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エコノフォーカスドル換算GDP、中国の半分に
円安進行で縮む日本 訪日客は増えたが…
円安が進んでいる。輸入品の価格上昇と輸出企業の業績改善でデフレ脱却に役立つはずだが、日本人は円安で豊かさを実感しているだろうか。
外国人と同様にドル建てで日本経済を眺め直すと世界の中で縮んでいく日本の姿が浮かび上がる。
「2年前どうだったか。行き過ぎた円高で日本のメーカーは競争力を失っていた。私たちはあの状況を変えました」。
11月30日、安倍晋三首相は神奈川県厚木市での街頭演説で強調した。
日本の実質GDPは2013年に1.5%成長した。国際通貨基金(IMF)の予測では消費増税を経た14年も0.9%のプラス成長を確保する。
13年1~3月期から14年7~9月期に、実質GDPは約8兆6千億円増えた。
しかし、外から見た日本は必ずしも「強い経済」とはいえない。経済力の各国比較でよく使われるIMFのドル換算した名目GDP見通しを見ると、14年の日本は4.8兆ドルで、中国の10.4兆ドルの半分以下に沈む。
日中のGDPが逆転したのは09年だったが、その後も差は広がり続ける。
大きな理由は2年間で約5割も円のドルに対する価値が下がったことだ。日本は13年にドル換算の名目GDPが前年比17.5%減った。
14年もマイナス2.6%成長を見込む。日本のGDPはアベノミクスの2年間で1.2兆ドル縮む計算だ。
国民1人当たりのGDPも14年時点で世界26位前後に下がる可能性が高い。1990年代半ばにルクセンブルク、スイスに次ぐ3位だったころとは隔世の感がある。
4月には日本人旅行者が海外で使ったお金よりも外国人が日本で使ったお金が多くなった。70年の大阪万博以来、44年ぶりとなる旅行収支の黒字だ。
日本人の財布のひもが固くなる一方、豊かになったアジアの訪日客が円安メリットを享受して日本の消費を支える。
外国人の投資行動について、唐鎌氏は「単にドル換算で割安だから日本株を買っているだけで、業績回復への期待はそこまで強くないのではないか」と指摘している。
URLリンク(www.nikkei.com)