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どこまで、本気で心配していたのか―。
殺害された後藤健二さんが「イスラム国」に拘束されたと分かった後の安倍首相の対応に、改めて批判が噴出し
ている。
後藤さんが人質になったと、安倍内閣が確認したのは昨年の12月19日。
ところが、万全の態勢を取るどころか、安倍首相は翌日からゴルフ、フィットネス、映画観賞、コンサートと連日、
笑いながらレクリエーションを満喫していたことが判明した。
しかも、危機が発生した時、歴代の総理大臣は、すぐに対応できるように官邸に隣接する公邸に宿泊していたが、
安倍首相は、1月16日に中東に出発するまで、公邸に泊まったのはたったの6日だけ。
官邸から離れた私邸に15回も泊まり、さらに高級ホテルに5泊、山梨の別荘に2泊していた。
もし、事態が急変しても対応できなかったのは、明らかだ。
■野党議員の指摘に声を荒げて反論
そのうえ、きのう(20日)民主党の辻元清美議員から官邸の危機管理について質問されると逆ギレ、最後は開き
直る始末だ。
辻元議員が
〈自分の子どもが誘拐されていて、行方不明になっていて、その家族がゴルフしたり、映画見たりしますか〉
〈危機感が薄かったのではないか〉
と首相をただし、
日刊ゲンダイ[2015年2月21日]
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官邸の危機管理について質問した辻本議員(左)
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