14/10/05 15:32:59.78 dd0Ifn8U0● BE:345495577-2BP(11000)
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9/30に公表された8月の経済指標の結果は、経済運営の担当者にとって、血の気が引くような内容だったろう。
同じ日、安倍首相は、「経済の好循環が生まれ始めている」と国会で答弁していたが、起ころうとしているのは、デフレへのスパイラルだ。
一気の消費増税は、成長をなぎ倒し、惨敗にアベノミクスを引きずり込んだ。
もはや、日本経済は、マイナス成長への転落が避けがたい情勢となった。
………
まず、8月の家計調査から見ていこう。二人以上世帯の季節調整済の実質指数は、前月比-0.3の93.4となり、
反動減からの回復どころか、2か月連続しての低下である。2013年度平均の100.4からは7ポイントもの差がつき、
昨年水準をいつになったら取り戻せるのか、見当もつかないほどだ。
その結果、家計調査の7,8月の平均は、増税と反動減で落ち込んだ4-6月期を更に-0.4下回るという、惨憺たる有り様である。
財政当局は、低迷を「悪天候」のせいにするが、図で分かるとおり、勤労者世帯の実質実収入とパラレルになっており、
「カネがないから買えない」ことが如実に表れている。それとも、収入が足りないのも、お天気のせいなのか。
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ここで、7-9月期のGDPを予想してみる。GDPの消費を占う8月の消費総合指数は未発表だが、家計調査の「除く住居等」が
跳ねたことや供給側指標からすると、前月比横バイか、若干のプラスに止まるのではないか。
また、9月も、東大物価売上高指数からすると、前月と同様の状況にある。したがって、7-9月GDPの消費は、
前期比で+0.3程度と思われる。
他の需要項目については、今のところの大まかな感じは、民間投資が設備のプラスと住宅のマイナスでゼロ、外需も寄与度なし、
公需は寄与度0.2くらいか。これに、消費の寄与度の0.2を合わせ、7-9月期は、前期比0.4、年率1.6%成長のイメージである。
すなわち、リバウンドの期待は崩れ、L字型の底バイに終わるということだ。
もっとも、「不良」在庫の増加が止まらず、もう少し成長が高くなるかもしれないが。
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