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VAIOのいま、そしてこれから(5) - PC事業はなぜ赤字だったのか 2014/09/03
「言葉には出さないが、社員全員が『一度は潰れた会社』という意識を持っているはず」と、関取社長は語る。
低価格モデルが中心の戦略で収益性が悪化。そこに、出荷台数が目標未達が影響し、大幅な減収減益に見舞われることになったのだ。
「PC事業は、ボリュームを追求することが優位に働くのは確か。ソニーのPC事業もそれを指向していた。
だが、それぞれの国で求められる製品を見てみると、機能や価格帯がまったく違う。極端にいうと、人気となる色も違う。
それぞれのニーズに対応すると、自ずとシャーシ数が増え、SKUが増える。これでは競争力が発揮できなくなる。
それを解決するにはどうするか。そのためには、どこの国でも受けそうなバランスを取った平均点の製品を出そうということになる。
その結果、VAIOらしい尖った製品がなくなってしまった」―。VAIOらしくない製品が登場する温床ができあがってしまったともいえる。
赤羽副社長が語る「集中できていなかった」という反省点の素地は、ここにあるようだ。
成長戦略へのシフトは、VAIOの事業フォーカスが普及モデル偏重の体制にならざるを得ない状況を生み出し、
VAIOならではの「尖ったこと」に集中した製品を投入できない状況を生み出した。
関取社長は、「こうしたことは、さまざまなメーカーで起こっていること」と前置きし、
「平均点を追求すれば、だんだんエッジが立たない製品ばかりになっていくのは当然のこと。
しかし、やっている人たちは、妥協して作っているなんてまったく思っていない。
世界で勝つために作った製品であり、自信を持って開発した製品であることには変わりがない」と断言する。
赤羽副社長も、「VAIOに対しては、平均点のものを求めている人なんていない。
それがわかっていながらも、成長を追求するあまり、平均点のものを作り始めてしまった」と振り返る。
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