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ビットコイン考案者の正体明らかに？ナカモト氏のメールにハッカー侵入
想通貨ビットコインを考案したとされるサトシ・ナカモト氏の暗号化された電子メールアカウントの1つにハッカーが侵入したもようだ。
このハッカーは、ナカモト氏の正体がわかる情報を公開すると表明している。
ハッカーは「satoshin@gmx.com」のメールアカウントに侵入し、これを乗っ取ったもよう。
このアドレスは、2008年8月にビットコインの考案者が発表した論文の一番上に記載されていたものと同じ。
このアドレスからは数多くのメッセージが米東部標準時間9日午前までの24時間にオンラインフォーラムや個人宛てにも発信されていると報道されており、
その文書スタイルはビットコイン考案者がこれまでに発表してきた文書とは異なっている。
その中の1通で、送信者は25ビットコイン―現在の価格で約1万1700ドル（約125万円）―を支払ってくれたら、ナカモト氏の正体を公表すると約束している。
同じメールが、テキストデータの保存・公開ができるウェブアプリケーション「ペーストビン」のフォーラムにも届いている。
「サトシ・ナカモト」の名前で活動していた人（もしくは、人々）は、2011年春に他の熱心なビットコイン信奉者との交流を一切絶った。
それ以来、ビットコインの利用が増え、その価値と認知度が広がるにつれて、「サトシ・ナカモト」氏の身元を調べようとする動きが広がった。
だが、決定的な証拠は何も出ていない。
今回の「事件」が、このミステリーを解くことになるかどうかは不明だ。
たとえハッカーがナカモト氏の古いアドレスを乗っ取ったとしても、そのハッカーがビットコイン考案者の身元を割り出す情報にアクセスしている証拠はどこにもない。
雑誌「WIRED」はハッカーの名前を「ジェフリー」だと報じた。
ウォール・ストリート・ジャーナル（WSJ）は「satoshin@gmx.com」宛てに電子メールを送信したが、先方には届かず戻ってきた。
ドメイン「GMX」の管理者は情報の求めに応じていない。
このメールサービスはユーザーに匿名でのアカウント作成を認めている。
URLﾘﾝｸ(jp.wsj.com)