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非正規 初の2000万人超 48万人増、労働者の38%
総務省が二十六日発表した労働力調査によると、十一月の非正規労働者数は前年同月比四十八万人増の二千十二万人となり、同調査で初めて二千万人を超えた。
働く人に占める割合も38・0%で、二月に38・2%だったのに次ぎ過去二番目の高さだった。
非正規労働者が増えた背景には、企業で定年後も働ける継続雇用制度が普及したほか、主婦らのパート・アルバイト就労の拡大、企業の正社員採用への厳しい姿勢などがある。
総務省が五年ごとに実施する就業構造基本調査では、二〇一二年で二千四十二万人となっていた。
非正規労働者を年齢別にみると、五十五~六十四歳が最も多く四百十九万人。次いで三十五~四十四歳の四百十万人、四十五~五十四歳の三百八十九万人だった。
雇用形態別ではパートが九百六十七万人で最多。アルバイト四百十四万人、契約社員二百八十九万人と続いた。男女別では、女性千三百七十一万人、男性六百四十一万人だった。
厚生労働省が同日発表した十一月の有効求人倍率(季節調整値)は、前月比〇・〇二ポイント上昇の一・一二倍となり、二カ月連続で改善。一九九二年五月以来の水準となった。
都道府県別の有効求人倍率が最も高かったのは東京都の一・六四倍で、最低は沖縄県の〇・七七倍だった。
正社員の有効求人倍率(季節調整値)は、前月比〇・〇一ポイント改善し〇・六九倍。都道府県別(原数値)では、福井県が一・〇五倍だったほか、富山県(一・〇二倍)、東京都(一・〇〇倍)、愛知県(同)が一倍台となった。
総務省によると十一月の完全失業率(季節調整値)は前月と同じ3・5%。男女別の失業率は男性が横ばいの3・8%、女性は0・1ポイント改善の3・1%。完全失業者数は前年同月比三十万人減の二百十九万人だった。
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)
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