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少子化の原因は恋愛至上主義ではなかろうか
先日は七夕でもあったので、恋愛について書いてみたい。
とはいっても、素敵なロマンスの話ではなく、現代社会が当然と考えている「恋愛至上主義」、
あるいは「恋愛結婚至上主義」について、ちょっと相対化して考えてみたいと思う。
以前、ベストセラー『選択の科学』での興味深い研究結果を紹介しつつ「結婚の科学 恋愛と見合いどっちが幸せ?」という記事を書いた。
そこでは、結婚直後は恋愛結婚の方が満足度が高いのに、結婚後10年以上経つと、恋愛結婚の満足度はかなり低下し、
お見合い結婚(取り決め婚)の場合は年数を経るにつれて満足度が上がり逆転するというインドの調査結果が記されている。
日本でも、恋愛結婚の離婚率はおよそ4割、お見合い結婚の離婚率は約1割というデータがある。
大恋愛が繰り広げられるドラマや映画にどっぷり浸かっている現代日本人は、恋愛の末に結婚することが当たり前で、
それ以外の結婚、お見合い結婚はダサいという「恋愛至上主義」がいわば絶対的宗教のように信じられている。
だが、よくよく考えてみると、結婚後の幸せが結婚の形態だけで決まるかどうかは分からない。
こんなことを書くのは、日本の国家的危機となっている少子化の大きな要因として非婚化が挙げられ、
そこに問題が絡んでいると考えられるからだ。生涯未婚率は2010年時点で男性20.14%、女性10.61%で、1985年頃の両性とも5%未満から年々急上昇している。
結婚し子どもを持っている家庭の中での子どもの数はさほど減っていないのに、そもそも結婚している、
あるいは結婚できる割合自体がかなりの勢いで減っているのである。