15/05/30 15:16:42.99 WUEpf3j50●.net BE:399583221-BRZ(12001) ポイント特典
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シカ解体見て鉄板焼き、森を知る 林業女子会「リアル感じたい」
「ピィィィー」。子ジカの甲高い鳴き声が山に響いた。わなにかかり、暴れる子ジカの首を猟師がワイヤで絞めて
ナイフを入れる。血がしたたり、少しけいれんした後、子ジカは息絶えた。福井県美浜町で開かれた獣害対策の
現場を知る見学会の一場面。目を背ける女性や食い入るように見る子ども…。参加した約30人はさまざまな反応を見せた。
猟師の力を借りて、見学会を企画したのは女性グループ「やまめの会」。県の研究機関や森林組合、NPOなどで、
里山保全や林業振興に携わる20~40代の29人が名を連ねる。仕事で培った専門知識と人脈に、女性の感性を
プラスアルファ。森を知り、楽しむイベントを企画して人と自然の距離を縮める“接着剤”になろうと2013年に発足した。
全国各地で誕生している「林業女子会」の福井県版だ。
高度成長期以降の薪炭から石油やガスへの燃料革命と、その後の林業衰退によって山仕事をする人が減少し、猟師も
減った。人の気配が薄れた山でシカは悠々と暮らし、爆発的に増えている。下草を食い尽くして生態系を損ね、保水力を
落とし土砂災害を誘発。杉の木肌で角を研いで商品価値を落とし、里に下り農作物を荒らす。
人と山の関わり方が変わったことで引き起こされる獣害の現場に立ち、シカ駆除を担う猟師の奮闘ぶりに触れるのが
この日の狙いだった。シカの解体も見た。取り出された内蔵から湯気が上がり、ついさっきまで「命ある生き物」だった
ことを実感する参加者。背ロースなど部位ごとに解体されると、それは「食材」という印象に変わった。遠巻きに見守る
男性と、最前列に陣取る女性たち。5歳の息子を連れて参加した福井市の40代女性は「山で動物を仕留めるのは畑で
野菜を収穫するのと同じで自然な行為。感謝していただきます」とシカ肉の鉄板焼きを味わった。
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URLリンク(www.fukuishimbun.co.jp)
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