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やしきたかじんさんの隠された出自とは~あるジャーナリストの覚悟
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
なるほど、ただの評伝ではなかった。小学館ノンフィクション大賞優秀賞を受賞し、
9月11日に小学館から出版される「ゆめいらんかね やしきたかじん伝」のことだ。
著者は大阪在住のフリージャーナリスト、角岡伸彦氏。自身が被差別部落出身であることを公表し、
単行本ではデビュー作「被差別部落の青春」(1999年、講談社)から、2011年に講談社ノンフィクション賞を
受賞した「カニは横に歩く 自立障害者たちの半世紀」まで、足元からの目線で一貫して『差別』と向き合ってきた。
その角岡氏が初めて芸能人を描いた。なぜ今回は、『やしきたかじん』だったのか‐。
その内容は期待にたがわず、タブー視されてきたカリスマの“出自”に踏み込んだものだった。
(中略)
8月末に都内で行われた贈呈式に伺った。角岡氏はツボを押さえた漫談調の関西弁トークで東京の業界人を
沸かせ、落語でいう“マクラ”の部分だけで「受賞者あいさつ」の予定時間を越えてしまった。
選考委員の作家・椎名誠氏は「テレビでしゃべるとか、別の方向があるんじゃないですか?」と、なぜかタレント性
を評価(?)。それはさておき、壇上のスピーチは想定外の“延長戦”に入り、そこで本書の核心が語られた。
角岡氏が「やしきたかじんさんの父は在日韓国人1世で…」と、これまで公には語られてこなかった文言を発した瞬間、
会場の空気がキュッと引き締まった。さらに同氏は言葉を続けた。「(世の中で)あまり知られていないこと、
たかじんさんが隠していたことを書くということは、すごいプレッシャーでした。僕自身は部落出身ですが、人のルーツを
書く時はナーバスにならざるを得ない」。99年に死去した実父の周辺取材は難航したという。
今年1月3日のたかじんさん死去以降に取材を始め、応募締め切りが4月というタイトな日程。
さまざまな制約もあり、踏み込めなかった部分もあって大賞は逃した。