14/09/04 22:02:47.02 eRPuebCG0 BE:743595311-2BP(2000)
sssp://img.2ch.net/ico/opai3.gif
欧米の白物家電市場に“姿”なし 韓国勢の後塵拝す日系メーカー
米国の白物家電市場も見てみよう。「コンシューマー・レポート」誌8月号は、洗濯機と乾燥機の“格付け”を掲載していた。
推奨の洗濯機40台のうち、米系が21台、韓国系が19台だ。乾燥機は20台のうち、米系9台、韓国系11台。日系の機種はそのどちらにも姿がなかった。
米国では韓国勢のブランド力が強い。同誌の読者投票による信頼性ランキングにもそれが現れている。
正面から出し入れするフロントローダー(ドラム)式洗濯機は、1位LG電子、2位サムスン電子。
乾燥機では電気式が1位LG、ガス式は1位LG、2位サムスンだ。ここにも日系の機種は登場しない。
つまり日系メーカーは、欧州だけでなく米国の白物家電市場でも存在感がないのだ。
過当競争で赤字必至の市場ならば参戦しないのは合理的判断だが、韓国勢は利幅が厚いハイエンドの高価格帯でしっかり稼いでいる。
前述の格付けランキングで、フロントローダー式洗濯機1位のLGの機種は1600ドル(約16万円)もする高級機だ。
上から出し入れするトップローダー式洗濯機の1位もLG製で、1200ドルである。乾燥機では1~2位がサムスン、3位はLGだが、それらは1500~1600ドルだ。
日系メーカーは海外でのビジネスチャンスを逸している。
白物家電は世界各国の生活慣習や家の構造によってニーズが大きく異なりやすい。そのため、外国企業が販売を拡大するには緻密なマーケティングが必要になる。
例えば、米国の一軒家は広く、洗濯機や乾燥機はキッチンやリビングよりも下の階に置くことが多いので、アジアほど低騒音は重視されない。
最近は離れた場所でも進捗状況が分かるように、Wi-Fi(無線LAN)でスマートフォンに情報を通知する洗濯機や乾燥機が人気を呼んでいる。
電子産業におけるマーケティングの話だが、韓国系と日系の差を湯之上隆氏が著書『日本「半導体」敗戦』で指摘している。
半導体メモリのDRAM市場では日系メーカーは消え、韓国系が世界を制している。その理由の一つに、サムスンのメモリ事業部にはマーケティング専任者が
230人もいる点が挙げられるという。一方、日系には数人しかおらず、過去の市場統計を分析しているにすぎないらしい。
URLリンク(diamond.jp)