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危険ドラッグタクシー、乗客「大丈夫か」と心配 2014年09月27日 10時10分
危険ドラッグを吸ってタクシーを運転したとして道路交通法違反（過労運転等の禁止）の疑いで警視庁に
逮捕された東京都豊島区池袋、元運転手丹沢彰二容疑者（５４）が、「落ち込んだ気持ちがすっきりするので、
半年ほど前から吸い始めた」と供述していることが同庁幹部への取材でわかった。
車内で会話がかみ合わず、乗客に心配されて声をかけられる様子も記録されていた。
同庁では、以前から危険ドラッグを使用して運転していた疑いがあるとみている。
発表によると、同容疑者は８月７日午前４時１０分頃、大田区田園調布の住宅街を通る区道で、危険ドラッグを吸って
正常な運転ができない状態でタクシーを運転した疑い。
巡回中の警察官が、タクシーがハザードランプを点灯したまま急発進、蛇行運転しているのを発見、
職務質問したところ、同容疑者は目の焦点が定まらず、問いかけにも反応が乏しかった。
車内からは危険ドラッグの植物片が入った袋やパイプが見つかった。
調べに対し、同容疑者は容疑を認め、「前日昼過ぎの乗務開始後、客を乗せる合間に車内で複数回、
危険ドラッグを吸引した」などと供述。
職務質問を受ける数分前にも近くの路上に止めた車内で吸ったことを認めているという。
車内の様子を記録するドライブレコーダーが設置されていたが、同容疑者は自分の姿が映らないようカメラの向きを変えていた。
ただ、音声は記録されており、話がかみ合わず、乗客から「大丈夫か」と声をかけられる様子や、
危険ドラッグを吸うパイプに火を付ける音などが残されていた。
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