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女優の北乃きい（２３）が、第１９回釜山国際映画祭に出品された日韓合作映画
「ザ・テノール 真実の物語」（１１日公開）の舞台あいさつで当地を初訪問した。
総合司会を務める日本テレビ系「ＺＩＰ！」（月～金曜前５・５０）の生放送の合間を縫って
駆けつけた北乃を、主演の韓国俳優ユ・ジテ（３８）らが大歓迎した。
強い潮風に、長い髪がたなびく。海雲台（ヘウンデ）ビーチ沿いの屋外会場でのトークイベント。
「北乃きいと申します。大好きな作品で釜山に来られて、とてもうれしいです」。
初々しくあいさつする姿に、５００人超の観客から温かい拍手が鳴り響いた。
海外映画祭は、昨年６月に主演作「爆心 長崎の空」で中国・上海国際映画祭を訪れて以来２度目。
だが、今回は不思議と自分が“お客さん”という意識はない。
隣に現地の人気俳優、ユ・ジテやキム・サンマン監督（４４）がいたからだ。
映画は、がんで声を失った韓国のオペラ歌手と、彼を支えた日本の音楽プロデューサーの実話を描く友情物語。
北乃はプロデューサーのアシスタント役を演じた。
この日の晴れ舞台に参加するべく、「ＺＩＰ！」の生出演がない土日を利用し釜山へ。
東京発の直行便では間に合わないため、早朝に羽田をたち福岡経由で昼には到着。
さまざまなイベントや取材から、夜の上映会に舞台あいさつと、初めての釜山を駆け抜けた。
再会したジテとのコミュニケーションは「ほとんどボディーランゲージ。あとはちょっとの英語です」と北乃。
現地の反応を肌で感じ取り「不思議ですよね。言葉は通じなくても、気持ちで通じ合える。
そのすてきな雰囲気が映画に反映されていると思う」と、映画の成功に手応えをつかんでいた。
いかそ
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