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「 壮絶な幼少時代を過ごした下村文科相の目指す教育改革 」
政界で最も誠実な人物を三人挙げるとしたら、私は間違いなく下村博文氏をその一人に入れるだろう。
以前から教育こそ氏の天職だとも感じていたが、氏の著書『9歳で突然父を亡くし新聞配達少年から文科大臣に』(海竜社)を読んで、
文部科学大臣としての氏への信頼はますます深くなった。
本の題名通り、氏は9歳で父親を交通事故で失った。氏を筆頭に幼い3兄弟が残され、母は女手一つで3人を育てたが、それは今も昔も生易しいことではない。
しかし、貧しさの中で博文少年はけなげだった。父の墓を守ろうと頑張り、父の居ない寂しさと心細さにくじけそうになっては、夜、父の墓を訪れた。
大好きな父に聞いてもらいたいことを手紙に記して墓前に埋め、自分を支える力とした。心打たれ、涙を誘われる場面である。
賢い少年は目標を定め、努力を重ねた。夢を描き、志を立てて前進しようとする少年を支えたのが交通遺児育英会(あしなが育英会)だった。
氏は幾度となく述懐している─奨学制度がなければ自分は今とは別の人生を歩んでいたかもしれないと。
その場合、政治家下村博文はもとより文科大臣としての氏も生まれてはいなかったはず