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ASEAN、中国けん制へ 「深刻な懸念を共有」
東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟10カ国は27日の首脳会議で、南シナ海で
埋め立てを強行する中国へのけん制を巡って議論を重ねた。最新の議長声明案には
「(このような行為は)信頼と平和、安定を損なう」との表現が盛り込まれているが、
対中批判をどこまでにじませるかで調整が難航した。各国は中国主導のアジアインフラ
投資銀行(AIIB)へ参加するが「ASEANは中国寄り」との国際社会の視線も意識
し、海洋進出への警戒感を強めている。
各国首脳は同日午前、マレーシアのクアラルンプールで開いた公式首脳会議で南シナ海
を巡る問題を議論した。議論をけん引したのは南沙(英語名スプラトリー)諸島の領有権
を巡り中国と対立するフィリピンだった。
アキノ大統領はA4用紙7枚にわたる意見書を一気に読み上げ、「巨大な埋め立ては
地域の安全に対する脅威だ」と各国首脳に支持を迫った。会議は予定の1時間を大幅に
超過した。
16日時点の議長声明案には「埋め立て」など中国を刺激する文言はなく「平和と安定の
維持の重要性を確認する」との表現にとどまっていた。マレーシアは中国との関係を重視
し穏便な表現を目指していたが、「結束」を声高に要求するフィリピンの圧力を受け、
声明案の調子を強めた。
日本経済新聞が入手した最新の声明案は「南シナ海で進む埋め立てへの深刻な懸念を
共有する」と明記。「各国首脳は外相に対し、建設的な対応を即座にとるよう指示した」
とも記した