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『すき家』の脱落で見えた『吉野家』の勝利
2014年11月03日 12時01分 [社会] 2014年11月バックナンバー
提供:週刊実話
低価格競争に明け暮れてきた牛丼業界の優勝劣敗が鮮明になった。吉野家ホールディングスが発表した3~8月期の連結決算は
増収増益。対照的なのが業界トップの『すき家』を運営するゼンショーホールディングス。当初は15億円の黒字を見込んでいた
来年3月期の最終利益を、8月に早々と13億円の赤字になると下方修正した。同社が赤字に塗れるのは、
1982年の創業以来初めてのことだ。
皮肉にも両社の明暗は4月の消費税引き上げへの対応で分かれた。吉野家が牛丼の並盛を20円引き上げて300円に値上げしたのに
対し、すき家は逆に10円下げて270円にした。思えばすき家が吉野家を蹴落として業界ナンバーワンの座を奪取したのも、
ことあるごとに仕掛けてきた価格競争の産物に他ならない。
ところが深夜の1人勤務問題を機に事態は一変。従業員が大量離脱し、約6割の店舗で深夜営業の停止を余儀なくされるなど
“ブラック企業”のイメージが定着して人出不足が深刻になり、経営を直撃。揚げ句、わずか5カ月で再値上げに踏み切る始末で、
今や“デフレ下の勝ち組”は過去のものと化している。
「すき家が4月に値下げの“逆張り”に打って出たのは、昔気質の経営というのか、消費者は牛丼の味よりも価格を重視するとの
固定観念が強過ぎたからでしょう」(アナリスト)
アベノミクス効果もあり、価格改定の上で味と品質での勝負に徹した吉野家の戦略が奏功したともいえる。
もっとも好決算にもかかわらず、同社は来年2月期の業績見通しを「希望的観測で経営はできない」として据え置いたまま。
これを慎重と見るべきか、それとも独自の嗅覚でアベノミクス崩壊=デフレ不況への再突入の兆しをつかんだのか…。
答えは神のみぞ知る、だ。
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