15/01/15 01:31:46.41 tn3jdif30.net BE:509143435-2BP(1000)
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私の家族がそうだった。父は事業家で女性にもてた。
私の母を正妻として、私の知る限り別の2人の女性に子どもが3人生まれた。
母も兄も私も長い時間をかけて、私たちに突きつけられた、
これ以上ないほど厳しいと、私たちが感じた現実を受け入れた。
父が亡くなったとき、母と私たちは婚外子全員に全く平等に遺産を分け、差別しなかった。
けれど、父の生き方によって味わった悲しみや憤りを乗り越えるほど大人になり切れていなかった私だけは、
私に与えられた父の遺産を、全部使い果たした。父の遺産は一円でも手元に残したくなかったのだ。
婚外子に差別される側としての悲しみがあれば、嫡出子にも裏切られたという悲しみがあるということだ。
子どもがそうなら、妻の懊悩はどれほど深いことだろう。そうした点も考えるのが良識ある大人というものだろう。
今回の違憲判断に伴って、関連法規が変えられていくことだろう。
気になるのはすでに長年、日本の税法は結婚している人々に対してよりも、結婚せずに子どもを産み育てる人々に対して、より有利になっていることだ。
シングルマザーへの税制上の支援の手厚さと家庭人としての母親への支援の手厚さは、少なくとも平等でなければならないだろう。
いまでもそれは逆転しているといってよいが、この傾向がさらに強化されれば、
結婚や家族そのものを否定する方向へと、インセンティブが働きかねない。
はたしてそれでよいのか。日本人として本当に考えるべきだ。
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