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真夏の熱戦、第96回全国高校野球選手権大会が今年も甲子園球場で始まるが、
日本高校野球連盟で導入が検討されている“タイブレーク方式”には球児たちが「反対!」のシュプレヒコールを上げた。
春夏の甲子園大会で選手の体調面を考慮し、高野連は全加盟校にタイブレークの可否を問うアンケートを実施。
結果を8月末までに集約して議論を進め、決まれば来春にも導入される。
しかし、本紙が今大会出場の球児50人に緊急アンケートを実施したところ、100%が「NO」の返答。“当事者”たちの訴えとは―。
球児らは黙っていなかった。ある関東の高校の選手が「心配してくれるのはありがたいけど、僕らは延長15回までやれるようにトレーニングをし、
そのつもりで体づくりをしてきた。全然今まで通りで問題ないっすよ。それまでの流れもあるし、見てる方もその方が面白い。絶対、反対です」と言えば、
東海地区の高校の選手も「なんで打たれてもないのに走者を出さないといけないんですか。そんなので負けたら一生悔いが残ります。制限されたくない」と訴えた。
関西地区のある投手は「僕は15回投げたこともありますが、投げる側としても走者なしの方が勝負として納得できる。
中途半端な終わり方になる。疲労はたまってもそれも勝負のうち。そのためにここまでやってきたんです」ときっぱり。
九州地区の選手も「早く終わらせることを前提にすると余計にピッチャーの重圧になる。
目先の判断なんじゃないか」と首をかしげ、導入に賛成する球児は1人もいなかった。
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