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日本郵政グループのゆうちょ銀行は28日、運用業務の最高責任者にゴールドマン・サックス
証券の副会長を務めていた佐護勝紀氏を迎え入れる人事を固めた。
複数の関係筋が明らかにした。ゆうちょ銀は運用の高度化を課題に掲げており、ゴールドマン
で市場部門の経験が長い佐護氏を起用することで、外国債券や株式への投資を加速させる。
29日に公表する。副社長級のポストに充てる方向で検討しているが、6月の取締役会で正式
に決める。
佐護氏は、1992年にゴールドマンに入社。
債券や株式など有価証券運用の経験が長く、マネージングディレクター、取締役などを経て
2011年に副社長に就いた。
今年2月に副会長職を退き、金融庁参与に就任していた。
運用資産残高200兆円を抱えるゆうちょ銀は、4月に発表した中期経営計画で、国債に依存
していた運用を外債や株式などにも広げ、運用の高度化を図る方針を示していた。
日本郵政の西室泰三社長は、公募により外部から専門人材を招く方針を表明しており、すで
に30人程度が応募している。
今後は佐護氏を中心に人材を選定し、専門チームを立ち上げるとみられる。
日本郵政広報部は「当社としてコメントすることはない」としている。
ロイター[2015年 05月 28日 14:24 JST](布施太郎 編集:田巻一彦)
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