15/02/02 10:20:44.17 88ZT2BId0.net BE:615284227-PLT(14098) ポイント特典
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土俵際再び シャープ追いつめた「日の丸液晶連合」
大阪市阿倍野区のシャープ本社。昨年11月、中国からの一報に液晶部隊の幹部たちの顔が青ざめた。
「スマホ用パネルで大事なお客さんが奪われそうだ。激しい営業攻勢があるらしい」
大事な取引先とは中国の小米(シャオミ)。2010年設立の新興企業ながら、スマホビジネスに乗り出すと、成長に次ぐ成長を続けた
有望株だ。高機能機種を割安な価格でネット販売しており、その成長スピードは周囲の想像を超える。今やスマホの世界出荷台数
シェアで、シャオミは韓国サムスン電子、米アップルなどに次ぐ。シャープにとっては特別な存在になっている。
少なくとも昨夏までシャオミが調達するパネルの6割ほどがシャープ製。特に高級機種向けの8割以上のシェアを握っていた。社長の高橋興三が「2015年3月期の
中国向けの売上高は2000億円を超える」と胸を張っていたのも、シャオミへの出荷増という皮算用があってこそ、だった。
ところが、昨年11月を境に風向きが変わる。蜜月の関係だったはずなのに、シャオミとの新規契約がうまく確保できなくなってきたのだ。
「シャオミ・ショック」。そう呼んでもいいような事態にシャープはなぜ陥ったのか。
■「日の丸連合」の逆襲
シャープに聞いても、事の真相ははっきりしない。しかし、液晶パネルの調達に詳しい電機大手幹部は、こう指摘する。
「火をつけたのはジャパンディスプレイではないか」
つまり、日本政府の主導で生まれた中小型液晶パネルの「日の丸連合」にシャープが追い詰められているというのだ。
シャープにとっていわく付きの相手からの営業攻勢だった。
政府の革新機構への出資比率は9割以上。液晶連合結成の裏には、産業政策としてパネル各社の再編を推し進めようとする経済産業省の意図があり、
当時はシャープにも連合入りが打診された。これに対し、シャープの返事は「ノー」。液晶王国の自負からか「単独でやれる」と袖にしていた。
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