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2014年10月30日
手が受けた感触、立体に結実 村岡さん、彫刻家と共演
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鳥取市のとりぎん文化会館で開かれている「アーチストリンク作品展」(11月3日まで)には、
県内の表現をしたいと願う障害者と新しい表現を求める芸術家が一緒に作り上げた5組の作品が並んでいる。
盲ろうの重複障害者、村岡信寿さん(55)=北栄町=と彫刻家の入江達也さん(62)=南部町=の作品はモザイクアート。
手で感じたままに作った模様は、来場者も触って楽しめる。
モザイクアートは小片を寄せたり埋めたりして模様をつくる装飾美術。模様にしたい素材に触り、選ぶことで、皮膚感覚を自己表現につなげられると見込んだ。
入江さんが砂と樹脂、硬化剤を混ぜたものを木枠に一定量入れ、固まらないうちに村岡さんがビー玉や天然の石、
貝殻に触りながら選んで埋め込む。均等に並んでいるのもあれば、大きさも間隔もルールなく並んでいるものもできた。
「前に陶芸をしたことがあって、それも楽しかったけど、今回も楽しかった。自分で自由にできたところが」と村岡さん。
出来上がった木枠を見て「空間づくりにセンスを感じる」と入江さんはうなった。
16日のオープニングセレモニーで入江さんは「二人でアートの楽しい入り口を見つけたくてやりました」とあいさつ。
入江さんに手を引かれて展示コーナーに来た村岡さんは、あらゆる角度から完成形に触れ、作品の周囲を1周、2周するうち、表情を輝かせた。
「立体的になっていますね。すごくいい。もっとタワーみたいなの、作ってみたいです」
“楽しい入り口”づくりは大成功のようだ。