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日本一若い美濃加茂市長(29歳)、収賄容疑の逮捕は冤罪なのか?
週プレNEWS 7月10日(木)6時0分配信
6月24日、「日本一若い市長」が収賄容疑で逮捕された。
昨年6月、当時は岐阜県美濃加茂市の市議会議員だった藤井浩人氏は、同市の市長選挙に立候補し、28歳の若さで当選。
一躍、話題の人となった。その彼に何があったのか。
24日早朝、市役所に登庁した市長は、愛知県警と岐阜県警の合同捜査本部に任意同行を求められ、その日のうちに受託収賄、事前収賄などの容疑で逮捕された。
今回の逮捕容疑は、藤井市長が市議会議員時代に、市のプールの水の浄化装置導入をめぐり、便宜を図る見返りに業者から現金30万円を受け取ったとされる収賄だ。
なお、浄化装置は正式に採用されてはいないが、試験運用として同市の中学校のプールに設置されている。
すでに今年2月に別件の詐欺容疑で逮捕された贈賄側の設備会社「水源」社長の中林正善容疑者は、現金の授受について
「名古屋市で2回にわたって藤井市長と会食し、その際に、それぞれ10万円と20万円を渡した」と供述。
さらに、現金を渡したとされる日に、中林容疑者の銀行口座から、渡した額と同額の現金が引き出されていることが明らかになり、警察はこれを決め手に藤井市長の逮捕に踏み切ったとみられる。
一方、藤井市長は「収賄なんて事実無根」と自身のフェイスブックに書き込み、その後も弁護士を通じて身の潔白を訴え続けている。
同市の市議で、市長と同期当選したある議員は、こうコメントする。
「彼は本当にまじめで行動力のある青年ですよ。彼が現金などもらうはずはない。今は警察の調べを待つのみです」
そして、藤井市長の担当弁護士である郷原信郎(ごうはらのぶお)弁護士は、「政治家としては脇が甘い」との市長への批判について、
「問題の業者との会食は市議時代。しかも、業者が詐欺で逮捕される1年も前のこと。現金の授受がなければ、なんの問題もありません」と述べた上で、
今回の逮捕は警察の“勇み足” だったのではないかと指摘する。
(※続きます)