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東芝、シャン州の水力発電設備受注［公益］
東芝は30日、中国のグループ会社で水力発電設備の製造・販売・保守サービスを手掛ける東芝水電設備（杭州）を通じ、ミャンマー北東部
シャン州のアッパーイェワ発電所向けに、77メガワット（ＭＷ）の水車および水車発電機４ユニットを受注したと発表した。長年の水力発電事業
の実績と技術力が評価されたという。
ミャンマーの電力省が運営するアッパーイェワ発電所はマンダレー管区に近いシャン州北西部に建設予定で、出力は308ＭＷ。
プロジェクトのＥＰＣ（設計・調達・建設）契約者である浙江国貿集団東方機電工程に2016年３月から水車と水車発電機を順次納入する。
東芝広報・ＩＲ室によると、発電所の着工時期などは明らかになっていない。
下流にあるイェワ発電所はすでに稼働し、第２の都市マンダレーへの主要な電力供給源になっている。アッパーイェワ発電所は、
イェワ発電所の流量を調整し、電力供給を安定化させる役目を果たすという。
東芝グループは1989年、マンダレー管区に立地する出力28.4ＭＷのセダウチ水力発電所向けに水車を供給した実績があり、今回の受注はミャンマーで２件目。
ミャンマーでは水力発電が国内の電力の約75％を占めている主電源。経済成長に伴うエネルギー需要が高まると予測され、今後も水力発電所など多数の建設が計画されている。
東芝グループは1984年、日本最初の事業用水力発電所である蹴上発電所向けに国産初の60キロワット（ｋＷ）水車発電機を納入して以来、東南アジアをはじめ世界各国に
2,000台以上、５万6,000ＭＷ以上の水力発電ユニットを納入した実績がある。
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