14/10/01 12:27:12.26 6zibOZdw0 BE:443951571-PLT(16555) ポイント特典
sssp://img.2ch.net/ico/nida.gif
消費者はもうちょっと疑問を持って!
野菜ジュース1本で、本当に「1日に必要な野菜」が取れるのか。コーヒーフレッシュはなぜカフェに
タダで山盛りに置いてあるのか。「消費者は疑問を持ってほしい」と安部司さんは忠告する。
まず「1日に必要な野菜が取れる」という表示はトリックだと指摘する。厚生労働省が、健康を維持するには
成人1日当たり350g以上の野菜を取ることを推奨しているのだが、「その数字を基に、1日に必要な
野菜350g分を計算上、入れたということであって、野菜350gを取った場合の栄養素が入っているわけではない」。
栄養素がない野菜ジュースを飲んでも気休めにしかならない。そこにあるのは飲んだ人の
“満足感”だけである。安部さんは「特に『濃縮還元』タイプのものは、栄養素がほとんどない」と教える。
その製法はこうだ。
まず野菜は世界各国から輸入される。野菜の原産地を見られるQRコードがパッケージに記載されている
商品や、メーカーのホームページで公開している商品もある。
「基本的に、メーカーは値段が安ければ世界中どこからでも集めてきます。だいたい15カ国ぐらいだが、
中国産もある。となると気になるのは残留農薬のリスク。今のところ、輸入時の検査で違反はないが、
何か問題が起きたときに、どの国のどの野菜が原因だったのか追跡できるのか不安が残る」
それらの野菜を加熱して6分の1の体積に濃縮。ケチャップのようなどろどろの“濃縮ペースト”を冷凍して、
日本に輸入する。体積が6分の1だから、運賃も6分の1になるというわけだ。
この“濃縮ペースト”に水を加えて元に戻したものを「濃縮還元」と呼ぶ。国内で戻せば「国内製造品」と
表示していい。
野菜ジュースのパッケージに「濃縮還元」「国内製造品」と書いてあったら、消費者は「安心、安全。
体にもよさそう」と思うだろう。
だが、「この方法だと、香りはもちろん、ほとんどの栄養素が失われてしまう。食物繊維は飲みにくくなるので、
あらかじめ取り除いている。メーカーによっては香料やビタミンC、ミネラル、カルシウムなどの食品添加物で
補っています」。
URLリンク(toyokeizai.net)