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2014年7月29日、英紙・ガーディアンによると、絶滅が危惧されているセンザンコウが中国で今まさに食材として食べ尽くされようとしている。
センザンコウには8種あるが、そのどれもが絶滅の危機に瀕している。30日付で環球時報(電子版)が伝えた。
8種あるセンザンコウは主に中国、東南アジア、アフリカに現存している。
中国では国家二級保護動物に指定されており、2013年には世界自然保護基金(WWF)がミミセンザンコウとマレーセンザンコウを絶滅危惧種に指定した。
毎日新報によると、過去30年間で中国に現存するセンザンコウの数は90%減少し、その大半が中国人の食卓に上った。
ロンドン動物協会保護プロジェクトの責任者は、過去10年間に世界全体で100万頭を超える野生センザンコウが違法に捕獲され、
中国とベトナムの密貿易が危機的状況を生み出していると指摘。中国やベトナムなど東南アジアでの現存数はごくわずかでしかないと述べた。
WWFの専門家グループは29日、センザンコウの保護プログラムを発表した。
絶滅を防ぐには少なくとも400万ポンド(約6億9500万円)を要するが、そのうちの200万ポンド(約3億4750万円)は中国とベトナムにおける需要を減らすのに使う必要があるとしている。(翻訳・編集/岡田)
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