14/07/09 18:55:23.29 NyGaOLfA0 BE:323988998-PLT(44074) ポイント特典
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1.若者世代はテレビ離れが顕著
Chart1は、この7年の世代別の平日のテレビ視聴時間の変化を示したものです。熟年世代(50~64歳)とミドル世代(30~49歳)で大きな変化はみられませんが、
若者世代(15~29歳)では減少傾向がみられます。平日のテレビ視聴時間は平均2時間28分(2008年)だったのが、現在では平均2時間8分(2014年)に減少。
2014年の若者世代のテレビ視聴時間は2008年の86%に過ぎず、若者市場でのテレビの媒体価値は単純計算で14%減少しています。
Chart2は、若者世代(15~29歳)に限定し、平日のテレビ視聴時間の長さによる3区分の割合の変化を示したものです。
平日のテレビ視聴時間が1時間未満の「テレビ離れ派」の若者は2008年で17%だったのが2014年では28%とおよそ3割近くにまで増加しています。
2.熟年世代では大卒者がテレビ離れ
熟年世代はテレビをよくみる人たちです。Chart3は、熟年世代(50~64歳)に限定し、平日のテレビ視聴時間の長さによる3区分の割合の変化を示したものですが、
熟年世代の85%以上は平日テレビを1時間以上見ていることがわかります。3時間以上見ている人も常に安定して3割以上存在しています。
平日のテレビ視聴時間が1時間に満たない「テレビ離れ派」の熟年世代は13%(2014年)に過ぎません。
微増傾向にはありますが、熟年世代全体でテレビ離れが起きていることはないようです。
ところが、熟年世代では大卒の人と大卒未満の人とではテレビの視聴時間に開きがあります。Chart4は、熟年世代のテレビ視聴時間を最終学歴別にみたものです。
熟年世代における平日のテレビ視聴時間が1時間に満たない「テレビ離れ派」は、大卒未満では7%に過ぎないのに対して、大卒以上では20%と約3倍の開きがあります。
確かに、熟年世代市場でのテレビのメディア価値は他の世代に比べると高いですが、こと大卒者に対してはそのメディア価値も相対的に低くとらえられているようです。
また、熟年世代全体では「テレビ離れ派」が増加しているわけではありませんが、大卒以上では「テレビ離れ派」が少しずつ増加しており、
大卒以上の「テレビ離れ派」は2008年では16%だったのが2014年では20%にまで増加しています。(Chart5参照)