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シャープ支援、液晶事業分社化で交渉難航 三菱UFJ、みずほ銀が内定 2015年04月24日
三菱東京UFJ銀行とみずほ銀行は23日、経営再建中のシャープ向け資本支援を内定した。
今後の焦点は“看板”の液晶事業の分社化。シャープは官民ファンドに出資を求めているが、出資割合をめぐって交渉は難航している。
再建が暗礁に乗り上げれば、主力取引2行のダメージも大きくなる。
「再び裏切られれば、解体して債権を回収する」。主力行の幹部はこう言い切る。
銀行側はシャープへの不信感がぬぐいきれない。シャープは2011~12年ごろに経営が悪化し、主力2行が資金繰りを支えた。
この結果、14年3月期は中国のスマートフォンメーカー向け中小型液晶パネルが好調で最終黒字に転換した。
15年3月期も期初は300億円の最終黒字を予想したが、蓋を開ければ2000億円を超える赤字の見通し。
主力行幹部は「『計画通り』と強気だったため、これほどの業績悪化を昨年末まで把握できなかった」と打ち明ける。
主力2行は週明けにも金融支援を正式決定し、2000億円規模の債務を優先株に振り替える「債務の株式化(DES)」を実施する。
シャープは5月中旬、人員削減や国内外の工場売却などを盛り込んだ中期経営計画をまとめる。しかし柱となる液晶分社化のスキームは固まっていない。
シャープは、官民ファンドの産業革新機構に出資を要請している。
主力行は「収益の悪化した液晶を切り離し、“出血”を止めるべきだ」と主張。革新機構も過半の株式を握って経営再建を進めたい考えとみられる。
ただシャープは看板事業を失うことになり、「今後の飯の種がなくなる」(シャープ幹部)との不満を抱く。分社後も51%以上の株を保有し子会社としたい考えで、交渉は難航しそうだ。
シャープは昨年末時点で9972億円の有利子負債を抱えており、主力2行で約6000億円に達する。
「DESは債権放棄の一種。苦渋の決断だった」。主力行は既に貸し倒れ引当金の積み増しなども実施しており、背水の陣でシャープ再建に臨む。
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