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ネイマール「２cmずれていたら下半身不随」会見で涙、心の傷癒えず
腰椎骨折で離脱していたブラジルのＦＷネイマール（２２＝バルセロナ）が１０日（日本時間１１日）、
Ｗ杯準々決勝コロンビア戦で負傷して以来６日ぶりにリオデジャネイロ近郊のキャンプ地でチームに再合流した。
会見では骨折箇所が２センチ上にずれていた場合、下半身不随になる可能性があったことを告白し、涙を流した。
サッカーを二度とプレーできなくなったかもしれない。そんな恐怖が、再びネイマールの感情を襲ったのだろう。
コロンビアのスニガに背後から膝蹴りを食らい、腰椎を骨折したシーンについて質問が及んだ時だった。
「彼に僕をケガさせる意図があったのかどうかは分からないが、サッカーを知っている人ならば、あれが普通のタックルではないことが分かるはずだ。
背後から来る相手からは自分を守りようがない。守ってくれるのはルールだけだ」。初めは冷静に話していたが、感情は 抑え切れなかった。
「神様が守ってくれたんだ。もし２センチ（骨折箇所が）上にずれていたら、車椅子に乗っていたかもしれない」。
衝撃的な告白をすると、頬を涙が伝った。手で拭い「サッカー人生で一番大事な時に起きてしまったからね。でも、それも試合の一部だ」。
さらに涙があふれると「次の質問に行こう。ごめんなさい」。試合翌日、スニガ本人から電話で謝罪を受けたことも明かしたが、心の傷は癒えていないようだった。
チームの練習中にキャンプ地に到着。ファンからは「ネイマール！ネイマール！」の大合唱を浴び、チームメート、コーチ陣、スタッフとは次々にハグを交わした。
会見時はチームメートのサインが入った１０番のユニホームを着用。
「ミネイランの惨劇」となった準決勝ドイツ戦での１―７の敗戦については「何が起きたか説明する言葉が見つからない」と話した。
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