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URLリンク(www.sankei.com)
■品薄、フル稼働、なんとか在庫で…
創業者、竹鶴政孝をモデルにしたNHK朝の連続テレビ小説「マッサン」人気の影響という。
もともとはライバルのサントリー酒類が仕掛けたハイボールブームで火が付いたウイスキー人気。
今度はニッカが主人公となり、ウイスキー市場全体を広げている。
売り上げが伸びているのは竹鶴のほか「余市」「宮城峡」など。
中でも竹鶴の人気は高く、大阪市内の百貨店では「ドラマを見た」と指名買いする人の姿もみられる。
1月以降、竹鶴の売り上げは前年同月比40%増の水準で推移。
ニッカの柏工場(千葉県柏市)は休日返上のフル稼働状態だが注文に応じきれず、10月以降の出荷量を調整せざるを得ないという。
竹鶴の今年の販売目標は当初、前年比15・3%増の12万8千箱(1箱=8・4リットル換算)としていたが、
ドラマの注目度が高まるにつれ売り上げは伸び、9月に同40%増となる15万5千箱に上方修正した。
ところが、9月は前年同月比62%増の約1万7800箱を売り上げ、すでに1月からの累計は年間目標の約7割に達した。
同社は「これほど増えたことはない」と驚きを隠せないでいる。
ニッカでは、ウイスキーの原酒は今のところ在庫でまかなえているが、来年以降に備えて今年は前年より1割ほど増産する。
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