14/10/07 20:13:23.99 Wv06CfuPO
2: 2013/07/15(月) ID:FP95N0ZI0
>>1の続き
―日本でも高度人材受け入れの議論があります。どうすればうまくいくでしょうか。
中村:ここ(米カリフォルニア大学サンタバーバラ校)の教授が助教授の時に日本の大学に行ったそうです。
1年いる予定だったけど数カ月で帰ってきた。「何でや」と聞いたら「あんな封建的なのはいやだ」と。
教授が力を持っていて、彼は助教授だったから教授を通じてでないと学生とのディスカッションすらできない。さらに、教授に面談して研究の話をしようと
すると、部屋の前にいる秘書から「アポイントを取ってください」と言われたそうです。
せっかく日本に行ったのに1人で部屋に閉じもるだけで何の研究もディスカッションもできない。「こんなアホなところにおれるか」と帰ってきたそうです。
―変えようとするのは無理ですか。
中村:無理無理。「変えよう」と言って変えたものなんて1つもないでしょ。日本は保守的な国なんですよ。戦後みたいに崩壊して立ち直る。一度崩壊したら
若い人が変えてくれる。そうなると日本は強くなると思うんですけどね。
技術者は素晴らしいんですよ。世界に勝てるんですよ。でも、それをグローバル化できない。前に日本企業の人が来て言ってました。「国際規格を作れる
日本人がいない」って。サミットで日本の首相が端っこにいるのと同じなんです。英語ができないから。
―日本では、特許権の帰属を企業に移そうという動きが出ています。
中村:もう日本にいないのでどうでもいいことですよ。こっちのシリコンバレーの金持ちを見ていたら特許権で稼げる金額なんてしれてますから(笑)。
やはり発明者がベンチャーを作ることを考えた方がいいですよね。
―中村さんの裁判をきっかけに発明者が報われるようになったと思いますか。
中村:なってないですよ。日本の技術者は最低最悪の待遇です。アメリカだと博士号を取って就職したら初任給は1000万円くらいもらえて、それから
ストックオプションがつく。日本とは全然違います。
アメリカは理系社会、日本は文系社会。文系が金持ちの国っていうのは後進国ですよ。優秀な技術者がいるのに。見ていてかわいそうですよ。
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