されていないにもかかわらず、実力をもって阻止する権利を有しているものとされています。
我が国が国際法上このような集団的自衛権を有していることは、主権国家である以上当然であり、
日米安保条約前文も、日米両国がこのような集団的自衛権の固有の権利を有していることを確認しているところであります。
しかしながら、憲法第9条の下において許容されている自衛権の行使は、我が国を防衛するため必要最小限度の範囲にとどまるべきものであると解しており、
集団的自衛権を行使することはその範囲を超えるものであって、我が国の憲法上許されない、こう考えております」。
続く